昨日更新した記事のフルーツサンドを作る際、地元で生産されたはちみつが必要だったのですが、スーパーを見ると北海道産というものはなかなか置いておらず……。
道の駅や農産物直売所に行けばあるかな?と思って「とれのさと」方面に車を走らせている最中に思い出しました。
とれのさとよりももっと厚田の方に進むと「桂井養蜂園」というお店があることを……。
先日ラーメンを食べに「信玄」に行ったときにいつか行こうと思っていたんだった。
今がきっとその時だ!
石狩花川「桂井養蜂園」
らーめん信玄花川本店をご存知の方は多いと思います。
いつも行列の有名店ですもんね。
桂井養蜂園はその隣にあります。
こんな店構えで、とても通りすがりにふらりと入れる感じではないのですが……。
お店に入ると年配女性の方が奥から出てきて、対応してくれます。
陳列されているのは北海道産の百花蜜、シナのはちみつ、クローバーのはちみつ、アカシアのはちみつがメイン。
300gの瓶入り、1kgの瓶入り、それよりも大きい瓶のものも。
そして、安い。一番安い百花蜜が300gで830円。シナ、クローバー、アカシアの順に高くなっていきますが、どれもスーパーやお土産屋さんの国産はちみつよりも格段に安いです。
他に、海外産のはちみつもありましたが、やっぱり主力は自社生産の道産はちみつのようです。
百花、シナ、クローバー、アカシアと、種類ごとのはちみつを味見することもできます。
味見したところシナが一番癖が強く、アカシアが一番あっさりしている。透明な味というか、高貴な味わいでした。
見た目はシナの方が茶色く、アカシアは透き通っている。
また、百花やシナ蜜は結晶化して濁っているのですが、アカシアはきれいな液状です。
これは蜜に含まれるブドウ糖と果糖のバランスによって変わるそう。ブドウ糖が多いシナ蜜などは常温で結晶化しやすく、果糖が多いアカシア蜜は固まりにくいということ。
「結晶にならないはちみつは偽物」とか、「結晶化してない上澄みだけが純粋なはちみつで、結晶部分は砂糖水を混ぜたもの」とかいう説を提唱する人がいますが、そんなことないんですよね。
混ぜ物をしていないはちみつも結晶化するんですよね。
なお、百花蜜は色々と混ざっているので、味が一定ではないとのこと。そりゃそうかー。
自社生産のものはこのあたりだけではなく、蘭島、厚田、手稲などまで行って採蜜しているんですって。
そして冬場は鹿児島までトラックで蜂を運んで、そちらの蜜をとってくるのだとか。大変!
家族経営で、息子さんが主体となって蜂たちの管理をされているとのこと。
このように、はちみつの特徴や養蜂の話、冬はどうしているかなどの話を詳しく説明してくれて、とても親しみやすいお店でした。
なによりも、地元産の蜂蜜が安く買えるのが良かった。
家族経営だからできる価格設定と言っていらしたので、もっと買って贔屓にしよう。
【店舗情報】
桂井養蜂園
住所 石狩市花川南一条1丁目8(らーめん信玄のお隣です)
TEL 0133-73-4438
営業時間 9:00~18:30 年中無休
買ったはちみつを味わう
買ったのは百花草(百花蜜)300g、830円。
濁った色をしているのは中のブドウ糖が結晶化しているためです。シナ蜜よりも茶色くないが、アカシア蜜よりも濃い色をしている。
色々な蜜が混ざったものなので、味も香りも複雑!
そのまま舐めるとコクがあり、食後口に残る甘さがあります。くどいと言えばそうかもしれませんが、少量で満足できる味とも言えよう。
これをホットはちみつレモンにして飲みます。
お湯を注ぐと香り立つ。レモンの香りではちみつの癖も和らいで、飲みやすくなります。
この日、喉風邪をひいていたので、荒れた喉にしみわたる美味しさでした。
美味しいだけじゃない、天然はちみつ
お店の方によると、風邪の時にこのはちみつを大根おろしと混ぜて食べるとよく効くそうです。確かに薬効ありそう。
実際はちみつレモンにしてちびちび飲んでいたら、かなり喉が良くなった。
また、傷口や荒れた唇に塗っても良いそうですよ。
はちみつはそれ自体に殺菌作用があるので、瓶に入れたまま(取り出す時は清潔なスプーンを使う)なら永遠にもつそうです……。マジか。
うちにある15年前のはちみつもまだ食べられるかな?(すごーく高かった、ロンガンのはちみつ)
これ、食べてみて無事だったら記事にしてみます。
癖が強いはちみつが活きるパンやお菓子
昨年友人から釧路湿原の百花蜜をお土産に頂いたのですが、そこから癖の強いはちみつにハマってしまいました。
そのまま味わうよりも、食パンに使ったり焼き菓子に使ったりすると香りが立ってすごく美味しくなるんです。
焼き菓子の中でも特に、マドレーヌは絶対癖があるはちみつの方が美味しい!
もちろんそのままホットケーキやパンに付けて食べるのも大好きです。
地産のはちみつを一度味わってしまうと、もう1kg600円とかの徳用には戻れない……。
これからも愛用していこうと思います。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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