天然酵母のパンを始めてから、Instagramの海外レシピなどもよく見るようになりました。
インスタでは天然酵母、sourdoughで作ったパンで一番多いのがカンパーニュ。そして、カンパーニュほどではありませんが、フォカッチャも多く見かけます。
このフォカッチャが、一般的によく見る素朴な見た目のものだけでなく、野菜やハーブをかっこよく並べてお絵描きしたようなものも多いんです。
今日は、せっかく天然酵母のフォカッチャに挑戦するのですから、このお絵描きもやってみます。
どんな結果になっても……、ご笑覧下さいね!
天然酵母のフォカッチャを作る
ここでは天然酵母の中種法で作ります。そして水分が80%と多めのため、生地がかなり柔らかいです。それでも上手に焼けるように、陶器のグラタン皿に広げて、その上に飾りつけして焼きます。
でも、天板のサイズに余裕があったら、シートを敷いた天板に直接生地を入れてもちゃんと焼けそうです。
強力粉 300g
水 240g(80%)
レーズン酵母中種 60g(20%)
オリーブオイル 大さじ1.5
塩 6g(2%)
飾り付け用の野菜やハーブ(バジル、ローズマリー、パプリカ、ミニトマト、ズッキーニ、ししとう、いんげん、玉ねぎを使いました)
仕上用の塩
型用、仕上用のオリーブオイル
※中種は自分で起こしたレーズン酵母から作りました。パン作りを始める直前に一度種継ぎして、元気になったものを使用しています。
作り方
- 中種を水でのばし、オリーブオイルを加えて粉を一気に加える。ゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜる。
- 1をある程度まとまるまで混ぜる。手で5分くらい混ぜました。(水分が多いので、この段階では膜が張るような感じにはなりません)
- 2のボウルに蓋をして、30分ほど休ませる。
- 3に塩を加え、手に塩の粒を感じなくなるまでよーく混ぜる。
- ボウルに蓋をして30分休ませる。
- 生地の端を引っ張ってのばし、折りたたむようにする。つまむ位置を少しずつずらしながら一周させる。
- 5、6の作業を3回繰り返す。
- 30分寝かせた7の生地をオリーブオイルを塗った型(今回はグラタン角皿使用)に入れ、オイルを絡めるように四角くまとめる。(型に直接だとかなりくっついてしまったので、オーブンシートを敷いた方がいいと思います)
↓
- 皿に蓋またはラップをして、室温で3時間、そのあと冷蔵庫で12~16時間発酵させる。(ここまでが前日の作業)↓これは3時間発酵後、冷蔵庫に入れる直前の生地。
- 冷蔵庫から出しました。
- 指にオリーブオイルをつけ、発酵させた生地に穴をあける。この作業が楽しい……。
- 生地の上に野菜などで好きなように絵を描く。今回、こんな感じにしました!なんかごちゃごちゃしすぎ?
- 塩を振って、220℃のオーブンで30分焼いて出来上がり。
緑色の部分が焼くと茶色くなってしまうのは仕方ない……。
にしても、焼く前の方がまだマシでしたね?!もう少し研究する必要がありそうだ。
しかし、香りはすっごくいいです。特にオリーブオイルとハーブ、玉ねぎがいい仕事している!
型に生地がこびりついてしまったので、冷ましてから慎重にはがして切り分け、いただきます。
ミニトマトの部分とズッキーニの部分を取って、お昼ご飯にします。(一緒に並んでいるのは、野菜の切りくずを入れたスクランブルエッグ)
気泡が大きめの、ちゃんと高さのあるふんわりしたフォカッチャです。天然酵母パンの香りとオリーブオイルの香り。
そしてトマトの酸味と塩気、ズッキーニの水分。これだけで美味しい。粉チーズをかけて焼いても美味しかっただろうな。
見た目は思うようにいきませんでしたが、天然酵母フォカッチャ、とっても美味しいです!
見た目はアレでも味は良かったです!
野菜は飾りつけのためで、味への貢献はあまり期待していなかったのですが、ミニトマトやズッキーニがフォカッチャと合うこと!
生野菜のせということでパンとしては日持ちしないと思います。が、美味しくて日持ちを心配する前に食べきってしまいそうです。
一晩寝かせて発酵させたためその日のお昼に食べ、夕食のパスタに添えて食べ……と、初日でかなり食べてしまいました。そして翌朝まで冷蔵庫保存して、トースターでリベイクしてフィニッシュ。
これ、とても美味しいので、また作りたいと思います。次回は味とデザインのバランスをもっと重視して、玉ねぎとトマトを多めにしたら美味しそう。見た目をよくするために紫玉ねぎなども使ってみたい。
ということで今回はここまで!最後までお読みいただきありがとうございます。
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