籐でつくる小物とバッグ10~12号の鉢カバーを作った記録。
この日は最後の12号に着手。最終仕上げまでこなしていきます。
11号までの段階で、見本とは違う末広がりフォルムになるという失敗がありましたが、何とか使えそうなものが完成しました。
鉢カバー 最終仕上げ(12号に掲載分)
鉢カバーもいよいよ終盤。
この12号で仕上げまで作っていきます。
※最後に行う輪違い飾りに使うために、同梱のあみ芯の中から特にしなやかに曲がるものを2本取り分けておきます。
三本縄編みをする
前号の格子組み(三段目)終了地点から、そのまま続けて三本縄編みをしていきます。
三本縄編みは10号で底を組むときにも使用した技法です。
底組みの時は土台となる底板があったのであみ芯を入れやすかったのですが、今回は格子組みでスカスカのところにあみ芯を足していくので、不安定でとても編みにくかった……。
底の三本縄編みと同じく、一段ごとに段消しの作業を行っていきます。
段消ししながら3周編んでいき、余ったあみ芯は外側に挿して始末する(内側じゃないんですね~。)
たて芯を花びら止めしていく
びょんびょんと飛び出たたて芯は、適度な長さにカットして花びら止めしていきます。
芯がカラカラに乾いているので、上部を丸ごと水に浸してやわらかくしておきます。
カットする長さはアーチにして丁度良くなるように。(多少長くても、挿しながら切って行けばよいので厳密でなくて大丈夫なようです)
カットしたたて芯を2つ先のたて芯の隣に挿し込み、アーチを作ります。
水に浸す時間が短かったのか、どうもしなやかに曲がってくれない。きれいな弧を描いてくれない……。
めげずにひと挿しひと挿ししていくと……
それなりの花びら止めができました。今まで花びら止めは何度も出てきていますが、その中で一番上手にできたかも。
格子組みのところに輪違飾りを付けていく
作業前に取り分けたしなやかなあみ芯を使って、格子組の二段目と三段目の間に「輪違い飾り」というものを付けていきます。
ここ、細かい作業風景画像を撮り忘れてしまったのですが、難しいことではありませんでした。
要は、たて芯に絡めるようにしてらせん状に芯を渡していく、というだけのことです。
ただ、たて芯が末広がりになってしまったせいでテキストよりも格子のマス目が大きく、あみ芯の消費が早い。
それでも何とか組み、全ての芯の端を始末して……
完成!!
どうです、末広がりでしょう……?
最初からこういうものだと思って見れば違和感は無いのですが、テキストと見比べると違いがハッキリわかります。
まあ、こういうこともあるよね……。
出来上がったものはくずかごとして使用中
この作品、一応「鉢カバー」という名目で作っていましたが、実は我が家にはちょうど良い鉢植えが無く。
そもそも、鉢植えを入れてしまうと滴る水で底が汚れてしまいそう……。
ということで、家で雑紙などを入れるためのくずかごとして使っています。
袋をかぶせているので、せっかくの造形美が台無しなんですがね……。
次の「籐でつくる小物とバッグ」は、2号連続で調味料入れを作るようです。
北海道はもう秋の気配が忍び寄っているので、早めに作らなければ……。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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