ずっと気になっていた、石狩当別の平飼い有精卵生産者、「ファームアグリコラ」。
いつもコープや農産物直売所で見かけていたものの、高い卵は売れないのか賞味期限が近いものばかりで買えずにいました。
それが、先日訪れた「しんしのつ たっぷの湯」内で二週間近く賞味期限があるものが売られていたので、買ってきたのです。
一般社団法人「ファームアグリコラ」の平飼い有精卵
ファームアグリコラは、福祉施設系の養鶏所。Facebookを見る限りでは卵以外の農産品も生産している様子ですが、詳しく見られない(Facebookアカウントを持っていない)ので、まだまだ調査が必要ですね。
ということでアグリコラの卵です。6個で324円だったかな?お安くはありません。
卵は大きさがやや不揃いですが、Lくらいはあるかな?赤卵です。
割ってみます。
失敗して黄身が流れ出てしまいました……。鮮度が悪いということではないので、誤解なさらぬよう!!
やっぱり、平飼い有精卵には黄身の色が薄めのものが多いですね。健康的・安全・美味しいにこだわると、必然的に色が薄くなる飼料を与えるようになるのだろうか。
これは旦那が卵かけご飯にして食べる用。自作の煎り酒で食べてもらいます。
醤油よりも卵の風味が引き立つ煎り酒で食べると、とても癖のない卵ということがわかります。
ファームアグリコラのページによると、生臭さを極力抑えるために魚粉をあまり与えないようにしているのだとか。
今まで食べた平飼い卵の中で一番臭みがないかもしれない。
シフォンケーキにしてみる
こんなに臭みが少ない卵だから、きっとお菓子にしたら美味しいはず!と思い、先日買った製菓用米粉を用いてシフォンケーキを作ります。
米粉で作るパンは小麦粉やグルテンを足す必要がありましたが、シフォンケーキは米粉100%で焼けます。
いつも通りのレシピで、小麦粉を全て米粉に差し替えて焼いたのがこちら。
焼き色はきれいに付いて、もっこりもこもこの膨らみ。
これは米粉のせいではなく、卵のコシによるものもあると思います。
先日もっきりやの卵でシフォンを焼いた際は、なぜか黄身がいつまでもサラサラして「もったり」とならず、膨らみもイマイチな感じだったのですが、今回は黄身も白身もすぐにもこもこになりました。
卵の成分の違いなのか、こんなに差が出るものなんですね。
また、黄身の色が薄い上に米粉を使用しているので、焼く前の生地の色も真っ白。
焼いた後はどうなっているでしょうか。
照明のせいでちょっと黄味がかっていますが、いつものシフォンよりも色が薄めです。
そして、ものすごーくしっとりしている。「これは飲み物なのか?!」と思うくらい喉越しがいい。
これは卵というよりも米粉のおかげでしょうね。
香料を入れないシンプルシフォンですが、卵臭さは全くありません。もちろん、卵と砂糖が合わさって焼ける良い香りはしますよ。
いつもの卵ではこんな仕上がりには絶対にならない……!
米粉がもたらす良い作用についてはまた別記事で書きたいと思いますが、シフォンケーキは美味しい卵×米粉のシナジー効果がもっとも出やすいお菓子だと思います。今度は砂糖にもこだわってみるかな……。和三盆とかきび砂糖とか!
ファームアグリコラはこんな通信を出しています
卵のパック内に、こんな農場からのおたよりが入っていました。
まだ熟読してはいませんが、ちょっと見ただけでも畑への愛やこだわりをビンビン感じます。
もし、今度見かけたら野菜も買ってみたいと思います。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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