コーヒーゼリー大好き!
一年中食べたいデザートの一つなのに、どうして夏季限定のお店が多いのか……。
ということで、今日はコーヒーゼリーを作ります。
ただ一種類の豆で作るだけでは面白くないので、今回は3種類のコーヒー豆でコーヒーゼリーを作り、その味を比較してみようと思います。
3種のコーヒー豆(異なる焙煎度)でコーヒーゼリーを作る
今回用いるコーヒー豆は、マンデリンG1深煎り、タンザニアキリマンジャロ農園の中深煎り(シティロースト)、エルサルバドルエルカルメン農園の中煎り(ハイロースト)です。
マンデリンのみコーヒー屋さんで買い求めたもので、ほか2つは自家焙煎です。タンザニアはサンプルロースター、エルサルバドルは手網と、焙煎道具も全て異なる。
本当は同じ産地の豆で焙煎度を変えるか、産地が違うものを同じ焙煎度にするかした方が適切なのだとは思います。
が、今回の目的は「より美味しいコーヒーゼリーはどれか」を食べ比べて確かめることなので、産地に合った焙煎度でそれぞれ用意してみました。
では作っていきます。
豆は32g、お湯は300ml程度使って、260mlのコーヒーを抽出します。
抽出する温度は焙煎度に合わせて変えています。エルサルバドルは92℃、タンザニアは88℃、マンデリンは80℃くらいです。
そして熱いうちにゼラチンを1袋混ぜ込む。使用した「ゼライス」は250gに対して1袋が適量なので、ちょっとだけ緩めに仕上がるはず。
他の人は気にならないらしいんですが、どうしてもゼラチン臭がするよね。ゼラチン臭が少ないゼラチンはないものか。(アガー、寒天は海藻由来が気になって使いにくい)
コーヒーゼリーはちょっと甘みがあった方が美味しいので、260mlのコーヒーに大さじ1程度の砂糖溶かしてから、器に入れて固める。
この器に入りきらなかったゼリー液は、全て合わせてブレンドコーヒーゼリーにしてしまいました……。
常温まで冷めたら冷蔵庫で半日。
ぶるっと固まりました。さあ食べてみます。
浅煎りの方から順に味見していきます。
エルサルバドル エルカルメン農園(ハイロースト)
浅煎りコーヒーの色がそのままのコーヒーゼリーです。
味は……、酸っぱい。砂糖の甘さが却って酸味を際立たせているような……?
柑橘のゼリーなどと同じく、ゼリーにすると酸味が舌に残りやすくなるようです。冷たいせいもありますね。
ううむ、浅煎りのアイスコーヒーは好きなんですが、ゼリーにすると酸味が過剰に目立ってちょっと食べにくいな。
酸味が和らぐかと思って練乳をかけてみるも、食べやすさと引き換えにコーヒーらしい味が薄まってしまいました。
タンザニア キリマンジャロ農園(シティロースト)
続きまして、タンザニアキリマンジャロ農園。
こちらは焙煎から1週間ほど置いた豆のせいか、コーヒーオイルが浮いている。
ホットコーヒーのときよりもタンザニアらしい酸味を感じる。そして香りがいいです。
砂糖の量がちょうどよかったようで、練乳や生クリーム無しでもパクパク食べられるコーヒーゼリーです。
もちろん練乳をかけてもよく合うのですが、ブラックコーヒーを飲む感覚で(ゼリーに砂糖入ってるけど)そのまま食べるのが美味しい。
マンデリンG1(フルシティ~フレンチロースト)
最後はマンデリンG1。
喫茶店のコーヒーゼリーはマンデリンを使っているものが多い。
コーヒーは冷たくすると苦みと香りが抑えられて酸味が際立つので、苦み強+香ばしさ強+酸味なしの深煎りが向いているということですね。
マンデリンのコーヒーゼリーは、なんというか食べ慣れた味。ホットで飲むよりも苦みは抑えられているけれど、そのまま食べるよりは練乳や生クリームがあった方が美味しいと思います。
というか、練乳をかけたら3種のコーヒーゼリーの中で一番美味しかったです。
「深煎りマンデリンがコーヒーゼリー向き」と言われる理由がわかります。
ゼリーだけで食べるのではなく、アイスやクリームを添えてデザートとして食べた時に完成される味だと思いました。
今回の結論は
今回の結論は……、
アイス、生クリームや練乳を添える前提だと、深煎りマンデリンが無双。
そのまま食べるのなら砂糖をちょこっと入れた中深煎りタンザニアが美味しかったです。
中煎りエルサルバドルは、よほど酸っぱいのが好きな人でないと酸味が気になるので、不向きと思いました。
今後、コーヒーゼリーは深煎りした豆で作るようにします。
そしてアイスやクリームを用意して食べればもう言うことなしですね。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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