先日、アイスクリームメーカーを購入したという話を書きました。
なぜこの真冬にアイスクリームメーカーを買ったかというと、試したいことがあったからです。
それは、氷点下の屋外で回せばしっかり固めのアイスクリームが作れるか?!ということ。
本来この機械でアイスクリームを作る場合、本体を冷凍庫で12時間以上冷やしてから材料を入れて回します。
それでも室温下では徐々に内部温度も上がってしまい、すぐに溶けてしまう柔らかめのアイスにしかなりません。
ここでふんわりしつつもちゃんと冷えて固まったアイスを作るには、本体温度が上がらないように周囲の気温を下げるしかないと思うのです。
しかし、電源が必要なので冷蔵庫や冷凍庫内で回すことはできない。
そこで、せっかく真冬だし、外に電源あるしということで、外で機械を回してみたらどうかと考えたのです。
私が住む札幌市、現在の夜間の気温は-10℃以下。ここでアイスクリームを作ってみます!
なお、正規のレシピで作った時の様子はこちらです。
外でアイスクリームメーカーを回してアイスを作る
今回は本体の予冷は冷凍庫ではなく、2時間ほど外放置で行います。
せっかくなので外の冷気だけでアイスが作れるか試してみます。
後で思ったのですが、どうせ予冷するなら外で12時間以上冷やすべきでしたね。
まあいいか、夜は長い!完成まで数時間はかかる覚悟で挑みます。
スタートは夜中の12時過ぎ。この時点で居住地域の現在気温、-10℃以下。うちの周辺の気温を測りたかったのですが、マイナス測定できる温度計がないのです……。
今回も作るのはバニラアイスです。レシピは添付の通り、卵黄、生クリーム、牛乳、砂糖、バニラを使ったもの。卵白たまっちゃうな~。バニラはビーンズではなくエッセンスです。
これを外に置いておいた本体に入れ、外でスイッチオン。ウイーンと回している間、寒いので中に入り、20分おきに外に出て様子を見ることにします。
さすがに外放置の錆びた台に直置きはちょっとなので、段ボールを敷いています。
20分後の様子。ちゃんと固まっている。でも、冷凍庫で予冷したものより緩めかな。
これで完成とはしません。もう20分頑張ってもらいましょう。
40分後、見た感じアイス液は全く動いておらず、モーター音だけが鳴っている状態。
これは結構固まってるんじゃないの?と期待して、室内に取り込みます。
あ、そこまでの固さじゃなかったかな。でも、ねっとりと粘りが出て、昨日作ったものより固まっています。
器に盛り付ける。また器を冷やすの忘れた……。
器がぬるかったので盛ったそばから溶けてしまいましたが、固まったところはねっとり喉を通る、イタリアンジェラートみたいな口当たり。
一気に食べると頭がキーンとするので、とても冷えていることがわかります。
昨日室内で作ったものはもっと空気を含んでソフトで軽い、でも溶けやすいアイスでした。
外で回したものはなんというか、それよりも重く、食べ応えがある仕上がりです。
これはオーバーラン(空気をどれだけ含んでいるか)の違いもあるのかもしれません。どちらがいいかは好みですね。私は両方好き。
なお、このねっとりしたアイスが好きなのでこれ以上冷やさず食べましたが、もっと固めでぼってりしたアイスが好きならもう少し外で機械を回すといいかもしれません。
ただ、アイスクリームメーカーの取説によると、長時間連続使用はモーターがオーバーヒートする可能性があるようなので、こまめに様子を見た方がいいと思います。
ちなみに、-10℃以下の環境だと本体が熱くなるなんてことはありませんでした。
外の寒さでアイスができた
本体を予冷していないせいもあり、やっぱり20分よりは長く時間を要しましたが、室内で回したときよりも冷えた、固めのアイスができたので良しとします。
12時間の予冷が必要ないなら、思いついてすぐに作れますね。そして何より自然の力でできるのが楽しいです。(いや、機械を回すのに電気使ってるけど)
せっかく寒冷地に住んでいるんだから、寒さを楽しまないと勿体ない!
北海道より温暖な地域にお住いの方も、本体をキンキンに予冷してから外で回せば、室内で作るよりは固めのアイスができると思います。
条件を変えて色々試してまとめれば、冬休みの自由研究にもなりそうですね。(そもそも冬休みの課題があるのかわかりませんが……。北海道はあります!)
でも南の方ではあまり冬にアイスを食べないのかな?
アイスクリームメーカーをお持ちの方は、是非冬アイスをお試しあれ!
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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