実家から干し柿をもらったのですが、なかなか消費できず残ったまま……。
考えてみれば、干し柿だってドライフルーツだし、パンに入れて食べてもよさそうじゃない?
ドライフルーツを入れるなら食パンよりハードなパンが好きなので、今日はカンパーニュを作ります。
それも風味豊かな古代種、スペルト小麦を使って!
北海道産スペルト小麦を使います
使用するのはいつもの北海道産石臼挽き全粒粉。
私はスペルト小麦粉と呼んでいますが、いつも使っている北海道産のものは少し前に「ディンケルスター」とう名称に変わったようです。
中身は同じで、石臼挽き全粒粉ということも変わりないみたいですね。
これに干し柿、おまけにくるみも入れて香ばしく焼いていきます。
干し柿とくるみのスペルトカンパーニュ
この日、時間がなかったのでイースト多めの発酵短めで作っています。
本当はイースト少なめ、冷蔵庫発酵が美味しいし、固くなりにくくて最高なんですが……。
材料
スペルト小麦粉(石臼挽全粒粉) 300g
塩 4g
はちみつ(そば) 3g
水 220ml(コントレックス30+水道水190)
インスタントドライイースト 2g
干し柿(種ありなら種を取り、角切り) 120g
くるみ(乾煎りして刻む) 80g
作り方
- 塩、はちみつ、水をよく混ぜ合わせ、粉を一気に加えてゴムベラで粉気がなくなるくらいまでざっくり練る。
- インスタントドライイーストを上に振りかけてボウルにラップして15分放置する。
- HBのパンケースに生地を移し、なめらかになるまでこねる。HBこね終了まで時間をかけず、7分くらいで取り出しました。
- 生地をボウルに戻し、干し柿とくるみを散らして折り込むようにして混ぜ、
具が表面に出ないように丸くまとめてボウルにラップし、室温で70分前後一次発酵する。ちょっと寒かったので、85分ほどかけました。
- 一次発酵後、
生地を台に移して両端を中央に折り込むようにして成形し、表面に出た具はちぎり取って中に押し込んで、たっぷり打ち粉した発酵かごに入れて濡れぶきんをかけ、室温で1時間前後二次発酵。
↓
- 発酵終了前にオーブンを250℃に予熱しておく。
- オーブンシートを敷いた天板にかごをひっくり返し、生地を移してクープを入れ、
生地に霧を吹いてオーブンに入れ、温度設定を220℃に下げて25分ほど焼いてできあがり。
断面。あまり気泡は入っていない。
カンパーニュはやっぱり焼きたてよりも翌日が美味しい。
スライスしてバターを塗っていただきます。
干し柿の濃厚な甘さがスペルト小麦の酸味と、癖のある風味とよく合います。
カリカリのくるみの香ばしさもよくマッチングして、我ながらいい組み合わせだったなと思います。
塩気のあるバターが絡むとより一層粉や干し柿の味を引き立てて、なんだか贅沢な朝食になりました。
これはクリームチーズも合いそうだな……。
久々のスペルト小麦パンでしたが、やっぱり香ばしくて美味しいですね。
もっと干し柿をもらっとけばよかった
もらいものの干し柿を消費するために入れたカンパーニュでしたが、こんなに美味しいならもっともらっておけばよかったと思いました。現金ですが……。
干し柿、これからは立派なドライフルーツの一員として、パンだけでなくお菓子などにも活用できそうです。
来年も干し柿がもらえるといいな。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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