「辛さ○倍」を選択できるカレー専門店。
辛さの好みが違う人と一緒に行っても、それぞれの好みに合うカレーを食べられるので嬉しいサービスです。
自宅でも辛さが選択できれば……と思って調べたところ、カレー屋さんの辛さ調整用スパイスの作り方を見つけたので早速作ってみます。
某有名スープカレー屋さんの辛さ調整スパイスを作る!
ここではいつものようにスパイスミルなど使わず、自慢のアイテム・薬研を使って作ります。
ミルも薬研も持っていない方は、すり鉢で何とかなると思います(但しかなり香りが付きます)。
作っている最中は唐辛子の粒子が室内に舞うので、マスクをして作業することをおすすめします。
また、手の皮膚が弱い人はゴム手袋を推奨します。
材料 おおよそ50gくらい
50gということは、10倍の辛さのカレー100杯分近くに相当します。
激辛にしたい人はもっと消費が早いかもしれません。
鷹の爪30g、コリアンダー10.5g、クミン7g、そしてピッキーヌ4g。
唐辛子だけではなく、カレーの香りのベースとなるコリアンダーとクミンも入れるんですね。
ピッキーヌは「プリッキーヌ」「バーズアイ」とも呼ばれる小さな唐辛子で、タイ料理に入っているあれです。小さいくせに辛さは鷹の爪の二倍にもなるのだそうな。
今回はジュピターで買いましたが、あまり見かけないので通販がおすすめです。
恐らく、このピッキーヌが恐らく味の決め手となるので、必ず入れた方が良いと思います。
作り方
- スパイスをフライパンなどで乾煎りします。目安は鷹の爪が指でもホロホロに砕けるくらいまで。この段階から換気扇をガンガンに回して下さい。空気を吸うだけでかなりむせるので、外に誰もいないことを確認してからの方が良いでしょう……。
- 煎ったスパイス類を薬研またはスパイスミルやすり鉢に入れ、粉末になるまで挽く。
うちの薬研では一度に挽けなかったので、3回に分けました。
- 粒子が粗いようなら茶漉しなどでふるい、残ったものをもう一度挽いてなるべく細かくする。
ふるうとこれくらい細かくなります。↓
- できたものを密閉できる瓶などに入れてできあがり。香りが飛ばないうちに使い切った方が良いと思います。
唐辛子の香ばしい香りとコリアンダーの清涼感、そしてクミンの独特の香りが混ざってとても食欲をそそります。
ちょっと舐めると超辛い!ただの一味よりも辛さを感じる。これがピッキーヌの力なんでしょうか。
いつものカレーを辛さ10倍にして食べる
辛さ1倍につき0.06gスパイスを追加するのだそうです。きっちり量ってカレーに入れてみる。
でも、これだけではスパイスの力はわからないだろう……と思い、いっそ10倍にして入れることにしました。それでも0.6g、小さじ1杯にもなりません。
ちなみにいつものカレーは、市販の中辛と辛口を半々ずつ混ぜたもの。これだけでもやや辛口ですが……。
ご飯と一緒に。添えてあるのはきゅうりと長いものピクルスです。
心なしか、赤っぽくなった気がする……。
一口食べるとじんわりホットな辛味が来て、しばらく続きます。
二口目には辛さに敏感になっているので「おっ辛い!」とすぐに感じられるくらいになりました。
そして、食べるごとに辛くなっていく不思議な感じ。ご飯が進む!!
また、唐辛子以外のスパイスも入っているおかげで、スパイスを入れる前よりも香りが良くなっている!
10倍だとしっかり辛さを感じられますが、辛くて食べられないレベルではありませんでした。ここは個人差があるかもしれませんが……。
次は15倍くらいで試してみよう……。
いつでもカレーの辛さを変えられるのはとても便利
うちはカレーを大量に作り、3日くらい食べ続けます。
そのため、3日目には飽きてしまうこともよくあるのです。
そんな時にこのスパイスで味変すれば、いつまでも飽きずに食べられるので便利ですね。
また、お子さんと大人用にカレーを作り分けている人にもおすすめです。
このスパイスがあれば、甘口カレーに足すだけで大人味に変わりますよ。クミンとコリアンダーの風味も加わって、かなり奥深い味になる。
おすすめです。
ということで今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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