なんとなく、支笏湖まで行き観光船に乗ることになりました(タダ券をもらった)。
支笏湖温泉に宿泊することはこれまで何度かありましたが、いつも冬場で、観光船に乗る機会は皆無。そのため初体験です。
支笏湖は透明度が全国第3位(2018年)という、美しい湖です。
湖が透明ということは水温が低く微生物が少ないことを意味し、北海道ならではの湖の特徴とも言えます。(ちなみに透明度1位、2位も北海道の湖)
そんな澄んだ湖水を見ながらゆっくり船で観光なんて、素敵ですよ!
夏場に支笏湖温泉に行くなら、一度は乗りたい観光船
支笏湖温泉は高級旅館が軒を連ねるリゾート地。昨年宿泊した支笏湖第一寶亭留、すごくよかった……。
新千歳空港が近いという土地柄か、外国人観光客も多いです。
ここではカヌーやスワンボート、釣りなどの湖ならではのアクティビティが楽しめますが、アクティブ派でない人は観光船に乗船して、水の中から一風違う支笏湖を鑑賞しましょう。
乗船料金は大人一人1620円。タダ券が無ければ手を出しにくいお値段ですが、地学などがお好きな方にはその価値はあると思います。
出航時間は日によって異なりますが、大体30分おきくらいに出ています。始発8:40分、最終が17:10くらい。
風が強かったり、天候によってはズレたり休みになったりするようなので、要確認です。
出航ギリギリに並ぶより、前もって整理券を受け取っておけばスムーズ。
桟橋を渡り、船に乗って階下に降ります。
そう、支笏湖観光船は水中から鑑賞できるのがウリなのです!透明度の高い湖だからこそできる観光ですね!
窓の近くに貼られているのは、支笏湖に生息する主な魚たち。
出航前から窓のあたりにたくさんの魚が群がっています。これらは主にウグイとアメマス。
出航すると、まず支笏湖でいきなり水深が深くなる「落ち込み」というゾーンに進みます。
「落ち込み」というのは、周囲の水深が5m~10m程度のところから急に数百メートルまで水深が下がる部分を言います。
これはうまく画像が撮れなかったのですが、真っ青で、ある意味ゾッとするような深い深い水の世界が垣間見られます。
この落ち込みゾーンがしばらく続いたのち、次なる見どころ「柱状節理」がやってきます。
これは溶岩が湖水に流れ込むことによって柱状の岩が連なる地形になることを指し、自然の力でできたものとは思えない形状をしています。
私のスマホ撮影技術ではわかりにくい……。が、とても神秘的。何も言われなければ、古代文明の建造物が壊れた跡かと思うくらい。
私は地学に詳しい方ではありませんが、無類の「水中好き」なので、ずっと見ていられる。
柱状節理を地上から見られるところもあります。
霜柱のように繋がる岩の柱。
うーん、自然の力に畏怖の念を抱かざるを得ない。
子供の頃ならきっとこの自然の神秘がわからず、退屈をしていたことだろう。でも、
大人になり、人工物と自然物の違いがわかるようになった今ならとても興味深く見られる。
30分のクルージングなので見るものはこれだけなのですが、帰りは風を浴びながら湖畔の風景を眺められ、これもまた心地よかったです。
温泉宿に泊まりながら、ついでに乗船するのがおすすめ
実は、こちらの乗船券をもらってから2度ほど休航でフラれているのです。
一度は強風のため、もう一度はあの震災で湖底が濁っているという理由。
後者は仕方がありませんが、強風のせいというのはすごく悔しかった!だって、空は快晴だったんだもの……。
私は日帰りでドライブがてら行きましたが、もっと遠くから来る人なら、フラれたら悔しいですよね。
なので、温泉宿に泊まりながら、天候の状況を見て乗船上に行く感じが良いかと思います。
万が一乗れなくても、湖畔では美味しいソフトクリームやヒメマス料理、釣りやカヌーなど楽しめる要素もいくつかありますよ。
私もついでに近くにある鶴雅グループのスイーツショップでお茶をしてきました!
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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