円山の裏参道エリアと呼ばれる地区にある、いかにも老舗な店構えの和菓子屋さん。
(裏参道と呼ばれている通りよりは少し南側)
看板の通り「米屋(よねや)」という名前ですが、千葉県にある「なごみの米屋」さんとは無関係のようです。
こちらの和菓子が昔ながらで、しかも洗練された佇まいで、お盆などの帰省の手土産にするととても喜ばれます。
今年のお盆も、こちらでお菓子を買いました。
普段使いにも贈答にも 米屋の和菓子
お店はこんな外観でなかなか敷居が高そうな印象ですが、手土産や贈り物ではなく、普段のおやつとして、仏壇に供えるために、という用途で買って帰る人も多いようです。
私が行ったのは13日、お盆の初日です。
時期柄混んでいるかなと思いましたが、意外にもお客さんはそれほど多くなく、ゆっくり商品を見ることができました。
入ってすぐにショーケースがあり、その中には贈答用の詰め合わせ、上には日持ちしない餅菓子やおだんご類が並びます。
そして右側の奥には最中やおまんじゅうがあり、これはお客さんが自分の手で取ります。
お菓子の種類はあまり多くないのですが、栗を使ったものが多いようです。
栗最中、栗まん、栗ぽん、栗どらやきなど。こちらの栗のお菓子、本当に美味しいんですよ。
お値段はどれも150円~200円くらいで、一般的な価格帯だと思います。
もちろんどらやきや最中、ブッセケーキのようなものなど、栗を使っていないものもあります。
今回は手土産用にこれらのおまんじゅう類を買い、自分で食べる用にどら焼きと豆大福を買います。
自宅用のお菓子は、こんな紙袋に入れてくれます。
まずどら焼きを頂きます。
米屋のどら焼きは皮が厚めであんこが少なめ。でも、この皮がふんわりして卵の味がして、とても美味しい。
どら焼きってあんこがみっちみちに詰まったものと、こんな感じでサラッと挟んだ程度のものがありますね。
蒸しパンやケーキのような粉ものが食べたい時にはぴったり。
そして豆大福。これは買った当日限りの消費期限。
人気商品らしく、閉店近い時間に行くと売り切れていることが多いです。今回は開店してすぐに行ったので、買えました。
中身は、すごーく柔らかくてのびーるお餅に紫色がかった上品なこしあんが入っていて、「和菓子屋の餅菓子」という感じ。
餅屋さんのしこしこしたお餅とは違う食感。
餅に混ぜ込まれている豆の炊き具合もちょうど良く、邪魔にならない程度の歯応えがあっていいアクセント。
当日限りしか食べられない贅沢な味です。手土産にできないのが残念だわ!
画像はありませんが、栗ぽんというお菓子も大好きです。
小ぶりの栗まんじゅうで、大粒の栗甘露煮を薄めのあんこで包んで、それをさらにまんじゅう生地で包んで焼いたお菓子です。
白あんと小豆あんの2種類があり、どちらも美味しい。おすすめです。
【店舗情報】
菓匠 米屋
住所 札幌市中央区南3条西24丁目2−6
TEL 011-611-7739
営業時間 9:00~18:00 水曜定休
※駐車場有
円山エリアの老舗は素敵ですね
少し前に入った円山のうどん屋さんで、「昔の円山は良かったよね」という話をしている高齢のご婦人方(推定70代)を見かけました。
ちょっと聞き耳を立てると、「今と違って大人向けのお店が多かった」とのこと。その大人向けのお店の中に、米屋の名前も入っていました。
米屋も含む、今も残る老舗は良いお店が多いということですね。その当時を知っているの、羨ましい。
ということで今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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