プリンと言えば、今主流になっているのはとろとろした緩めのものだと思います。
でも、これを自宅で作るのは大変なんですよね。
オーブンや蒸し器を使うと、しっかり固まった昔ながらのプリンになってしまう。
水分を多めにしてもつるんとしたものになる。どれも加熱の温度が高いせいです。
このような理由から自作は難しいと思っておりましたが……。
これが、低温調理器があればできるらしいのです。
ということで、さっそくやってみましたよ!
低温調理器でとろとろプリンを作る!
使っている低温調理器は富士商のFelioです。でもどんな低温調理器でもできると思います。
しいて言えば、水位が浅くても使えるものがいいと思います(Felioは鍋に結構な量の水を入れないと作動しない)
容器はここではお菓子屋さんの空き容器などをかき集めて作っていますが、新しく用意するなら細長いものがおすすめです。
広浅のものだと熱の加わり方が悪く、出来上がるのに時間がかかってしまいます。
材料 (125mlくらいの型5個分)
全卵 3個
卵黄 1個
牛乳 300ml
生クリーム 100ml
上白糖 60g
バニラビーンズ 1/2本
【カラメルソース】
上白糖 大さじ4
水 大さじ2
水 大さじ4
作り方
- カラメルソースを作る。上白糖と水大さじ2を小鍋に入れて火にかけ、上白糖が全て溶けてぶすぶすと煙が出るくらいまで焦がす。
泡が大きくなったあたりで大さじ4の水を入れて煮溶かし、軽く煮詰めておく。 - カラメルソースを容器に入れ、表面が固まるまで室温に置く(室温で固まらなければ冷蔵庫へ)
- プリン液を作る。全卵と卵黄を合わせてほぐし、砂糖、莢から出したバニラビーンズを入れて砂糖が溶けるまで混ぜる。
- しっかり混ざったら牛乳を少しずつ入れて静かに混ぜて均等にし、さらに生クリームも加えて混ぜる。
- 4の液体を2回漉し、カラメルを入れておいた容器に注ぐ。
- 容器の上面をアルミホイルで覆い、低温調理器を80℃、90分にセットする。
卵白の凝固点は78℃とされていますが、前に一度作った時は容器のせいか、78℃だといつまでも固まらなかったのです……。(細長い容器でやるなら78℃でもちゃんと固まるかも)
- 低温調理器の予熱が完了したら、プリン容器を鍋に置く。これが大変だった。容器の上部が1cmくらい水面から出るように置かなければいけない。皿や小鉢で上げ底して、なんとか置けました。
4つしか置けなかったので、残り1つは蒸し器で加熱しました(とろとろにはならなかった) - 50分後に様子を見ると、中心部が固まっていません。戻してあと40分加熱。
- 90分後。表面に膜が張ったようになり、火が通ったようです。このまま氷水に当てて冷まし、さらに冷蔵庫に入れて数時間冷やす。
冷えたら食べます!スプーンを入れると、ちゃんと掬える硬さなのに、トローリ感がしっかりある。
生クリーム多めなのでコクがある。
甘さ控えめに作っているので、カラメルと合せて丁度良くなります。あと、けちらずバニラビーンズを入れて良かった。香りがぷんぷんします。
卵は自然卵を使っているので卵黄の色が薄く、白っぽい仕上がりになりました。でも味はしっかりある!
これは容器を揃えて、冷やした後に生クリームなどでデコレーションすればおもてなしデザートにも向きますね。
あー美味しい。家でこんなプリンが作れるなんて!低温調理器、買ってよかった!
課題は鍋に並べるときの工夫
今回難航したのは鍋に並べるとき。
プリン容器が沈まない程度の水位にすると低温調理器が作動しないので上げ底が必須なのですが、ちょうど高さが合う小鉢を必要な数だけ入れると、今度は狭くてプリン容器が並ばない……。
低温調理器が当たるところを切り抜いた金網を沈めるとか、どうだろうか……。
うまく作れる工夫が見つかったら、また記事にしたいと思います。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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