小籠包が好きです。でも、お店で食べるとなると、一個150円とか200円くらいで、予算を気にしてあまり数を食べられないんですよね。
そもそも中華料理や点心の専門店に行くと、小籠包以外のものも注文してしまうし……。
それなら自宅で作って、好きなだけ蒸して食べたらいいのでは?!
材料だけ見ると自作小籠包はとても安上がりなんです。なんせほとんどスープと小麦粉ですからね。
ということで、今日は小籠包を自作して、お腹一杯食べます。
皮から作る小籠包
小籠包は普通の金属の蒸し器でも作れるのですが、せっかくなので雰囲気を出そうと、小型のせいろを買いました。
あと、蒸し板、台輪とも呼ばれるこの金属の円盤。これを直径が合う手持ちの鍋にかぶせれば、せいろをセットできるようになります。
この蒸し板を使えば同じ鍋で10cm~18cmのせいろをセットすることができ、便利です。
蒸し板は近くのホームセンターには置いていなかったのでネットで取り寄せました。1枚1000円しないくらい。
ごくごくノーマルな小籠包を作る
お店の小籠包には蟹肉が入ったものとか、皮にホウレンソウやかぼちゃを使ってカラフルに仕上げたものとか様々な種類がありますが、ここでは私の好きな豚ひき肉と調味料だけのものを作ります。
スープは鶏ガラスープの素をゼラチンで固めて手軽に作ります。もっと本格的なのだと、豚の皮を煮て煮凝りを作るところからやるようですが、今回は家で食べきれる分だけの予定なので、簡単に!
材料 25個分くらい
【皮の材料】
強力粉 150g
薄力粉 60g
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1/2
水 100~110ml
【具の材料】
中華スープの素 小さじ2
お湯 250ml
粉ゼラチン 2袋(10g)
豚ひき肉 200g
おろし生姜 1かけ分
長ねぎ(みじん切り) 10cm分くらい
醤油 小さじ2
塩 小さじ1
紹興酒 大さじ1
ごま油 小さじ1
胡椒 少々
せいろの底に敷く白菜またはキャベツ
せん切り生姜 たっぷり
黒酢 適量
作り方
- 最初に具を作ります。スープの素をお湯で溶く。汁物よりも濃い目にしています。
- ゼラチンを振り入れて溶かし、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固めておく。
- 豚ひき肉に生姜、長ねぎ、調味料を入れ粘りが出るまで混ぜる。
- 2のスープがブリブリに固まったら、ザルを通すか包丁でみじん切りにする。
- 3と4を混ぜ合わせ、冷蔵庫に入れて1時間以上冷やす。
- 具を冷やしている間皮を作ります。砂糖と塩を水に溶かし、合わせた粉に注いで手で混ぜる。
- なめらかになってまとまってきたら、濡れぶきんに包んで室温で1時間寝かせる。
- 鍋(または蒸し器)に湯を沸かしておく。
- 6の生地を25分割(5分割して棒状にし、それをさらに5等分)して薄く延ばす。縁を薄めに、中央を厚めにするのを目標としていますが、なかなかうまいこといかない……。
この粉の配合なら、しっかり寝かせればかなり薄い&丈夫な皮ができるので、「こんなに薄くて大丈夫かな?」くらいまで延ばすのがいいみたいです。 - 延ばした生地に具をのせ、中央にひだを寄せるように包む。具は余らないのがベストですが、具が余ってもきっちり包むことを優先した方が失敗しにくいです。余ったら煮凝りごと炒めて麻婆ナスなど作れます。
- せいろにキャベツを敷き、小籠包を間隔をあけて並べ、強火で7~8分蒸す。
↓
よかった、スープは漏れていないようだ。
せいろが小さすぎて3個ずつしか入らないので、結局大きな蒸し器も出動。
蒸したて熱々のうちに、せん切り生姜と黒酢とともに食べます!
わかりますか?たっぷりスープがじゅわーっとあふれ出ます!!
熱々のスープとごろごろ挽肉、つるんとした皮!そして黒酢と生姜のアクセント!これはお店の小籠包の味に近いぞ!
小麦粉の皮って、黒酢をかけると甘く感じますよね。すごく美味しいです!
一緒に蒸したキャベツも甘くてトロッとして良し。
満腹になるまで食べました。ごちそうさまでした!
小籠包はおかずじゃなく、贅沢なおやつだ
小籠包は汁気が多く、餃子や焼売のようにご飯に合わせるのは難しい料理です。
本場中国でも点心(おやつ)として食べられているもので、主食と合わせる前提ではないんですよね。
飲茶文化のある中国ではおやつのためにこの手間をかけるのか……。そして点心を複数種類用意するんですから、すごい贅沢ですよね。
今のところは小籠包だけ作るので精一杯ですが、いずれ甘いのしょっぱいのと複数の点心を作って飲茶パーティーをしてみたいです。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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