すっかり秋になり、手のべとつきも減る季節となりました。
羊毛や毛糸を使う手芸をよくやる私にとっては、手芸ハイシーズンの到来です。
ということで、今日は小ネタとして、「手芸愛好家あるある」について話させて頂きます。
というか自分の話なので、手芸愛好家の中にはもっと計画的にこなされている方もいらっしゃると思います。
そんな方も「ハハハ、愚か者めが!」とご笑覧下さると幸いです。
ということで、「手芸愛好家あるある」、どうぞご覧ください。
使う予定もないのに資材を買い込む癖がある
糸、布、ビーズなどの手芸資材をついつい買い込んでしまいませんか?
しかも、今使わないのに「腐るものではないから今買っておいても損はない!」と自己弁護しながら買ってしまう人、私以外にもいるはず……。
手芸資材への「萌え(という単語は死語か)」が強すぎるんですよね。
どう加工するかを考える前に、その資材を見てるだけで楽しい。胸が躍る。手芸屋さんとかテンション上げたいときに最高ですよね。
そして使う予定の無い資材が溜まりに溜まって、家の収納を圧迫することに……。
うちは既に6畳間+押し入れが布と糸と羊毛で溢れそうです。
完成前に他の手芸に心を奪われ、数年放置しがち
編み物、刺繍、手織りなど、完成に長時間かかる手芸はたくさんあります。
しかし、大作を完成させてやる!と意気込んで材料を揃えても、完成前にモチベーションが低下し、他の手芸に心を奪われてそのまま数年放置……とかありますよね。私だけじゃないですよね?!
手袋とか靴下は片方編んで満足して放置とかよくやります。
やっぱり「そのうち再開しよう、大丈夫、腐るものじゃないから」という意識が自分を弁護してしまう。
かたっぽ靴下もたくさんあるし、籐でつくる小物とバッグも途中だし、ブルガリアスカート、糸がかかったままの手織り機……。私の場合、何年も手つかずのものがこんなにあります。
他者のハンドメイド作品の「裏」を見てしまう
「裏」を見ると言っても、裏事情とかではありません。
物理的な裏側、つまり縫製や編み目の裏をじっくり観察してしまう癖があります。
失礼な行為だなと思いながらついつい見てしまうのは、その作品の粗を探しているのではなくて、裏でどういうふうに糸を渡しているのかとか、どんな縫い合わせでこの形状になっているのかなどが知りたい一心で見てしまうのです。
だから、素晴らしい出来栄えのものほど裏返して見たくなる。
失礼だということはわかっているので、あからさまに見ないように気を付けております……。
手が動いていないと時間の無駄に感じる
ミシン作業のように目を離さずに集中して行うものもありますが、編み物や刺繍や手縫いの作業は、慣れればTVなどを見ながらでもできます。
だからある程度経験を積むと、TVやラジオを鑑賞しながらとか、おしゃべりしながら作業を進める習慣が付いて来るのですが、これにさらに慣れてくると、何をしながらでも手が動いていないと勿体なく感じるようになってきますよね。
私は昔、夫とカラオケに行くときは必ず小さめの編み物を持参して、夫が歌っている間に編みまくっていました。(夫の歌を聴くのは時間の無駄と思っていた)
買った方が安くつきがち
ハンドメイドで何かしら作ると安上がりと思われがちですが、衣料品が安くなった今、買った方が断然安いんですよね……。
手芸って昔は内職に近い位置付けでしたが、今ではお金と時間がかかる趣味娯楽の要素の方が強い。
もちろん節約のために自作しているわけではありませんが、手編みすれば安い糸を使っても8000円はかかるようなセーターが、2900円とか、セール期間なら999円とかで売られているんですよね。
もちろんアクリルの安い糸で、機械で編まれているんでしょうけど、これと比べて、時間と手間をかけて、お金もかけて、しかし素人の技術で編んだセーターの価値とは……と考えてしまいます。
しかも、慣れてくるともっとお金をかけたくなる。ワンランク上の道具とか、素材の品質やメーカーにこだわりたくなっちゃう。そうなるとかかるお金は天井知らず。(しかも不良在庫として抱えがち)
そりゃお金がかかるはずだよ
以上、手芸愛好家あるある5選でした。
改めて書き出してみて、「こりゃお金かかるわ……」と思いました。
手芸ってひとつひとつの作品を完成させるだけなら材料費はそう高くありません。が、それらを同時進行で複数抱えることになったり、高い道具(私の場合、紡ぎ車とドラムカーダーと手織り機など)を無理して買うほどになったら、万単位でお金がかかるのは当たり前です。
昨年の外出自粛が始まったばかりの頃、「出かけないからお金はかからないよね!」とタカを括っていたら、通販で手芸資材を買いすぎて普段よりお金がかかってしまったこともある。
楽しく在宅時間を過ごすための投資ということにして、財布の紐を緩ませっぱなしの日々を送っております。
今年は新しいものを買う前に今ある在庫を消化することをもっと考えたいと思います。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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