アイス作りをしていると、どんどん卵白が溜まってきます。
数個分ずつタッパーに入れて冷凍保存しているのですが、卵白だけだと消費に困ります。
以前ラングドシャが消費に最適と書きましたが、これはこれで他の材料(特にバター)の費用が高くついて、頻繁には作れない。
調べて見ると、今、巷では「雲パン」なるものが流行しているとかなんとか……。
卵白と砂糖とでんぷんだけで焼くパンというか、焼菓子のようなもののようです。
これなら副材料費も安く済みそうだし、いいんじゃない?!と思ったのでさっそく作ってみます。
雲パンとやらを作ってみる
雲パンは大体卵白と砂糖とでんぷんで構成されていて、砂糖がグラニュー糖だったり上白糖だったりするレシピ、でんぷんがコーンスターチのものや片栗粉のものがあります。
ここでは家にあるグラニュー糖、片栗粉で作ります。
材料
卵白 130gくらい(確かLL3個分)
グラニュー糖 30g
片栗粉 10g
卵白は凍っているので解凍してから調理開始します。
作り方
普通のお菓子やパン作りのように複雑なものは無く、混ぜて泡立てて焼くだけという簡単さ!
オーブンを180℃に予熱しておく。
全ての材料をボウルに入れて角がピンピンに立つまで泡立てる。
最初から砂糖を入れると泡立つのに時間がかかるけれど、根気よく泡立てていればちゃんと角は立つ。
つやつやでしっかりしたメレンゲになりました。
泡を適当にオーブンシートの上に盛り上げ、180℃で15分焼く。焼く前の状態はまさに雲。
うっすら茶色っぽくなりました。「雲」の色ではないな。
なんとなく手に持ってみる。重さはほとんどない。
割ると、中は真っ白、そしてふんわりしてるけどどこかプリッとした質感もある。
これだけ厚みがあっても15分で中まで火が通るんですね。
うーん、卵白と砂糖と片栗粉だけだと結構卵臭さがあるな。口に入れる前からわかる。これ安い卵だし……。
卵黄より卵白の方が意外と臭みがあるんですよね。
冷めるとしぼむので、すぐに食べきらねば……。
表面の焼けたところはカリッとしていて、中はフワフワしていて空気がたっぷり。でもちゃんと弾力があるあたり、卵白だなと思います。
味は、砂糖の甘さと卵白のうま味。焼けた卵の香りよりも生臭さが少しある。香りのあるものを入れればよかったかな……。
そして砂糖が30gしか入っていないのに、かなり甘いですよ。
焼きメレンゲと味の系統は同じだけれど、それより卵の香りというか匂いと味がダイレクトに来る。乾燥させずに水分がある状態で食べるからでしょうか。
食べられないほど不味いわけではないが、特別美味しいとか、癖になるかというとどうだろう。
まず、一人でこの量は食べきれない。最初の一口は意外といけると思ったけれど、味と食感にメリハリがないので、飽きる。二人でやっと食べきりました。
色々なものを混ぜて味に変化を付けたり、臭みを抑えるものを入れたりすればもっと美味しいかもしれない。でも、そこまでやるなら時間をかけて焼きメレンゲを作った方が美味しいですね。
試しに一回作れば満足するお菓子でした。
お菓子作りっぽいことをしてみたい人におすすめ
作って食べてみた感想は、美味しいか不味いかというと、どちらでもない!
ただ、泡立てるとか焼くとか、お菓子作りっぽい作業が楽しめるので、材料費をかけずにお菓子作りの真似事をしてみたい人におすすめです。
つまり、本当に小さな子と一緒に作る、お菓子作り入門編みたいなものですね。
見た目をより良くするために着色料を使ったりする人もいるようです。
これは味よりも工程や出来栄えを楽しむものだと割り切れば、いい卵白消費方法ではないでしょうか。
卵白が余ったら、一度作ってみてはいかがでしょうか。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント
こんにちは(^^)
卵白を使ったお菓子といえば、ニュージーランドだったかオーストラリアだったかのパブロバというものもありますよ。
いわゆるケーキなのですが、私も作ったことがあります。今回のパンよりは手間がかかりますが、ゆるくらしさんならちゃちゃっと作れると思います!
もし興味があればぜひ(^o^)
ちゃちゃまるさん
パブロバ、前に「グレーテルのかまど」でやってましたね。
パブロバほど大きく焼いたものではないですが、メレンゲと生クリームのお菓子「メレンゲシャンティー」が結構好きなので、パブロバもおいしそうだなと思って見てました。
卵白がたくさんあって、且つ食べる人が確保できそうなときに作ってみます!