今週はかぼちゃスイーツウィークという名目で、かぼちゃを使ったお菓子などを紹介しています。
昨日はお菓子のベースとなるかぼちゃペースト作りをしました。
今日は、そのペーストからかぼちゃモンブランを作っていきます。家族のバースデーケーキなので、ホールサイズで豪華に作りますよ。
かぼちゃスイーツウィークの記事一覧
かぼちゃモンブランを作る
かぼちゃモンブランという名前で作られているお菓子はたくさんありますが、土台がタルトだったりスポンジだったり、生クリームだったり、メレンゲだったりと様々です。
今回はロールケーキを土台にしたモンブランを作っていきます。
スポンジを作る
ロールケーキ用のスポンジはとても簡単なやつで、山本麗子先生のお菓子の本に掲載の、卵、砂糖、小麦粉だけでできるもの。指示通りの温度だとどうも乾いた感じになるので、温度を下げています。
卵白4個と砂糖40gを泡立てる。別ボウルで卵黄4個と砂糖40gを泡立てる。
卵黄ボウルに卵白半分、ふるった薄力粉40g、卵白もう半分の順に入れてその都度泡を潰さないように混ぜる。
紙を敷いた天板に平らに流して160℃で25分焼く。(ペースト用焼きかぼちゃと同時進行)
160℃だと焼き色薄めのホワホワな焼き上がりになります。これが好き。
焼けたらひっくり返して冷ます。
かぼちゃモンブランクリーム
スポンジを冷ましている間にクリームを作ります。
熱々の焼きかぼちゃ(正味250g)をすりこ木などで潰し、食塩不使用バター50g、砂糖50gを入れてかぼちゃの熱で溶かし込むようにして、ラム酒とシナモンも加え、ダマを潰しながらゴムベラで混ぜる。(砂糖の量はかぼちゃの甘さによって加減する)
(今回はモンブラン口金に詰まるので裏ごししますが、そのままヘラで盛り上げる仕上なら裏ごししなくてもいいと思います)
このまま粗熱を取り、スポンジに塗る用を1/4くらい残して口金を付けた絞り袋に入れる。
ぬるい状態だとゆるゆるなので、絞り袋に入れた方は冷蔵庫でしっかり冷やしておきます。
組み立てる
ロールケーキの生地を、内側になる面を上にして置き、両端をまっすぐ切って整え、奥側(巻き終わり)を斜めに切り落とす。
大きなロールケーキにするので幅を3等分する。
生地にかぼちゃモンブランクリームを薄く塗る。
さらに7分立てくらいのホイップクリーム(生クリーム200ml、砂糖15g、ラム酒小さじ1入れて泡立てる)の半分を塗り、手前から巻いていく。
↓
(今回はホールサイズのモンブランを作りたかったので細長く切ったスポンジを何層にも巻きましたが、1人分サイズにするなら、ロールケーキにしてからカットした方が楽です)
はみ出たクリームを塗り広げ、さらに全面に残りのホイップクリームを盛る。
上からしっかり冷えたモンブランクリームを絞り出し、お好みで粉砂糖やかぼちゃの種などを盛り付けて出来上がり。ぬるい状態だと線がきれいに出ないし、せっかくのホイップクリームが溶けてしまいます。
モンブラン口金でビャーッと絞り出し。このシンプルデザインもいいですね。
実はこのあと飾り付けしたのですが(夫のバースデーケーキなので)、夫の趣味嗜好がバッチリわかるデザインにデコレーションしたので完成画像を載せられません……。
なお、このサイズの土台にこのクリームの量だと全て覆うほどにはなりません。
が、中にもかぼちゃを巻き込んでいるのでこれくらいの方がバランスが良かったです。
デコレーションが終わったら、しばし冷蔵庫に入れてクリームを落ち着かせるとより美味しくなります。
いただきます
ハッピーバースデーのお祝いをしたあと、切り分けていただきます。
スポンジがやわらかすぎてきれいに切れませんでした。無残!!
でも、味はとっても美味しい!
私がこれまで作ったバースデーケーキ史上一位の美味しさ。
かぼちゃクリームはなめらか、生クリームはコクがありながら軽く、そしてスポンジもふわふわで口溶けかろやかな食感です。
全体的に甘さ控えめにしたことと、ラムとシナモンの香りの秋っぽさとで大人のケーキになりました。
いいお誕生日でした。
ごちそうさまでした。
明後日はかぼちゃバスクチーズケーキを作ります
お気づきの方もいると思いますが、このかぼちゃウィークは暦通りに連日作っているわけではなく、10月いっぱいかけて、時間を見つけて作っています。
ただ、一週間にまとめてかぼちゃスイーツの話を書きたかっただけなんです。
なので、実はこのモンブランを作ったのは半月以上前。
そのすぐ後にチーズケーキも作って食べて……ではさすがに太ってしまうので、チーズケーキはその半月後に作ることになりました。
このように時間が空くので丸ごと焼きかぼちゃで作ったペーストは冷凍保存して、使う分だけ解凍するというスタイルを取っています。
このバスクチーズケーキの話は明後日更新します。
今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます。
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