ハードブレッド専用粉お試し4種セットを買ったので、バゲット焼いて比較してみる【前編】

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4種 パンとお菓子
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先日、小麦粉を買い足す必要があったので、いつもお世話になっている「アルナチュリア北海道のめぐみ」からハードブレッド専用粉のお試し4種セットを買ってみました。

「お試し」と付いているけれど総重量9.5kg、それなのにお値段3980円で送料無料というお得なセットです。(2022年5月の時点です。2023年現在は少し値上がりしているようです)

小麦粉をまとめ買いするにしても、普段ならせいぜい2種類くらいしか買わないのですが、せっかく4種類も粉が手元にあるのですから、それぞれの特長を意識しながら、バゲット(カンパーニュも)を焼いて比較してみることにします!

長文になってしまったので、2種類ずつ焼いて、前後編に分けて載せていきます!

 

前半はヌーベルバーグとE65!そしてセットに無いけどおまけにタイプERも焼きました!

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ハードブレッド用道産小麦粉の詰め合わせ

4種の内訳としては、シルバーライズ、ヌーベルバーグ、T65、10P09という小麦粉のセットになっています。

シルバーライズのみ2kg袋、それ以外は2.5kg袋でした。ジップ付きなので、使い残しの保管も安心。

梱包

薄手の段ボール箱に入って届きます。ワクワクする!

 

これらの小麦粉、どれも1袋で1200円くらいするので、まとめて買うと3980円というのは本当にお買い得。早めに消費できる自信がある方には是非おすすめしたいです。あとはパン焼き仲間とシェアするとかかな。

全て同じレシピでバゲットを焼いていきます

今回は粉300に対しインスタントドライイースト0.75g、水(軟水+硬水)216ml、塩5.4g、モルトエキス1.5g。

野菜室発酵13時間、室温を見ながら最終発酵大体25~30分、水蒸気あり300℃予熱のオーブンに入れ250℃に下げ、スチームあり10分、なし10~13分といった感じです。

ヌーベルバーグ

ヌーベルバーグ

ここからは焼いた順に紹介していきます。

まずはヌーベルバーグ。これは何度も買って焼いているので、扱いやすいということは知っています。

ヌーベル

焼き色が強めに付いているけれど、ガチガチとまではいかない。冷めるとちょっと柔らかくなります。クラストが軽く、薄く仕上がるのが特徴とのことなので、まあその通りか。

ヌーベル断面

断面、気泡が大きいところとふかふかしたところがある。

ヌーベル横割り

真ん中らへんは気泡が大きいけれど、縁に近いところはきめ細かです。これは成形が下手なせいもあるだろう。

味はあっさり。甘さやコクは、他の粉より控えめに思います(経験上、タイプERとリスドォルくらいしか比較対象がありませんが)。

でも扱いやすさはピカイチだったと思う……。

ちなみにヌーベルバーグはカンパーニュもかっこよく焼けた。

ヌーベルカンパ

E65

T65

ハードパンの定番タイプERから改良剤を抜いたものが、このE65。

灰分高めでこんがりと焼けるのが特徴とのことです。

同じ水分量なのに、他の粉よりもかなり生地が緩い感じでした。しかしべとついたりダレたりする感じではなく、伸びも良い。

生

緩さ故、成形がとても難しくて、あちこちにひっついて表面が乱れがち。表面を張らせるのに失敗し、クープも攣れてしまったので失敗覚悟で焼成しました。

焼けた

上段(4本クープ)のは成形の段階で明らかに失敗したもので、下段(1本クープ)のはこれでもまだまだマシな方。

でも、焼き色の付きは薄いし、なんか柔らかい。23分焼いたんだけどな。

ヌーベルバーグほど高さも出ませんでした。温度と時間の管理は万全なはず……。粉の性質なのかしら。

断面

見るからに重たそうなクラム。

焼く前も焼いた後も、うどんのような香りがする。これが「小麦のワイルドな香り」か。

横割り

クラムは黄色く、(気泡の入りが悪いせいもあり)ふかふか。

でも味は良くて、しっかり甘さを感じる!焼き色が淡いから甘さも無いのだろうかと思ったけれど、一番甘いかもしれない。クラストの柔らかさもリベイクすると美味しく食べられる。

もう少し上手に焼ければもっと美味しさを引き出せるかも、基本レシピより水をちょっと減らすべきかな。焼きも長くしよう。

(比較のため)おまけのタイプER

この4種のセットには入っていませんが、タイプERがちょうどバゲット1回分だけ残っていたので、これでも焼いてみます。先ほどのE65の改良剤入りバージョンです。

道産のハードブレッド専用粉といえばコレ!というほどの認知度のタイプER。でもとても扱いにくいとも言われています。

 

今回もとても扱いづらくて、手にひっついたりちぎれたりが激しかったです。

200gで作ったので短め。

タイプER

帯切れしてますね、まだまだだな。でも、焼き色はきれいに付いた。さっきのE65と大きく違う。

これが改良剤の効果なのか、タイプERは焼き色が濃い目に付く気がします。きっと、改良剤として入っている米麹粉末がでんぷんやグルテンを分解するのだと思います。

断面。

縦断面

気泡はボコボコ、つややか。香りがとっても香ばしい。

横断面

横割り。気泡はまあ、私にしてはいい方かな。軽く、水分もイイ感じに抜けています。

味は甘さと小麦のうま味を感じる。美味しいです。でも、甘さで言ったらE65の方が甘いかも。

扱いづらいなと思いながら作ったのに、仕上がりが思ったより良くてびっくりです。

E65も特別に扱いやすいわけではなかったので、バゲットだけを焼くならタイプERの方がいいのかもしれません。(タイプERでカンパーニュを焼くと必ず扁平になる)

シルバーライズ、10P09のレポは明後日

本当はひとつの記事にまとめた方が読みやすいでしょうが、都合により2日に分けてお伝えしていきます。

文章量も多くなっちゃうし、なにより少し日を空けないとパンがどんどん溜まっていってしまうので……。

ということで明後日に続きます。総評も明後日まとめて書こうと思っております。

 

ではでは、また明後日!

 

※更新しました!後編はこちら

https://yurukurashi.com/cooking/22999/

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