ここ何日か、自家製アールグレイ酒に関連する話題を書き続けています。
一昨日はアールグレイラム酒が完成した記事。↓こちら
昨日はレーズンを漬け込み、アールグレイラムレーズンを作りました。↓こちら
今日はその締めとして、アールグレイラムレーズン食パンを焼きましょう。
そもそも、どこかで目にした「アールグレイ風味のラムレーズンパン」という存在をわが手で作りたくて始めたので、これが集大成ということになります。
ラムレーズンでもちゃんと発酵するか アールグレイラムレーズン食パン
普段からレーズン食パンはよく焼きますが、ラムレーズンを入れて焼いたことはない……。
菓子パンの上に散らして焼くようなのは作ったことがあるものの、お酒がじゅわっと染み出るようなレーズンを生地に練りこんで、果たしてうまく発酵するんだろうかと心配で、なかなか手が出せずにいたのです。
今日はその壁を越える日と思って、チャレンジしてみます。
今、牛乳をなるべく消費するよう呼びかけられています。
なので、水を全て牛乳に差し替えたリッチバージョンでいってみようと思います。
材料(一斤分)
強力粉(北海道産ヴァンドゥノール) 250g
インスタントドライイースト 2g
てんさい糖 12g
はちみつ(滝川産菜の花はちみつ!高級!) 12g
塩 5g
無塩バター 20g
牛乳 180ml
アールグレイラムレーズン 120g
※今回はアルコールを飛ばさないラムレーズンをそのまま練りこむので、少量ですがアルコールが残る可能性があります。
お子様も食べる場合は、煮切ったラム酒に漬けたラムレーズンを使用するなどした方が安心です。
作り方
- 強力粉とインスタントドライイーストを混ぜ込んでおく。てんさい糖とはちみつは牛乳に混ぜて溶かしておく(冷たすぎて溶けない場合は、分量内の牛乳を少量取って温め、そこに溶かしてから残りの牛乳を混ぜ込む)。
- 1の砂糖はちみつ入り牛乳にイースト入り強力粉を入れ、ゴムベラで粉気が無くなる程度に混ぜラップをして30分置く。
↓
- 2の生地をHBのパンケースに入れ、パン生地モードでこねる→5分後に塩とバターを入れ、コネ終了までお任せする。
- こね上がった生地を打ち粉した台に移し、薄く広げてレーズンを混ぜ込む。
レーズンを破らないよう、パン生地も破らないよう、中へ中へと巻き込むようにして混ぜる。
いつもだったらレーズンを入れたら雑にこねちゃうんですが、今回は汁気の多いラムレーズンなので生地を傷めないようにしないと失敗しそう。
表面にレーズンが出ないように丸くまとめる。
- これをタッパーに入れて1時間室温(21℃)→野菜室で6時間発酵。
↓蓋にくっつくほど膨らんだ。
- 野菜室から取り出した生地を打ち粉した台にそっと落とし、2等分して断面を巻き込むように丸める。レーズンが外側に出ないようにする。
明らかに右の方がレーズンが多い。 - 40分くらい室温に置いてベンチタイムを取る。そのあと丸め直してガス抜きし、油を塗った1斤型に入れて型の8分目に膨らむまで室温二次発酵。
↓2時間半後
具なし食パンよりふくらみが遅い。ラム酒のアルコールが何か作用しているのか……?膨らみ方も左右差がある。 - 蓋をして200℃のオーブンで28分焼く。(山食レーズンパンにする場合は蓋なしでも)
- 焼きあがったら網の上に出し、冷ましてできあがり。型にくっついている部分があって、一部崩れました。
画像が下手ですみません。
紅茶の香り漂うレーズンパン
焼き上がりが夜の11時だったので、そのまま冷まして翌朝の朝食にします。
断面はこんな感じ。
まず、ちゃんと膨らんでよかった……。
レーズンを破らないよう気をつけすぎて、均等に散らなかったなぁ。
でも、レーズンが多いところと少ないところがあるのも食べてて楽しいですよね。
不思議と、焼くと紅茶の香りが立ちますね。焼いている最中にラムの香りは飛んでしまうのか?
でも食べるとわずかにアルコールが残っているのがわかります。大人向けのパンです。
あと、紅茶の渋味というか苦みがあって、パンの味を引き締めています。
朝食向けかと聞かれればなんとも言えませんが、パンとしては上等の出来です。
こんな、アールグレイの上品な香りが含まれるレーズンパン、初めて食べる。我ながらよくできた。
焼き立てのふんわり食感もいいんですが、ミルク食パンだけあって、トーストするとサクッとしてまた美味しいです。
ミルク、ラム、レーズン。そして小麦粉。この4つが合わないわけがないんですよね。
そして紅茶風味も当然マッチする。
贅沢素材(そもそもアールグレイラムレーズンに手間がかかっているし)で作るパンなので普段の食卓用にはできませんが、ずっと気になっていた「アールグレイ風味のラムレーズンパン」というものが作れてよかったです。
ラムレーズンは関係ないですが、この水分を全て牛乳で作る食パン、すごく美味しいです。
きめ細かくふんわり、焼くとさっくり。贅沢仕立てですが、今度は牛乳100%のプレーンな食パンも焼きたい。
これでフレンチトースト作ったら絶対美味しい
今回は1斤という少量しか作らなかったので、残るなんてことはありませんでした。
が、もし数日で食べきれずに固くなってしまった場合、フレンチトーストやパンプディングにすると絶対に美味しいと思います。
そもそもこれらは卵液にラム酒やブランデーを入れることがありますからね。
ついでに、よろしければレーズンパンのリメイク法の記事もどうぞ。
緊急事態宣言からこっち、在宅時間が長いからと、いろんなレシピを試してみています。
次は何を作ろう。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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