お盆です!この暑いなか、自宅でゆっくりと休暇を過ごされる方も多いのではないでしょうか。
今日は家でダラダラ過ごす日の味方、麺類の話です。
最近安物のそうめんが美味しくないとかどうとかネットで話題になっていましたね。
その話を見て、「そういえば、日本三大そうめんってどこだっけ……」と気になったため、調べてみました。
そうめんだけでは内容が薄かったため、せっかくなので日本三大そば、うどんなども調べてみました。
今日はその中からそうめん、そばについてご紹介します。
うどんについては色々あって後日のご紹介となります!
※ここでいう三大とは、知名度をメインとした評価です。味は好みがありますし、優劣をつける目的ではないことをご了承くださいませ。
日本三大そうめん
まずは夏に美味しいそうめん。全国区で知られているのは揖保乃糸などの播州そうめんですが、他の2つは一体どこのそうめんなんでしょう。
揖保乃糸が有名な播州そうめん
そうめんと言えば揖保乃糸。これは「播州そうめん」というご当地そうめんの一つなんです。
播州、今でいう兵庫県の南西部にある揖保川流域で生産されるそうめんを播州そうめんと呼びます。
現在はたつの市での生産が主だそうです。
ちなみに、ネットで話題となったときも揖保乃糸の美味しさに触れられていました。確かに美味しい。
揖保乃糸って、スーパーに並ぶ商品から贈答用の桐箱入りまでランクが分かれていて、高価なものはそれはもう美味しいそうです(スーパーのしか食べたことが無い)。スーパーの手に入りやすい価格帯のものでもあんなに美味しいのに……。
でも、私は安いそうめんも好きですよ、黄色いマークのも。まずくて食えないとか言うほどじゃない。ブランド品じゃないと食べられないという人、多分、元からそうめん好きじゃないんだと思います。
美味しんぼ5巻に登場の三輪そうめん
三大そうめんの二番手は、奈良県の三輪そうめん。
残念ながら北海道ではデパ地下でないと売っていないブランド品です。本州の方では普通にスーパーで買えるのかな?
産地である三輪山麓は良質の水がわき、麺に適した小麦がとれる地域であるため、三大そうめんの産地となったそうです。
三輪そうめん、私は未だに食べたことはありませんが、美味しんぼ13巻中の栗田さんの祖母が夏バテしたエピソードで登場しました。縒って引っ張って延ばす製法から、中心が空洞になるんだと書かれていました。
三輪そうめんが買えたら、このエピソードと同じように梅のタレを作って食べてみたいです。多分大丸や丸井さんにあると思います。今度見てみよう。
生そうめんも気になる小豆島そうめん
三大そうめん最後の一つは小豆島そうめん。小豆島は香川県にありますが、うどんではなくそうめんが名産品です。
しかし、オリーブ、醤油、レモンなど、この小さな島には一体いくつの名産品があるのか……。
小豆島そうめんのルーツは三輪そうめんにあるそうです。約400年前、島民が三輪からそうめん製造技術を持ち込み、島全体に広まったのだとか。
三輪そうめんとは異なる点として、小豆島そうめんにはごま油が使われていて独特の香ばしい風味があります。色も黄色っぽくなります。
小豆島には小さな製麺所がたくさんあり、観光客がいくつもの製麺所を回る楽しみもあるのだそうです。そしてその土地でしか食べられない「生そうめん」、乾麺とは違った美味しさがあるんですって。いつか、小豆島に旅行できたときには食べてみたいです。
なお、乾麺は先日北野エースで買ったものが家にあります。めっちゃ暑い日に食べると決めている。
日本三大そば
お次は日本三大そば。そばにも日本三大があるんですねぇ。ちなみに、北海道にはそば粉生産日本一の幌加内町がありますが、三大そばには含まれていません……。
それもそのはず、日本三大そばは生産地のことではなく、その地域での食べ方を指します。だから、材料にその土地のそば粉を使っているとは限らないし、その土地で食べても食べ方が違えばご当地そばではなくなるのです。難しい~!
そばどころ長野の戸隠そば
そばと言えば長野県、という印象があります。長野のそばは全般的に信州そばと呼ばれますが、戸隠そばはそれよりも厳密な規定があるご当地グルメだそうです。
元は修験者がそばを戸隠に持ち込んだことから定着したと言われていますが、そこから独自の進化を遂げたようです。
規定は使うそば粉は挽きぐるみ(小麦粉で言う全粒粉みたいなもの?)とか、製造工程、上の画像のような「ぼっち盛り」と呼ばれる盛り付け方、薬味は戸隠大根を使うなど細かく決められていて、確かにどこにでもあるようなそばとは異なります。
「ぼっち」とは法師からくる言葉だそうで、一人で修業することから我々が普段使う「一人ぼっち」などの語源にもなったそうな。
そばの美味しさだけでなく、色々と文化や歴史が垣間見える戸隠そば。一度現地で食べてみたいです。
冷たい割子と熱い釜揚げの出雲そば
出雲と言えば恋愛成就の出雲大社。と、この出雲そばが有名ですね。こちらも日本三大そばに名を連ねています。
出雲そばには冷たい割子そばと温かい釜揚げそばがあります。割子そばは出雲でなくても、全国のお蕎麦屋さんや和食屋さんで見かけますよね。
その割子そばは島根県が発祥なんだそうです。ただ、出雲市ではなく松江市の、城下町があったあたりでお弁当としてそばを持ち歩ける形にしたものが割子そばなんですって。
もう一つの出雲そば、釜揚げそばは出雲大社周辺が発祥で、ゆでたそばを冷水で締めず、そば湯ごと盛り付けてつゆをかけて食べるのだそうです。屋台そばが発祥で、余計な水や手間を消費しないためにこのような食べ方になったんだとか。
バラエティでもおなじみのわんこそば
三大そばの最後の一つはあの有名な岩手の「わんこそば」です。おそらく、日本一有名なご当地そばだと思います。
お椀に一口サイズのそばとつゆを次々と入れてもらい、お腹一杯になるまで食べ続けるあのスタイルは一度は経験してみたいもの。
一説では、お殿様に召しあがって頂く際に、丼では失礼にあたると思ってお椀に少量のそばを入れて提供したところ、それを何杯もおかわりしたということからわんこそばが生まれたとか。
パフォーマンスが楽しいことから岩手名物として観光客に人気ですが、地元民の間でも年越しそばとして食べる習慣があるそうです。歳の数だけ食べたら長生きするとか……。
でも、80代や90代で歳の数だけ食べられる胃袋があるなら、そばのご利益が無くても長生きしそうですね。
3つに絞れない日本三大うどん
本当なら、この流れで日本三大うどんも書いていくつもりでしたが、そこで「3つに絞れない」という問題が発生してしまいました!
三大うどんの中で、讃岐うどんと稲庭うどんは確定。ただ、三つ目が諸説あるのです。
長崎の五島うどん、富山の氷見うどん、群馬の水沢うどんのうちのどれかだそうですが、どれも美味しく、それなりに認知度もあり一つを選ぶことができないのだとか。
さすがにうどんだけ日本五大うどんとして紹介するのもなぁ、と思ったので、実際に私がこの3つを食べ比べてみたいと思います。
今のところ五島うどんと氷見うどんは手に入ったのですが、水沢うどんだけ見つからず……。デパ地下などで探している最中です。
見つかったらこの3つを食べてみて、その感想をここでお伝えしますね!
ということで今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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