女性なら誰もが気になる胸のこと。
若い頃は大きさやハリ、肌のきれいさばかり意識していましたが、アラフォーになると心配なのは専ら病気についてです。
実は先日、胸の痛み(精神的な意味ではなく)が気になり乳腺外科の診察を受けてきました。
この件についてお話しします。
私の自覚症状
元々生理周期によって胸の大きさが変わるとか、それに伴い圧迫すると痛むことがあったのですが、それはホルモンバランスのせいだと納得していました。
でも、数カ月前から常に(生理周期に関係なく)左胸の外側から下部にかけて「しみるような痛み」が起こるようになってきたのです。
黙っていても痛いが、押すと「ズキーン」とさらに痛い。
これが気になり、乳腺外来にかかることを決心しました。
それはやっぱり乳がんを心配したからです。
芸能人、しかもお若い方の乳がんの話題もありましたしね。
病院で受けた検査と診察
以前診察を受けた肛門科が乳腺外科を併設しているので、そちらにネットで予約。今は便利な世の中ですね。
待合室にて
私が行った乳腺外科だけではなくどこもだと思いますが、基本的に男子禁制のクリニックなのでとても落ち着いて待つことができました。
インテリアはかわいくて温かみがあり、アロマの香りが漂います。
置いている書籍も雑貨本や料理本、おしゃれな写真集など女性が好きそうなものばかり。
そんな素敵空間で待っている間に問診票の記入。(これは本当は予約時に入力するフォームがあったようなのですが、うまく入っていなかったらしい)
どこでも聞かれるような既往歴や喫煙、飲酒習慣についてはもちろん、最後の生理はいつからか、妊娠経験はあるか、経口避妊薬の服用経験はあるかなど、女性の病院らしい質問もたくさんありました。
着替えをする
予約をしていたおかげか、問診票に記入したら待たされることなく更衣室のようなところに案内され、上半身に着用しているものを全て脱いで検査着に着替えるようにとのこと。アクセサリーも外し、胸元に化粧や制汗剤を付けているならそれも拭き取ります。
私は緩めのブラトップとシャツだけの恰好だったので、着替えはすぐに済みました。
更衣室の真ん前がマンモグラフィーの検査室で、すぐに呼ばれて技師さん(看護師さんも兼務されているのかも)にマンモとエコーと触診、フルコースで検査するけれど良いかと聞かれます。
自覚症状が無い人の場合は検査に一万円以上かかりますが、私は症状があるので保険の適用範囲で診てもらえるんですって。
何かあったら怖いので、お金の心配なんてしていられない。全額負担でもフルコースで診てもらうくらいのつもりで行ったので、当然OKします。
マンモグラフィーは「痛い」というより「苦しい」
最初はマンモグラフィー。
胸を板で挟んで画像を撮る検査です。これ、とても痛いって各所で聞きますよね。
もちろん私も例外ではなく。
でも、「痛い」というよりも「苦しい」んです!呼吸がしにくくなる。
きっと、胸の根元から挟み込むことで肺の周りの肉が引っ張られて、呼吸筋が動かしにくくなるのでしょう……。
この苦しみに耐えながら、痛みのある左胸、そして右胸も画像を撮ります。片胸2枚ずつだったので合計4枚。
診察室でエコーと触診
次は隣の診察室に通され、医師による触診、そしてエコー検査です。
触診は痛みがある部分を中心に、とても入念に診てくれました。
前に勤めていた会社の健康診断では、流れ作業でチョチョッと触られただけだったのに何という違い。
エコー検査も同じく時間をかけてくれたように思います。
モニターは自分では見えない位置にあるのでどこがどうなっているかこの時点ではわかりません。
つまり、まだ不安な状態。丁寧に診てくれているということは何か異常があるのかという心配もありました。
検査結果の説明
触診とエコー検査は診察室で行ったので、そのままベッドから椅子に移動して結果を聞きます。
結論から言うと、痛みのある左胸は「異常なし」。
生理前に痛みが出る女性は多いが、周期に関係なく痛む人もたまにいるとのことです。
つまり、「気にするな」ということ……。これは良かったのか?相変わらず痛いんですが。
そして、正常だと思っていた右胸に小さな異常が。
それは、乳腺の一部が石灰化しているところがあるということ。
これはただ乳腺にカルシウムが沈着しているだけのもので、関節や血管、全身のどこにでもあるものと説明されました。
9割以上が良性で、これがガンになる可能性は極めて低いそうです。
ですが、念のため1年に1回検査を受ける必要があるという結果で終わりました。今後の検査も保険適用内なのでお金の心配はありません。
お会計は
以上のような診察を受け、お会計は三割負担で4000円を切るくらいでした。それほど高くはありませんよね。
同じ病院で乳がん検診を受けると(コースにもよりますが)1万円以上はかかります。
札幌市の乳がん検診は無料クーポンがもらえるのが40歳、安く受けられるタイミングもそれ以降の2年に1回ですから、私のようにまだ30代のうちはこんなきっかけが無いと検査を受けづらいんですよね。
痛みは相変わらず感じますが、乳がんの心配が無いだけでも安心できました。
ちなみに行った病院は
ちなみに、行った病院は札幌市東区の「札幌フィメールクリニック」です。
乳腺外科だけではなく、女性専門の肛門科も開設しています。
住所は東区ですが、北24条駅から徒歩で行けます。駐車場もあるので車でも。(クリニックに面した道路が南に向かう一方通行なので、ご注意を)
クリニック内は基本的に男子禁制、完全予約制でインターホンを鳴らしてから入口を開けてもらいます。
なので、飛び込みで行くのはNGのようです。
院内は女性が落ち着けるように作られていて、清潔感もあり、掲示物もかわいらしい。
そして医師始めスタッフの皆さんが丁寧で、安心して受診できる病院でした。
ただ、こちらでは札幌市の乳がん検診クーポンは使えません。全額負担の検診と、自覚症状がある方の診察のみになりますのでご注意下さい。
さいごに
痛みはまだありますが、乳がんでなくて良かった。
石灰化については気になりますが、ネットで調べても本屋で立ち読みしても「問題ないことが多い」という話が多いので、来年までは静観するのみですね。
では、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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