ブームに乗っかって高級生クリーム食パンを焼いてみる

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1.5斤 パンとお菓子
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先日低温調理プリンを作った際に余った、中途半端な量の生クリームを使って食パンを作ります。

今流行りの高級食パンは大体生クリームが入っていますわな。それに乗っかってみようという魂胆です。

 

食パンはしょっちゅう焼いていますが、生クリームを入れるなんてもったいなくてなかなかできなかった。せいぜいバター多めのリッチ生地止まりでした。

ということで、これが初チャレンジです。

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天然酵母はお休みして、イーストで生クリーム食パンを焼く

今回は天然酵母ではなく、イーストを使ったパンに戻ります。

理由は……。

瓶割れ

中種を入れている瓶が割れてしまったから!ちょっとの欠けですが、破片が中種に入り込んでいたら大変。

高価なスペルト小麦の中種なのに、泣く泣く破棄しました。

 

今回は敢えて「高級」を連発していきます。

敢えてできるだけ高い材料を使います。(絶対普通の材料でできるんだけど)

高級な食パンの材料(1.5斤分)

材料

強力粉(北海道産はるゆたか) 400g
国産はちみつ 8g
北海道産てんさい糖 12g
牛乳 60g
生クリーム 60g
水 160ml

インスタントドライイースト 1.2g
無塩発酵バター 20g
ゲランドの塩 7g

 

家にある食材の中で高そうなものを選んで入れています。

特にはるゆたかは高級国産小麦粉の代表……。これを使ってることを売りにしている高級食パンを知っている。

はるゆたか

今回は少ないイーストで長時間発酵させ、じっくり粉のうま味を引き出す方法でいきます。

天然酵母パンを焼き続けたおかげで発酵待ちが苦にならなくなった。

作り方

  1. はちみつ、てんさい糖、牛乳、生クリーム、水を大きなボウルに入れ、溶け残りが無くなるまで混ぜる。特にはちみつは溶けにくいので、一生懸命混ぜる。
    液体を混ぜる
  2. 1に強力粉を一気に入れ、ゴムベラで粉に水分を吸わせるように混ぜる。ここでなめらかになるまで混ぜる必要は無い。
    粉を入れる
  3. 粉気が無くなったらインスタントドライイーストを振りかけ、ラップして30分置く(オートリーズ)
    オートリーズ
  4. 30分後、3と塩をパンケースに入れ、HBのパン生地モードで5分こね、バターを追加してもう10分こねる。
    HB
  5. 伸ばすと薄い膜が張るようになったらひとまとめにし、さらに平らにのばして縦3つ折り、横3つ折りに畳む。
  6. 畳んだ生地をタッパー(1.7~2リットルくらいの容量)などに入れ、蓋をして1時間ほど室温発酵→冷蔵庫で14時間低温発酵。
    発酵前
    本当は野菜室のほうがもう少し短い時間で発酵するのですが、それだと発酵完了が就寝時間に差し掛かってしまうので冷蔵庫へ。
  7. 生地が2.5倍くらいになったら発酵完了とします。
    発酵後
    生地を台に移して3等分して丸め、ラップなどをかぶせて30分のベンチタイム。室温が低ければもう10~20分長くベンチを取った方が良いのですが、なんせ夏なので。
    ベンチ
  8. 30分後、生地を成形して型に詰め、室温で油を塗った型の8分目くらいに膨らむまで二次発酵。今回は蓋をするのでU字成形でいきます。一本一本が太くて、なんだか蠢く芋虫のようになってしまった……。
    二次発酵前
  9. 8分目くらいまで膨らませたかったのですが、型に対して粉が少なかったのか二時間半経っても7分目止まり。
    二次発酵後
    ここで蓋をして210℃で20分→180℃で20分焼いて焼き上がり。型ごと台に打ち付けてショックを与え、網に取って冷ます。
    焼き上がり

 

焼いている最中からお菓子のような香りがしていました。いつもの食パンよりも、すごーく香ばしい!

これが生クリームの効果か、それとも発酵バターか。てんさい糖の香りもあるな。

「耳まで美味しく」を実現するために、焼き温度を二段階にしました。これである程度香ばしいけどほわっとした耳になる。

断面

やっぱり型に対してボリュームが足りなかったようで上の方がスカスカしていますが、許容範囲です。

しっかり焼けたバリバリの耳も好きですが、今回は優しい食感が欲しかった。

食パンは焼きたてよりも冷めたて!頂きます!

食パンは焼きたてのホカホカよりも、それが冷めたばかりが一番美味しいのだそうです。

確かに、焼きたてはちょっと水っぽい。

まだ熱や蒸気が残っているうちにカットすると断面が潰れてしまいますしね。

スライス

冷めたてをスライスして、何も付けずに頂きますよ!

おう……リッチな味。「お菓子のよう」とまでは行きませんが、ちょっと普段の食パンとは違う、特別感のある味わいです。

イースト少なめなのでイースト臭がほとんどなく、素材の香りがとても生きています。特に乳脂肪の香りがすごく立っている。

砂糖をたくさん入れているわけじゃないのに、甘い。美味しい。何も塗らないのが正解です。トーストも必要ないな。

 

世間で流行っている高級食パンの味に追いついたかはわかりませんが(食べたことが無い)、間違いなく高級な味です。

いい材料を使っているからというよりも、普段の食パンには入れていない生クリームやてんさい糖の味だと思います。

この味なら、わざわざ生クリームを入れる価値はあるな……。また生クリームが余ったら焼こう。クロテッドクリームの残り汁を入れたらどうかな。

 

このほんわか美味しい食感とリッチな味が劣化しないように、半分はスライスして冷凍しました。

さすがに1.5斤もあるので、常温保存だと全て食べきる頃には悪くなっていそう。最近雨が多いし……。

しばらく、高級食パンを楽しめるぞ!

今回使用したはるゆたかは富澤商店で買ったものですが、次は通販で買おうと思っています。なんせ重たいからさぁ。

 

次は家に在庫がある道産小麦「キタノカオリ」を使って焼いてみようかな!これも香りがいいんだよなー。

これ、最近品薄なんですよね。見かけたら即買いだな。

食パンはご飯みたいなものだと思っているが……

今回は高級、高級と連呼していますが、個人的には高級食パンブームが早く落ち着いてくれないかな、と思っています。

私は食パンは普段の主食、つまりご飯のようなものだと思っていて、特別なときに食べるものではないという考えを持っています。

毎日食べるから安全で美味しいのは当然。そして毎日買っても家計に響かない価格設定で、そして並ばなくても買えるものであってほしい。

時間をかけて並んで主食を買うなんて、何だか本末転倒な……。

 

自分はお金と時間をかけて食パンを焼いているのでこれも本末転倒感がありますが、これは買う方が安いし美味しいのに、趣味で野菜を育てるのと同じなんです。だから許して!

 

ということで今回はここまで。

最後の一文で気を悪くされた方がいたら、ごめんなさいね。

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