季節の野菜を色々ぬか漬けにして、最適な漬け時間などを模索しています。
今回はまさに今が旬の新生姜、同じく今だけ手に入る摘果した未熟なメロン「すぐりメロン」、そして意外なところで長ねぎを漬け込んでみました。
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新生姜(48時間)
紅生姜にするために取り寄せた新生姜の一部を取り、ぬか漬けにしてみます。
小指の先みたいな小さなところは、箱の中で折れてしまっていた部分。ほんと小指みたい……。
これを洗ってぬか床に入れ、とりあえず24時間置き、小さなところだけ味見してみる。
すると、まだアクが強く、中まで漬かっていない。
追加でもう24時間置き、合計48時間。二日通して気温は22℃くらいでした。でも、ぬか床は発酵が進んですっぱくなってきています。
48時間置くと、水分が抜けてしおしおになっていました。
ほんのりピンク色っぽくなって、岩〇の新生姜みたい。
スライスすると、中の方にもピンク色が入っている。ぬか床の酸と反応したようです。
味は……、辛いです。さわやかな辛さ。
そして、多少抜けてはいるものの、紅生姜やガリよりもアクが残っていて、なかなかにフレッシュ。
ぬか床の味のせいか塩気よりも酸味が強めに入っている。甘くない〇下の新生姜という感じ。これは好きな人いそう。
でも、これだけではご飯のおかずにならないと思いました。ほかのぬか漬けとの盛り合わせに一品あるといいアクセントです。
また、新生姜のぬか漬けはカレーによく合いました。
福神漬けやらっきょうのように添えて食べてみると、辛さがカレーの油っこさをリセットしてくれるのです。
辛い×辛いの組み合わせですが、辛さのタイプが違うようです。
新生姜のぬか漬けは白いご飯よりもカレーに合わせるのがおすすめ。
すぐりメロン(24時間)
すぐりメロンというのは、栽培過程で摘果したメロンのこと。
これが2~3個入りで300円くらいで売っています。野球ボール~ソフトボールくらいのサイズです。
夕張産ということは、夕張メロンを摘果したものなのかな……。
これは生食用ではなく漬物用だそうです。よく見かけるレシピでは醤油漬けや浅漬けが多いようですが、今回はこれをぬか漬けにしてみます。
大きい実なので半分にし、半分は皮むき、半分は皮のまま。種は漬け込み時には取りませんでしたが、後から結局取りました。
このまま24時間、丸一日置きます。気温、20℃。
ぬかを洗い流して種を取り(味見したら固くて食べられなかった)、5mmくらいにスライス。
黄色っぽいのは光の関係もあるかも。肉眼だともう少し緑色です。
皮なしの方、酸味がかなりきいています。そして組織の奥の方まで漬かってしんなり。古漬けのようです。
皮ありの方はまだシャキシャキ感が残る。中まで酸っぱくなってはいない。なお、皮は口に残りません。皮ごと漬けるが正解だったかもしれない。
皮の有無でこんなに漬かりに差が出るんですね。
どちらもメロン臭というか、果実臭というか、同じウリ科でもキュウリやズッキーニには無い香りがあります。
これが気になりだすとたくさん食べるのがきつくなる。別なぬか漬けと盛り合わせるのがよさそうです。
長ねぎ(冷蔵庫で40時間)
長ねぎもぬか漬けにできると聞いたので、やってみましょう。
ただ、ネギ系はぬか床にかなり臭いが残り、再起不能になるらしいです。
なので、ぬか床の一部を取って小さいジップ袋に入れ、適度な長さに切った長ねぎを入れ込んで冷蔵庫で寝かせます。
冷蔵庫なので漬かりが遅いだろうと思い、40時間置きました。
一本取ってぬかを洗い流し、端っこをスライスしてそのまま食べてみる。
生ねぎのパンチが強く、そこにぬかの香りが来て、生ごみっぽい香り……。
これ本当に成功なの?!と心配になり調べると、長ねぎのぬか漬けは焼いて食べると美味しいとのこと。
ということで、油を引かないフライパンでジュージュー。芯が柔らかくなったら食べ時とします。
ぬか床の成分が焦げ目を付けやすくしているのか、生ねぎをそのまま焼くよりきれいに焼き色が付きました。
味は、生の時とは大違いの美味しさ。ねぎの甘さとぬかの風味、酸味とほんのり塩気が美味しい!もっと長く漬けこんでも良かったかも。
これならこのままご飯のおかずになる。長ねぎのぬか漬けは焼いて食べるのが正解のようです。
なお、長ねぎを入れたぬか床は臭いがひどくなってしまい、捨てました。
これまでに漬けたもの
きゅうり(8時間)
人参(24時間)
なす(24時間)
アスパラガス(8時間)
かぶ(24時間)
小松菜(6時間)
長芋(20時間)
みょうが(24時間)
ズッキーニ(48時間)
丸なす(24時間)
山クラゲ(16時間)
パプリカ(8時間)
ラディッシュ(24時間)
キャベツ(7時間)
春菊の茎(8時間)
オクラ(24時間)
ごぼう(36時間)
新生姜(48時間)
すぐりメロン(24時間)
長ねぎ(40時間)
どれも長めの漬け時間を要する野菜だったので、消費に追われることなくゆっくりできました。
今回は新生姜×カレーの組み合わせがよかった。らっきょうや福神漬けなどの甘い付け合わせが苦手な方、どうぞお試しください。
漬けてみたいが手に入らない野菜がある
次回は何を漬けようかと思案中なのですが、漬けてみたいと思っても手に入らない野菜もありますね。
まずはコリンキー。サラダにするかぼちゃの仲間です。6月が旬と言われていますが、普通のスーパーでは見かけません。
あとヤーコンとか、スイスチャードとか……。
見落としているだけかもしれないので、今度スーパーに行ったらもっとじっくりと棚を見てみます。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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