昨日の記事で、麦麹を使ったしょうゆ麹を作ったお話をしましたが、この美味しさを活かして、北海道の代表的B級グルメ、ザンギを作ってみました。
本来なら醤油と酒、にんにく・生姜をベースにしたタレにみりんや砂糖で甘みを付けるのですが、しょうゆ麹には醤油はもちろん、お酒に近い麹のうま味と甘みもあります。その上麹の力でお肉が柔らかくなる効果も期待できますから、美味しくできないわけはありませんよね!
しょうゆ麹を使ったザンギを作ろう!
ということで材料と作り方です!
うちはたくさん食べるので4人分としていますが、やや小さめのザンギが、数にして大体24個くらいできます。(一人前6個計算)
「多いな……」と思ったら、タレに漬かった状態の鶏肉を冷凍しておけば、解凍して粉と卵をまぶして揚げるだけでザンギが食べられますよ!
というか、漬け込み時間が惜しい人の作り置きにも向きます。
材料【4人分】
鶏もも肉 3枚(約700~800gくらい、もも2枚+むね1枚でも)
【調味料】
しょうゆ麹 大さじ4
おろしにんにく 2かけ分
おろししょうが 2かけ分
ごま油 大さじ1
お好みで五香粉 小さじ1/2
卵 2個
片栗粉 3/4カップ
揚げ油 適量
もちろん、市販のしょうゆ麹でも作れますよ!
作り方
- 鶏もも肉は1枚を8切れくらいに切り、調味料と共にボウルに入れて揉み込む。
揉み込んだ後の状態で冷凍しておくと後で作りたい時に楽です。 - 調味料がなじんだら卵と片栗粉を入れてさらに揉み込み、冷蔵庫で1時間以上置く。
- 揚げ鍋に油を入れ、170℃に熱して衣をたっぷり絡めた2を投入していく。麹の粒も一緒に絡めてしまいましょう。
ウヒョー!美味しそう! - 170℃を維持して6~7分揚げ、ひっくり返して2~3分。上げ際に強火にして表面をカラッとさせて引き上げます。
- 器に盛り付けてできあがり。お好みでレモンを絞っても良いですが、しょうゆ麹の風味を満喫するためにはそのままがおススメ!
やっぱり醤油を使っているので、塩ザンギよりも色が濃い目になります。
また、塩ザンギのレシピよりも片栗粉と卵が多めになっているのですが、それは衣を厚めにしてしっかりさせた方がジューシーになり、醤油風味の濃い味に負けないから。
薄く粉をはたいた程度の唐揚げとは全く違う食感をお楽しみください!
味はどうだ!
ザンギは揚げたてが美味しい。早速食べます。
この日の献立は、ご飯、味噌汁、ザンギ、たくあん、そしてさっぱり味のきゅうりの酢の物です。
まず食感!衣が厚めですが、卵が多いのでサクッと口当たりやわらか。そして、たまに歯に当たる麦麹のツブツブ感が意外に美味しい!
味。砂糖を使ったザンギは少量の砂糖でも甘みが口に残りますが、麹の甘味はすっきりしていて自然な感じです。
みりんを甘味に使うレシピもありますが、それだと肉が硬くなりやすいと言われています。でも、麹を使えばむしろ柔らかくなる!
しょうゆ麹を使うメリットはもう一つ。それは、液体の調味料を使うよりもシャバシャバになりにくく、それなのにしっかり味が付くということ。
しょうゆやお酒をたくさん入れると衣が余る……という問題も解決です。
ザンギの味はご家庭それぞれ
大人も子供も大好きなザンギ!
どのスーパーでも安価に買えますが、揚げ置きを温め直すよりも、やっぱり自宅で揚げたてを食べるのが美味しい!
ご家庭それぞれの味があるのもザンギの特徴ですね。誰でも、自分の家のザンギが一番好きなんじゃないかな。
ちなみに私のザンギは「にんにくと生姜強め・五香粉入り・衣は卵と片栗粉」という、実家のザンギとは全く違う自分の味を確立しています。
実家は「にんにくゼロ、しょうが強め、砂糖多め、衣は片栗粉のみ」。これも嫌いではないんですが、私の口には甘いんですよね……。
他にも、甘みが全く入らないザンギとか、衣が小麦粉のザンギとか、家によって違うと思います。
自分のザンギにまだ出会えずにいるようなら、色々と試してみると楽しいですよ!
今回のしょうゆ麹ザンギも是非ご参考に!
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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