もう既に旬が過ぎた野菜の話で恐縮ですが、今回は滝川の名産品「雪割りなばな」について。
先月、滝川在住の友人に頂き、とても美味しかったのです。
菜の花どころ、滝川市
札幌から高速道路を使って一時間半ほどの滝川市では、菜種を取るための菜の花の栽培が盛んです。
菜種はご存知の通り菜の花の種で、この種から絞った油が菜種油。
道の駅などで、この菜種油そのものや、これを使ったドレッシングなどが売られています。
菜の花どころの滝川市では、毎年5月下旬に「菜の花まつり」が開催されます。
観賞用ではなく、食用に栽培された菜の花畑を見て楽しむというお祭りで、地域の農産物を使った屋台も出ているようですよ。
今年は5/26、27に開催されるようです。
今しか見られない菜の花のじゅうたんが見られるので、是非。
こちらは昨年の菜の花まつりで撮影した菜の花畑の写真。曇天でしたが、楽しく鑑賞してまいりました。
さて雪割りなばなです
滝川の菜の花の関連性はこれくらいにして、本題の雪割りなばなです。
友達から頂いたのは、「雪割りなばな」とハッキリ表記されているものと、無名のなばなの二種類。
どちらも滝川産ですが、雪割りなばなはブランド野菜なので、何でも「雪割り」を名乗れるわけではないそうです。
友人によると、雪割りなばなは種を金庫で管理しているんだって。
両方売っていたのでせっかくだから食べ比べてみて、とのこと。
雪割りなばなは雪の下で越冬させるため、糖度が高くなるのだとか。
そして、早春に収穫することから病害虫のリスクが低く、農薬を使用しなくても大丈夫なんですと。
お値段を見る限りではブランド野菜の割にお高くありません。今しか食べられない味ですが、庶民にも手が届くのが嬉しいですね。
料理して食べてみる
では、ノーブランドなばなの方から頂きます。
画像は無いのですが、茎が細めで葉が多い感じかな?ちらほらと蕾がついています。
こちらは肉巻きにしています。細めなので、1~2本を豚バラで巻いてフライに。(一緒にアスパラ肉巻きフライも作った)
細めだからか、火通りが良い。下茹でなしでもそれほどアクはありません。
ただ、少し筋っぽいかな?という印象。
ちょっとの苦みはありますが、なばなってこんな感じですよね。
新鮮な分シャッキリして美味しいという点はありますが、スーパーで売られているなばなとの大きな差は感じられず、でした。
さて、翌日は雪割りなばなをスパゲッティに入れます。
こちら、とても茎が太い。
アスパラみたいに太い茎。そして瑞々しい……。
これだけ太いと筋っぽくて固いと思われがちですが、実際はそんなことありません。包丁がストッと入ることから、かなり柔らかいとわかります。
こちらはゆで卵とアンチョビのスパゲッティに入れてみます。
太いところは縦半分に切って、麺が上がる30秒前に鍋に入れて一緒に茹でています。
あとはアンチョビとにんにくを炒めたオリーブオイル、崩したゆで卵と和えるだけ。
卵の黄身が菜の花っぽくて春らしい。
食べると、茎の太いところほど甘みがあります。
そしてやっぱり筋感は無く、葉の部分も小松菜のようにやわらか。
下茹でしているせいか、癖は全くなし。苦みも全くなし。
なばなの苦みが好きな人なら下茹では必要なさそう。
ブランド野菜ということがわかる美味しさでした……!
菜の花まつりは毎年会場が変わる
昨年行った菜の花まつりは、駐車場が畑から離れたところにあって、そこからシャトルバスで移動するというシステムでした。
これは、毎年同じ畑を使えないため、最寄りの駐車場を確保できないからだそうです。
菜の花は連作できないので、毎年畑の場所が変わるんですって。
車で直行できないという手間はありますが、行くと一面黄色の畑に感動するはずです。
是非行ってみて下さい。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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