北海道の人なら「かすべ」をご存知ですよね。
つまり食用のエイのことですが、道外ではあまり食べられていないそうです。
コラーゲンたっぷりで軟骨まで美味しいかすべが安かったので、煮付けてみました。
そんなレシピをご紹介しますね。
かすべの煮付けのレシピ
一般的に食べられているかすべには「真かすべ」と「水かすべ」がありますが、今回は真かすべを使います。なぜなら安かったから。(98円/100g!)
真かすべは身が厚く、水かすべは薄めです。どちらも美味しいですが、個人的には真かすべの方が食べ応えがあると思います。
調味料は500gのかすべで作れる量にしてあります。
これが何人前に相当するかは人それぞれだと思いますが、2~4人前と表示しておきました。
材料(2~4人分)
真かすべ(皮をむいてあるもの) 500~600g
【煮汁】
水 カップ1
酒 カップ1
醤油 カップ1/4
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ2
生姜 2~3かけ
【飾り用】
白髪ねぎ 少々
生姜のせん切り 少々
作り方
- かすべをザルなどに並べ、熱湯をかけて両面を霜降りにする。この作業をすると臭み抜きになります。
- 煮汁用の生姜をスライスし、煮汁の材料と共に強火で煮立てる。
- かすべを重ならないように入れ、落し蓋をして、表面がしっかり固まるまで強火で煮てからその後中火に落とす。
- 10~15分ほど煮て煮汁が煮詰まり、とろりとしたら出来上がり。せん切り生姜と白髪ねぎを添えると美味しいです。
白髪ねぎが太すぎました。
お皿のサイズに合わせて一切れだけ盛り付けていますが、二切れくらいは軽くいけます。
軟骨も食べられます。煮る時間によって歯応えが変わりますが、コリコリしているくらいが好きという人が多いようです。
翌日の楽しみは煮凝り!
かすべはコラーゲン豊富な食材ですから、美容のためにもどんどん食べるべきと言われています。
コラーゲンが豊富な魚は、煮付けにすると煮汁が煮凝りになるんですよね。
かすべの煮凝りはブルッブルに震えるくらい固めで、うま味も濃くて美味しいです。
これを翌日の昼食にご飯と共に食べるのが楽しみです。
きっとコラーゲンもしっかり摂れているはず……。
美容を気にしている方は是非、かすべを食べて!
かすべは安いけれど鮮度に注意
旬のかすべは100gで100円しないくらいで手に入ります。
ただ、鮮度が悪いものには要注意。エイの仲間は体内に尿素を溜め込む性質があるので、水揚げされてから時間が経つとアンモニア臭を発するようになるのです。
今回は新鮮なものを買えたので臭みは全くありませんでしたが、ハズレを買ってしまうと処理に困ってしまうんですよね。
もし、臭みの強いものに当たってしまった場合は、生姜とお酒を多めにして(水を全てお酒にしても良いくらい)煮ると和らぎます。
では、今回はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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