伊勢旅行で食べたものまとめ(2)甘いもの

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前回に引き続き、伊勢を旅行したときに食べたものを書き綴っていきます。前回はお食事について書きましたが、今回は甘いもの編です。

旅に出たら、一日5~6食は食べますよね!三度の飯のほかに、おやつも2回は食べます。だって、朝早く活動開始するし、たくさん歩くんですから、お腹も空くというものです。

伊勢は古くからの観光地ということで、歴史ある甘いものが豊富です。やっぱり私と同じで、江戸時代の昔から、長旅に甘いものは欠かせないという人が多かったんでしょうね!

ということで、旅先で食べた甘いものを書いていきます。

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お伊勢参りといえばやっぱり赤福!赤福ぜんざい&赤福盆

伊勢の甘いものと言えば赤福!赤福と言えば名古屋でも、関西の方でも買える銘菓のため、北海道にいても結構お土産として頂く機会が多いものです。

でも、お土産を待つのではなく、自ら直営店まで行かなければ食べられない限定メニューもいくつかあるんですよね。

今回食べてきたのは、伊勢市内に限らず、赤福の直営店なら大体食べられる「赤福ぜんざい」です。

赤福ぜんざい

左のお餅が浮いているのが赤福ぜんざい。冬季メニューで、11月からしばらくの間(夏季メニューのかき氷が始まるまで?)食べられます。

ちなみに右のお皿はおなじみ赤福で、お茶とセットで「赤福盆」という名前で販売されています。

赤福ぜんざいはしっかり甘い、甘味処らしい味の汁に香ばしい焼餅が2切れ。赤福餠はこしあんなのに、ぜんざいの汁には煮小豆の粒々が入っているのも嬉しいです。

参拝のためたくさん歩いた後だったので、疲れた身体に染みわたる美味しさでした。

 

赤福の直営店では、1月以外の毎月1日に「朔日餠」という月替わりのお餅が販売され、早朝からこれを目当てに並ぶ人がとても多いのだそうです。

今回の旅行は1日を含まなかったため朔日餠にはありつけませんでしたが、次回、1日に伊勢を旅行することができたら、朔日餠のために早起きして並んでみようかと思います。

 

余談ですが、赤福で販売している「おかげ犬サブレ」というお土産菓子、美味しかったです。赤福餠よりも日持ちするので、すぐに渡せない相手へのお土産におすすめです。

歴史あるお餅「二軒茶屋餠」

二軒茶屋餠

伊勢の隠れた名物、二軒茶屋餠も食べてきました。

天正年間、つまり500年近くも前に創業されたという歴史あるお菓子で、ガイドブックなどにはあまり載っていない(私が持っている本にたまたま載っていなかっただけかもしれませんが……)。

二軒茶屋餠を作っているのは、伊勢市内にある「角屋本店」というお店で、ご覧の通り老舗感漂う店構え。

角屋本店

名物二軒茶屋餠という暖簾がかかっている通り、取り扱っているのは二軒茶屋餠だけ。

今回、先を急いでいたのでテイクアウトしましたが、お店でお茶と一緒に頂くこともできますよ。

もち

薄いお餅の中にこしあんが入っていて、上からきな粉がまぶしてあります。構成で言えばうぐいす餅なのですが、うぐいす餅よりもしっかりしたお餅で、力強いです。

毎朝生米からふかして、お餅を搗いているそうです。さすが!とっても美味しいお餅です。

ちぎり

ところで、ここ、観光地でも駅前でもない、住宅街のようなところで、観光ついでには立ち寄りにくそうな場所なんです。

お店の近くを勢田川という大きな川が通っていて、伊勢湾を船で渡って川を上りお伊勢参りするのが主流だった江戸時代には、このあたりはとても栄えていたそうですよ。その頃からこの場所でずっとお餅を作り続けているなんてすごいことです。

500年近くも前からあるお店なんて、歴史の浅い北海道では想像もつかないことだと、感慨深く思いながらお餅を頂きました。

津市名物「蜂蜜まんじゅう」

お次は伊勢市ではなく、三重県の県庁所在地、津市の甘いものです。

はちみつまん

「蜂蜜まん」という、ぱんじゅうのようなお菓子です、蜂蜜を使ったおまんじゅうで、津市の愛されおやつだそうです。

本店ではなく、津駅の構内にも売店があると聞いていたので、乗り継ぎの機会に買うつもりでいました。

……が!

閉店

17時をほんの少し過ぎてからの到着だったため、売店は終了!ああ残念と思っていたら、閉店後は構内のキヨスクにて買えるそうな。

キヨスクではまだあったかい状態の蜂蜜まんを買うことができました。

断面

中はこしあん。食べる前から蜂蜜の香りがぷんぷんします。生地は焼きたてではないので水分が戻ってしっとりしていて、あんこの優しい甘さを受け止めています。

蜂蜜を甘味に使っているため、ちょっとくどい甘さなのですが、これが疲れた身体のエネルギーになって、とても美味しかった。5個入りを私2個、夫3個に分けて食べましたが、10個入りでも食べられたかも。

津市に寄ったら、蜂蜜まんを是非食べてみてください。

津駅

余談ですが、津駅、県庁所在地の主要駅だというのに、とても小さいことに驚きました。三重県は電車よりも車社会なんだなと思いました。

奈良の千壽庵吉宗「生わらび餅」

最後は伊勢でも津市でもなく、三重県ですらありませんが、帰りにちょっと寄り道した奈良県の甘いものです。

最後の一泊だけ、奈良公園の近くのホテルに泊まったのですが、あまりゆっくりする時間が無い中で、奈良っぽいものを一つくらい買って帰りたくて、わらび餅にしました。

そのホテルの近くにあった千壽庵吉宗というお店のわらび餅です。

わらびもち

こちらには日持ちする真空パックのわらび餅もあるのですが、せっかくなので、日持ちしない生のわらびもちを買ってみました。(生のわらび餅にも高いのと安いのがあるのですが、今回は安い方で……)

中身

手荷物の中で揺られて、ちょっと寄ってしまっていますね。きな粉は別添ですが、かけてからの写真撮影です。

ちょっと青みがかったわらび餅、ぷるっぷるでもっちりしていて、優しい甘さです。黒蜜をかける葛餅とは違って、この繊細な味と食感を楽しむものですね。

わらび餅はたまにデパ地下で打ってるものを買うことがありますが、それよりもきな粉が少ないせいか、すっと身体に流れていくような、弱った人にも美味しく食べられそうな優しさがありました。

美味しかったです!

ちなみに、千壽庵吉宗さんは修学旅行生のお土産スポットでもあるらしく、日持ちするお手ごろな価格のわらび餅やグッズなどが豊富でした。また、夏場はかき氷も人気のようです。

ならしか

こちらは奈良公園の鹿。人を恐れません。エゾシカよりだいぶ小さめです。

次回は奈良のカレーの話をさせてください

伊勢・奈良旅の話、もう一回だけさせて下さい。

次回は奈良のホテルの近くで食べたカレーについて書きたいのですが、この一軒だけちょっと書きたいことが多かったので、別枠で書かせて頂きます。

奈良の郷土料理や名物料理ではなく、カレーの話で申し訳ないのですが、個人的にとてもいい思い出になったので……。

 

ということで今日はここまでです。

あと一回、旅の土産話にお付き合い下さい。

 

 

 

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