札幌市の北側に住んでいるので、豊平川から南側にはなかなか行く機会がありません。
気になるお店はたくさんあるのに、「遠いしな~」と、なんとなーく尻込みしてしまうばかりです。
そんな中、今回たまたま向こう側に行く機会に恵まれたので、いつか行こうと思っていた喫茶店「Cafune(カフネ)」に立ち寄ることができました。
南大橋渡ってすぐの喫茶店「Cafune(カフネ)」
カフネは豊平川をまたぐ南大橋を渡ってすぐのところにあります。年季の入ったマンションの1階で、店前に駐車場もあります。
駐車場は空きがあったものの、店内はほぼ満席。日曜日でしたので……。
ソーシャルディスタンスを守るために、席数を減らしているようです。
店内中央にある大テーブルの一角があいていたので、そこに座ることができました。
カフネはカフェというより喫茶店という風情のお店で、メニューもコーヒーが中心、フードはナポリタンやオムライスなど懐かしい感じのものが多いです。
客層は若い方が多い印象でした。喫茶店と言えば渋めの客層というイメージを覆す。
裏側にはアレンジコーヒー類やソフトドリンクなどが。
入店した時間がお昼の13時ごろで、オムライスやナポリタンを食べている人が目立つ。
私はほかで昼食をとってきたので、たそがれブレンドと三層の珈琲ゼリーにします。
友人は地蔵プリンとせせらぎブレンドにしていました。
コーヒーはネル、ペーパー、エスプレッソマシン(アメリカーノの濃さ)から選べます。
キッチンの奥に焙煎機が見える。自家焙煎のお店なんですね。コーヒーへのこだわりが見える。
他の方のブログによると、ご店主はかつてサッポロファクトリーの近くにあったD×M(ディーバイエム)にもお勤めだったそうな。
あのお店良かったよね……。苗穂に住んでた時よく行ったわ。
料理の注文が立て込んでいると提供まで時間がかかります
しかし注文ごとに淹れる方法を変えていたら、すごく手間がかかるんじゃ……。
それだけではなく、ご店主らしき男性がコーヒーもフードも全て作っているようなので、提供まで時間がかかることを覚悟して注文します。
案の定、オムライスなどのフードから優先的に作っているようで、デザート注文の我々はかなり後になってから提供されました。後から来た人のオムライスが先に出来上がっていたけど、まあ時間はあるし、いっか。
全て出てくるまで30分くらいは待ったと思います。
珈琲ゼリー。
上から順に、ミルクゼリー、カフェオレのゼリー、コーヒーゼリーで3層になっています。ふわふわホイップクリームと蜂蜜がかかっている。
かなりゼラチンが効いた、ブルっとした固さ。噛み応えがあるので、ただコーヒーを飲むのとは味の広がり方が違う。
下層のコーヒーゼリーが濃くて美味しい。カフェオレゼリーもミルクゼリーも甘くて食べやすいし、蜂蜜の甘さもホイップもあるので、苦いのが苦手な人でも美味しく食べられるゼリーだと思います。
たそがれブレンド、ネルドリップにしてもらいました。
中深煎りの豆をネルドリップした、まろやかでコクがある飲み口が美味しかったです。
深めの焙煎でも苦すぎない。ゼリーと合わせたけど、パウンドケーキとかの方が合ったかもしれない。
これは友人オーダーの地蔵プリン。
「地蔵」というのは、かつてあった喫茶店「北地蔵」で修業されていたご店主が、当時の味を再現したものだからだそうです。
昔懐かし固めプリン。横に添えられているのはカフェオレのゼリー。三層のコーヒーゼリーの中層と同じものだと思います。
コーヒーゼリーが好きなので、メニューにあればついついコーヒーゼリーを注文してしまいますが、友人が食べているのを見て、自分もプリンにすれば良かったかなと思ったり。美味しそうでした。
注文品が運ばれるまでにたっぷりお喋り(もちろん小声でマスクしながらね)したので、食べたらすぐに店を後にしました。
友人はドリップバッグのコーヒーをお土産に買っていました。素敵なパッケージで贈り物にもよさそうです。
日曜日のランチタイムだったから混雑&時間がかかりましたが、平日ならもう少しゆっくりできるかもしれません。次は平日に行ってみよう。
【店舗情報】
Cafune(カフネ)
住所 札幌市豊平区水車町2丁目3-25 メープル・リバービュー 1F
TEL 011-850-9930
営業時間:11:30-20:00 月曜、第2・第4火曜定休
駐車場、店前に3台分ほどあります
コーヒーの美味しさ重視のお店が増えていて嬉しい
ここ最近の喫茶店ブームのせいか、見栄えの良さやインテリアよりも、コーヒーその他の美味しさそのものを売りにしているお店が増えてきたように思います。
昔はフードは冷食満載で見た目だけド派手、でもコーヒーは不味いみたいなお店が主流だったのが、ぱっと見地味でも味重視なお店が多くなり、嬉しい限りです。
歳を取ると、見た目よりも味や体への優しさを求めるようになりますよね。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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