普段はカロリーなんて気にしない食い倒れ記事ばかり書いている私ですが、ダイエットにチャレンジすることもあるのです。
運動、一品ダイエット、断食など、色々な方法を試しましたが、その中でも効果があったと思ったのが、「脂肪燃焼スープダイエット」。
ダイエットスープとも言うのかな?あの、トマト缶とたくさんの野菜を煮込んで一週間食べ続けるやつです。
数年前の話になりますが、このダイエットスープを食べたときの作り方や身体の反応についてお話ししますね。
脂肪燃焼スープダイエットの概要
このダイエットはアメリカ発祥で、美容目的ではなく、肥満者が外科手術の前に減量するためのメニューとして考案されたものだそうです。
方法は、トマトとたくさんの野菜を煮込んで作ったスープと開始からの日数によって決められたメニューだけで過ごすだけ。
一週間を一セットとし、5~8kgくらいの減量が期待できるというものでした。
スープは野菜のみでかなりカロリーが低いので、どれだけ食べても消費カロリーを上回るということはありません。
また、トマトベースなので、トマトに含まれる「13-oxo-ODA」という中性脂肪を分解する成分が摂取できることからも、脂肪の燃焼が早まるのではと考えられます。
ダイエットスープの作り方
【材料】
ホールトマト缶 1缶(ダイスカットの方が使いやすいです)
玉ねぎ(大) 3個
ピーマン 1個
セロリ(太) 1本
キャベツ(大) 1/2玉
チキンスープの素(私は味の素チキンコンソメを使用)1個
【作り方】
野菜を全て食べやすい大きさに切って鍋に入れ、トマト缶、ひたひたくらいの水とコンソメを入れて、野菜が柔らかくなるまで煮てできあがり。
味付けは基本的にコンソメのみですが、スパイスやハーブで味変しても良いことになっています。
ただ、塩や油を入れるのはダイエット効果が弱まるようなので、こちらは我慢した方が良いでしょう。
スープダイエットのルール
ダイエットスープは好きな時に好きなだけ食べても良い。
足りなくなったらその都度上記の材料で作り足して食べ続ける。
また、日数に応じて下記のものは食べても良い。
1日目
バナナ以外の果物、100%の果物ジュースとスープのみ。
2日目
豆、コーン以外の野菜とスープで過ごす。野菜はスープに入れても、生のままでも。油脂は使わないようにする。夕食時にベイクドポテト(焼きじゃがいも)にバター少量を付けて食べても良い。
3日目
スープと野菜と果物だけで過ごす。ベイクドポテトとバターは食べてはいけない。
4日目
バナナ3本、無脂肪乳500ml(スキムミルク+水でも可)とスープを好きなだけ。水をたくさん飲む。
5日目
350~700gの牛赤身肉、または鶏肉や白身魚とトマトを最大6個、スープを最低一杯(上限なし)。
6日目
前日と同じような肉を好きなだけと野菜(豆、コーン、ポテトはダメ)、スープで過ごす。
7日目
玄米、野菜、100%果物ジュースとスープ。
その他のルール
以上の基本ルールのほか、守るべきことがいくつか。
・ダイエット期間はお酒はNG、ダイエットを始める24時間前から禁酒する。
・飲み物は日ごとに決められたもの以外は、水、お茶、ブラックコーヒーのみ。カロリーオフでも炭酸飲料はダメ。
・揚げ物とパンなどの小麦粉製品、砂糖を始めとする甘味料は摂らない。
というような感じです。
スープダイエットを試した結果
私がこのダイエットを行って身体に出た変化を書き記しておきます。
一週間で3kg痩せた
当時の体重は58kgくらい、終了時には55kgに減量されていました。
身長167cmの大柄なので、これだけ体重があっても肥満体ではないと思います。3kg減は妥当な結果ですね。
ただ、二週目からはあまり減らなくなってしまいました。スープに色々アレンジを加えたせいかも?
便通が良くなった
最初の2日間はそれほど実感がなかったのですが、3日目くらいから便通に変化が出ました。
汚い話ですが、あまりいきまなくても出せるような軟便気味に。
お腹はゆるめでも腹痛等はありませんでした。
尿がジャンジャン出るようになった
スープと水分ばかりで過ごしているせいか、尿がジャンジャン出るようになりました。
野菜のカリウムを十分に摂取できているおかげもあるでしょう。
ただ、5日目の肉の日くらいから尿の出はそれほどでもなくなりました。
顔、お腹周りがスッキリした
ダイエット効果が出たと感じたのは数字の面だけではありません。
顎周り、そしてお腹周りが細くなりました。(ちゃんとメジャーで測定したわけではありませんが、衣類のウエストがゆるくなりました。)
これはきっと、便秘とむくみが解消されたこともあるでしょう。
身体が冷えるようになった
ダイエットスープと水分で過ごしているから当たり前なのですが、身体が冷えやすくなりました。
肉の日までしっかりたんぱく質を摂らないので、やっぱり筋肉は落ちているでしょうね。
私は野菜が安い夏場に実施したので冷えても何とかやり過ごせましたが、冬場はきついだろうなと思いました。
「脂肪燃焼」と名前が付いてはいますが、身体がカッカと熱くなるわけではないんですね。
疲れやすくなった
当時、デスクワークと肉体労働を半々で行う仕事をしていたのですが、肉体労働の際に疲れやすくなったのを顕著に感じました。
筋肉が落ちたせいでしょうか。
糖質を摂らない生活でデスクワークはどうかなと思いましたが、こちらは特に問題無し。
ただ、トイレの回数が多く周囲に不審がられました……。
スープに飽きてしまった
気分的な問題としては、ランチタイムで周囲の目が気になる、スープに飽きるというのがあります。
周囲の目は、私は特に問題ありませんでした(職場で流行していた)が、飽きに関してはやっぱり後半つらかったです。
ルールの中では塩分制限は無いことになっていますが、やっぱり塩気を足すと尿や便の出が悪くなる気がしました。
一週目は基本の味付けのみ、二週目は塩やクレイジーソルトで味を変えて食べましたが、二週目の方はあまり痩せませんでした。
そのため、二週目終了と同時にダイエットも終了しました。
結果・感想
結果は2週で4kg減。たった半月のダイエットと考えると、かなり優秀な結果です。
でも、食生活が元通りになると3カ月ほどで戻ってしまいました。
私の場合は恐らく、脂肪が燃焼したというよりも便秘とむくみが解消されたことが大きいようです。
ダイエットスープ、別名デトックススープとも呼ばれているので、何か月かに一回のペースで身体をリセットするつもりで実践するのも良いかもしれません。
また、+αされてしまうようなリバウンドではないものの、筋肉が落ちる=基礎代謝量が減るということなので、太りやすい身体になってしまうというリスクがあります。
なるべく運動して筋肉を維持しながらダイエットした方が良さそうです。(筋肉を維持すると減量のスピードも緩やかになってしまうと思いますが)
結論としては、「脂肪燃焼スープダイエットはルール通りに行えばほぼ確実に結果が出る」ということですね。
ただ、あくまで発祥が医療目的ですから、美しくなるためではないということを頭の隅に置いておいた方が良いでしょう。
来週細身の服を着るとか、身体測定があるなどの人にはおすすめです。
もちろん、既に細身で減らすところが無い人や、病気によって肥満に傾いている人は効果が出ないこともあると思うのでご注意を。
ということで今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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