最近ハマっている漫画に、「波よ聞いてくれ」という作品があります。
「無限の住人」などの作者の沙村広明先生の作で、札幌のラジオ局を舞台にしたお話です。
この作品の中に「天カス春菊丼」という食べ物が出てくるんですよ。
これが、頭が爆発するほど美味いらしいので、想像で作ってみることにしました。
※追記
最初は「春菊天カス丼」でタイトルを付けていたのですが、あとで本を読み返してみると、正式には「天カス春菊丼」でした。
2月にタイトル、記事内容を修正しています。
その前に、「波よ聞いてくれ」の魅力を話させて
冒頭でお話しした通り「波よ聞いてくれ」は札幌のラジオ局を中心に動いていくお話です。
ある経緯からスープカレー屋の店員から札幌のラジオ局、MRS(AIR-Gで取材されたとか。こちらがモデルなのかな)のパーソナリティーになってしまった鼓田ミナレとその周辺の人間が、ラジオ番組制作を軸に恋愛したり取材したり拉致されたりなんだりという感じでストーリーが進んでいきます。
沙村広明先生の他の作品に比べて、エロもグロも控えめな作風となっております。
詳細なストーリーは本編をお読みいただきたいところですが、ラジオ世代の人、そして北海道民にはなかなか刺さる作品です。おすすめ!
そして、札幌が舞台ということもあり、実在のスポットがたくさん出てくるのも地元民として嬉しいポイント。沙村先生は北海道出身ではなかったと思いますが、しっかり情報収集されているんですね!
藻岩山や裏参道、北海道神宮、幣舞橋(釧路)などの観光名所はもちろん。
店名が出たものだけでも佐藤洋菓子店、サッポロファクトリー、セイコーマート、マルヤマクラス(のジュピター)など。
店名までは出ないにしろ背景で「あ、あの店だ!」とわかる描写まで。(頻繁に打ち合わせに使われているお店、多分「森彦」だと思う)
こんな点に注目しながら読むとより楽しいです。
天カス春菊丼を作っていきますよ
天カス春菊丼は、4巻の175ページに登場します。
と言っても数コマ、セリフだけなのですが……。
得られる情報は
- 天カスと卵と春菊だけ
- なのに頭が爆発するほど美味い
- 550kcal
ということだけ。
ここに書かれているだけの情報で作ってみようと思います。
夜食にサッと出すということは、わざわざ春菊を天ぷらにしたりはしないだろう……。
そして卵を使うということは卵とじか……。
550kcalということなので、これに合わせた分量とすると、
天カス 大さじ3 78kcal
卵 1個(60g) 91kcal
春菊 50g 11kcal
めんつゆ(4倍濃縮) 大さじ2 34kcal
ご飯 200g 336kcal
以上で550kcalになります。まさかのピタリ。
適当にキリのいいレシピで組んだのにすごくない?!
この材料で作っていきます。
作り方は夜食にパッと作れる難易度ということで簡単にいきます。
麺つゆを75~85mlの水で割って小フライパンに入れ、天カスと春菊を入れて、卵でとじてご飯にのっけるだけ。
たったこれだけで頭が爆発するほど美味いのだろうか?!
香りはすごく美味しそう。
材料から想像はつきますが、これは春菊天の卵とじ丼の味になります!
天かすと野菜があれば、わざわざ天ぷらを揚げる必要なくこの味になるんですねー。目から鱗!
この天カスが持つ油気が、ただの卵とじ丼には無いガッツリ感を与えています。
そしてサッと煮ただけなので卵は半熟、春菊はしゃきっとして、天カスもカリカリ感が残ったところとしっとりふやけたところがあって食感が楽しい。
夜食には高カロリーですが、お腹がすいたときのお昼にちょうどいいボリュームでした。
空腹時にサッと作って頭を爆発させたい
肉や魚を使っていない割に高ボリュームのこの丼、空腹の絶頂に食べたら確かに頭が爆発するかもしれない。
これから年末年始で家にいることが多くなるので、ダラダラしたい日の晩御飯にも作ってみようかな!鍋やったら春菊残るし、年越しそばは天ぷら揚げるから天カスも発生するし。
このガッツリした感じ、男性が好きそうな味でした(ミナレは女性ですが)。
波よ聞いてくれ、今月23日に最新刊が出ます。これから買うので、楽しみです!
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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