そろそろ自家焙煎用の生豆が切れるので、買い足すことになりました。
うちではもう定番と化したタンザニアのキリマンジャロ農園と、もうひとつは初挑戦のブラジル カショエイラ・ダ・グラマ農園というところの豆です。
こちらを早速焙煎してみましたので、感想をお伝えします。
個人の感想ですが、これから購入を検討されるかたのご参考になれば……。
希少なカナリオ種、S19とビッグな豆
この生豆は「カナリオ種」という希少な品種で、コーヒーチェリーが黄色いものだそうです。
別名「アマレロブルボン」とも呼ばれている品種です。
そしてS19、つまりスクリーン19サイズの大型の豆。
おっと、比較対象がないとわからないですね。大きめでまん丸の豆です。
右がブラジル、左がパプアニューギニアマウントミカエル。形の違いがよくわかります。
欠点豆は虫食いとか発酵豆は少なめ、しかし、潰れた豆が多い。
この潰れ豆、全てよけるとかなりの廃棄率になってしまうので、割れ目の縁が変色したもの、そしてぺったんこになった豆以外はよけずに入れたままにしました。
また、豆粒が大きい分、いわゆる「エレファントビーン」がとても多い。ひとつの実に2つ入っているはずの種子が合体してしまったものですね。
これを煎ると二つに分かれ、欠点豆に該当する「貝殻豆」になってしまうので、普段だったらよけてしまうのですが、これも厳密によけてしまうとやはり廃棄率が高くなってしまうので、よほどの変形がなければ入れたまんま煎ることにします。
このようにユルユルの審査で豆を選別したところ、400g中にこれくらいの除外豆が発生しました。
何グラムか計量するのを忘れました。数十グラムです。
焙煎する
選別した豆をユニオンのサンプルロースターで焙煎していきます。
大きい豆だし、初めて焙煎するものなのであまり冒険はせず、1ハゼ終了から2分、2ハゼ開始直後で引き上げました。
やっぱり貝殻豆が多いですね。でも貝殻はよけず、色づきが悪いものを中心に除外します。
これを1日半ほど置いて熟成させ、ハンドドリップで淹れて飲んでみます。
おおーいい香り。
焙煎度合いはフルシティ程度、お湯の温度は85℃くらいで淹れています。
深めの焙煎ですが苦すぎず、しっかり甘味も出せました。貝殻豆と潰れ豆が入っているけれど、味に極端な濁りなどは感じませんでした(私が鈍いだけかも)。
香りが華やで、深めに煎っても飲みやすいコーヒーに仕上がりました。
コーヒー価格が高騰しています
数か月前からブラジル産のコーヒーを中心に、価格の高騰が続いています。
激安を看板とする松屋珈琲さんでも価格の改定がありました。
私が今回買ったものもいつもより高くついてしまい、このコーヒー高騰が続くと厳しいなぁと思っているところです。
いつもは月間特売の豆+自分好みの安めの豆を買って送料込みでも10000円前後で済むのが、今回は14000円ほどもかかってしまいました。
今回買ったコーヒー豆、慎重に焙煎して、大事に飲もうと思います。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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