支笏湖温泉は高級旅館が立ち並びますが、その中には日帰り入浴、レストランなどの宿泊以外のサービスを提供しているところもたくさんあります。
今回立ち寄ったのは鶴雅グループの「水の謌」に併設された、「パティシエ・ラボ」というパティスリーです。
温泉旅館のお土産と言えば温泉饅頭か、パッケージだけを差し替えた大量生産のお菓子か……という時代はもう古い!
そのホテルや旅館のパティシエがこだわって作った、ここだけのお菓子を食べましょう!
「水の謌」とは入口が分かれているパティシエ・ラボ
パティシエ・ラボは支笏湖温泉のお土産屋さんなどが立ち並ぶ一帯に入口があります。
奥のイートインスペースは旅館のレストランと併用なので中では繋がっていますが、基本的にパティスリーのみ利用の方は別入口から入るのが普通のようでした。
店構えからわかる通り、都会的な外観のパティスリー。製造している様子を外からも見ることができます。
午後の訪問だったせいか、ケーキの種類はあまり多くなかった。
「鶴雅ロール」という生クリームとスポンジだけのシンプルなロールケーキが食べたかったのですが、生憎売り切れ。
ということで、「水の謌レアチーズ(380円)」というベリー系のレアチーズケーキと、「しこつ湖(352円)」というシュークリームをそのままクレームブリュレにしたようなケーキをオーダーし、奥のイートインスペースで頂きます。
コーヒー(277円)も一緒に。でもこれはエスプレッソをお湯で薄めた機械落としのタイプで、あまり美味しくなかった。
ハスカップなのか、ブルーベリーなのか、とにかくさわやかなベリーの酸味とチーズの濃厚さ、そして層ごとに味と食感が違ってとても美味しい。
すごくさわやかな夏の味です。今の季節の支笏湖の雰囲気に合っている!
こちらがしこつ湖。見た目は武骨ですが、中にはとろりとしたカスタードクリームと、いちごが丸まる一粒入っています。しこつ湖という名前からわかる通り、カルデラ湖をイメージして作られているそうですよ。
ほとんどがクリームなのですが、このカスタードが上質で(千歳産の卵を使用しているそうですよ)、スッと食べられる。いちごも今美味しい季節なのですごくいいアクセント。
上のカリカリ感はもう少しあった方が好みですが、全体に香ばしさを与え、ただのシュークリームよりもワンランク引き上げています。
平日だったせいか周りにお客さんは一組くらいしかいませんでしたが、時間が15時過ぎということもありディナータイムの準備が忙しなく感じてしまい、早めに出ました。
ホールの係の人はきっと宿泊客の接客もされる方だと思いますが、ちょっと対応が悪いのが気になった。出る時こちらを見ずに「ありがとうございましたー」とお尻を向けて言われた……。
しかし気になる点はそこだけ。
ケーキは美味しいし、イートインスペースは広くてきれいだし。
鶴雅グループという高級ブランドの割にケーキもコーヒーも手頃で、宿泊しなくても気軽に立ち寄れる感じがとてもよかったです。
パティシエ・ラボ(Patissier Lab)
住所 千歳市支笏湖温泉 鶴雅リゾート水の謌内
TEL 0123-25-2211 (水の謌総合受付)
営業時間 9:30~16:30
もちろん焼き菓子も買う!
パティシエ・ラボでは生ケーキだけではなく、焼き菓子にも自信ありのご様子。
マドレーヌやフィナンシェなどの定番焼き菓子のほか、クマの形のケーキやサブレ各種、細長い「バトン・オー・ケーク」などが並んでいます。
そうですよね、手土産にするなら日持ちする焼き菓子ですよね。
お土産として配れるようにおすすめをいくつかずつ詰め合わせたものもあり、こういう気配りが高級温泉旅館だな~と思う。
買ったのは小さなショコラとくるみのパウンドケーキと、フィナンシェとマドレーヌの詰め合わせ。自分用です。
マドレーヌはしっとりふんわりとした軽いタイプ、フィナンシェはアーモンドと焦がしバターが効いた、ほろりと崩れるやつ。
どちらも一つあれば満足できる、ティータイムのお供にちょうど良いお菓子でした。
パウンドはまだ食べていませんが、きっと美味しいでしょう!
昨日の観光船の話もあり、とても満足のいった日帰り支笏湖観光でございました。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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