とっても細かい編みこみがしたくなり、買ってしまった「ラトビアのミトン 伝統的なニットパターン178」。都合により更新が年明けになりましたが、実は年末に自分へのクリスマスプレゼントとして買いました。
浪費の言い訳第一位、一年頑張った自分へのご褒美というやつです。
こちら、日本でも数年前から人気のラトビアミトンのパターンが178種類掲載された書籍で、本場ラトビアで出版されたものの日本語訳版なんです。そう聞くだけで、かなり濃い内容が期待できますよね!
こちらを買って読んだ感想と、途中まで編んだ様子をお伝えしますね。
民俗学者と民族衣装センターが作るラトビアミトンの本
この「ラトビアのミトン」、よくある手芸手ほどき本ではありません。
ラトビアの伝統文化の一つであるミトンの歴史、地方ごとの柄の違いなどをまとめた一冊で、民俗学者マルタ・グラスマネ氏の著作で、出版元はラトビアの民族衣装センター「セナー・クレーツ」。
手芸作家さんや手芸用品メーカーから出ている手取り足取り指導してくれる編み物本とは違う、私のようなラトビアミトン入門者にはちょっと敷居高めの重厚な内容です。
ラトビア語はもちろん、英語やドイツ語、フランス語などなど色々な言語に翻訳されています。ヨーロッパ圏内だけでなく、日本語にも翻訳されているとは驚きです!それだけ日本でラトビアミトンが支持されているということでしょうね。
内容としては、これがわかればとりあえずミトンは編めるという基本的な技法の解説、ミトンの伝承や歴史のほかは、ほとんどがラトビアミトンのパターンで埋め尽くされています。
そのパターンも地方ごとに特色があります。
そしてパターン一つ一つに意味があり、配色もカラフルなもの、3~4色使われたもの、モノトーンでシンプルに仕上げられたものなどさまざまで見ているだけで飽きません。
自分の技術でこれら全てを編むことは難しそうですが、観賞用、学習用としての価値だけでも、5800円以上はあると思います!
Amazonでの購入です
この書籍、色々探したものの本屋さんや手芸屋さんではまず売っていなくて、調べる限りAmazonでのみの取り扱いでした。
他にもネット通販で取り扱っているお店はあるものの、Amazon価格の5800円よりも大幅に高いものばかり。
Amazonはちょうどポイントが貯まっていたときで、それの消化も兼ねて購入できたのでさらにお得に入手できました。
プチプチ封筒に入れられて家に届きます。開ける前からずっしり重い。
袋から出すと、日本の本ではあまり見ない細長い形状。
そして、この厚さ……。ハードカバーだし、フルカラーで1ページの厚みがあるとはいえ、それに加えて全400ページ以上。かなりの重さですよ。
床に立っちゃうくらい厚い本。
今、この本に掲載されているパターンから、2色の毛糸でできそうなものを選び編んでいます。
一段120目くらいの細かさですが、時間をかければできないことはないでしょう。
編針はaddiの1.25mm。少し前にあさつるで買いました。私が知る限り、最も細い編針です。
ミトンによさそうな毛糸、極細の「Urban(40gで360m)」2色しかなかった。しかも一本取り。横で見ている夫が「細かすぎて狂気を感じる」と言うレベルの細かさ。
本当はジェイミソン&スミスの毛糸とかを使うべきなんでしょうけど、お試し編みなうえに、このとき可能な限り細かい作業をしたかったのでいいんです(確かにその心理、狂っていると言われればそうかも)。
ゴム編みもこんなに細かい。百円玉と比較するとよくわかる。
1/4くらい編んでやっと模様が見えてきた。
半分編んでこのくらい。親指穴の位置はパターンごとに記されていないので、自分の目見当で付ける。
実は現時点でできているのはここまでなのです。
数日前にちょろっと書きましたが、実はこれを編んでいる最中によそから手仕事の依頼が入ってしまい、そちらに年末の余暇をとられて、ミトンは中断せざるを得なくなったのです。
その依頼ごとも完了……と思ったらぎっくり腰で身動き取れず。そしてさらなるドカ雪……。
やっと生活が落ち着いたところで、ミトンを再開させるつもりです。
誰かに差し上げるものでもないので、年末年始特番の録画を見ながらでもゆっくりと完成させようと思っています。完成したら、追ってこのページにupします。
夢は手紡ぎ毛糸で超細かいミトンを編むこと
今回は市販の極細毛糸を使っていますが、最終的にはこの極細糸と同レベルの細さの毛糸を紡いで、それでミトンを編みきるのを目標としています。
それを完遂できる頃には雪は解け、真夏の日差しがさんさんと降り注いでいるかもしれませんが……。
とりあえず、今編んでいるものを完成させることに専念します。
今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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