手紡ぎ毛糸でフェアアイルクッションカバーを編む(3)完成

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手芸
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前回の更新から丸一年以上あいてしまいました。

ナチュラルカラー+手染めのシェットランド羊毛を手紡ぎし、フェアアイル模様編みでクッションカバーを作っています。

前回は高さの半分を編んだところまででしたね。

手紡ぎ毛糸でフェアアイルクッションカバーを編む(2)
フェアアイル編みのクッションカバー、途中経過です。前回は模様を1単位編んだところまでで終わっていました。この続きから記録していきます。前回はこちらフェアアイル模様のクッションカバー(2)ここでは、模様の1単位として、7段の模様、17段の模様...

今日はここから、完成までを載せていきます。

やっと完成したー!

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取り出し口を付けるための別糸を編みこむ

あまりにも前すぎて画像が残っていないのですが、必要な高さの3/4まで編んだところで、裏面に別糸を編みこみます。

これは本体を編み終わったときにほどいてそこから目を拾い、中身を入れたり出したりする口を作るためです。

本体に使用している色とかぶらない臙脂色の並太毛糸を横一文字に編みこみました。

本体を最後まで編み糸始末

そして予定していた高さまで本体を編みます。

丸まったりしていますが大体45cmくらいになっているようなので、ここで本体は編み終わり。

あ、一段足りないところがある……今気づいた。でももう後戻りはできない。

編み終わりは輪針の両端から一目ずつ取り、二目一度して袋状にします。

袋状になったら目を休めておく。

同時に編み始めの部分も閉じたいところですが、先に糸替えしたところの始末をしました。

でも、結果的にこれは全て編み終わってからするべきだった。

糸端を3~4cmに切り、近くにある糸同士を軽く結ぶ。裏目に編みこまない。

これは身に付けるものではないし、裏面は内側になって人の手に触れないのでそのままにしておくのです。

シェットランド羊毛のちぢれ毛は摩擦で容易に絡むため、これだけで良いようです。

表に返して、編み出し糸をほどいて輪針に取り、やはり両端から目を取って二目一度する。

半分に減った目は休めておく。

縁編み、取り出し口を編む

上下の端が閉じて完全な袋状になったら、休ませている上下の目+両脇から目を拾い、ぐるりと一周していく。

2目ゴム編みで6段。角は増し目して四角くなるようにする。

拾い目するとき、糸端があるところの目が伸びてほつれてきそうになる部分がありました。

こういうことにならないように、糸始末は最後の最後にするのがおすすめです。

ゴム編みが終わったら伏せ目。

そして裏側の別糸部分をほどき、上下から目を拾う。

上段、下段別々に往復編みで7段編む。二目ゴム編みして伏せ目。

ここがヌードクッションの出し入れ口になる。

あとは大体の糸始末をする。

洗って干す

シェットランド羊毛は編み終わりに洗うとふっくらします。編み目も安定してきれいになりますね。

洗剤を少量混ぜたぬるま湯で優しく揉み洗い。

結構色が出る。これは汚れなのか、それとも黄色い毛糸の染料(ビーツ)なのか。

適度に毛を絡ませるようにこすったりして洗い、泡が出なくなるまでぬるま湯ですすぐ。

 

そして軽く絞り、バスタオルの上で平干します。

完全に乾くまで丸一日くらいかかりました。

ボタンを付けて完成

乾いたら、取り出し口にボタンを付けます。

今回はビラビラの内側にスナップボタン(という名前でいいんだよね?)を3つ付けます。

そしてヌードクッション45cm角を入れて、スナップボタンを留める。

あれ?ちゃんと閉まらない……。食べ過ぎた人のカーディガンの腹部みたいになってしまいました。

洗い縮みしたのか、どうも45cmクッションでは大きすぎるようです。

 

しかし、この状態でも裏を見せなければ結構サマになっている。と思いませんか……?

ありあわせの色で編んだ割に意外とちゃんとしたクッションになった。

そして40cmのヌードクッションも買ってきたので、こちらに装着してみる。

40cm角だと後ろが開いてしまうこともありません。

ただ、ちょっとだぶっとして中身がズレる感じもあります。

タイトに詰めるのと、余裕を持って詰めるのと、どっちが使いやすいだろうか……。

 

肌触りはメリノやポルワスよりもゴワゴワしていますが、クッションなら直接肌にずっと触れているわけではないし、ちょうどいい頑丈さ。毛も細すぎないので、ホコリが出にくそう。

 

自画自賛になりますが、フェアアイル模様のクッション、これは結構おしゃれですよ。

セーターとして着るには高いセンスが必要なフェアアイルニットも、インテリアなら使いやすいですね。

同系色でいくつかあったら素敵かもしれない……。

 

中身を抜いても座布団みたいでかわいかった。

まとめ

  • 40~45cm角くらいのクッションカバーを編むなら、中細毛糸で4号輪針220~240目、130~150段くらいがちょうどいいと思います。
  • 個人の手のきつさや毛糸の太さ(今回は手紡ぎなので特にばらつきがある)で変わってくると思うので、マメに計測しながら増減する。
  • ヌードクッションの出し入れ口はボタン止めよりファスナーの方がきれいに仕上がりそう。
  • 縁編みは6段くらいが妥当。
  • 内側の糸始末はきちんとしなくていいが、全ての編み作業が終わってからにする。
  • 編み上がったら一度手洗いして乾かす。

やっぱり日光堅牢度が心配

途中まで編んだ状態で長時間放置しているうち、黄色い毛糸の一部が白っぽくなってしまいました。

これは、日光によって色素が飛んでしまったせいです。(糸玉の表面だけが白けた)

やっぱり草木染は色持ちが悪いんですかね~。

このクッションカバーも使っているうちに模様が見えなくなってしまうかもしれない……。

 

次はナチュラルカラー(茶色、白、グレー)の組み合わせだけでクッションカバーを編んでみるかな。まあ次の冬でしょうね……。

 

とにかく、一年以上かかって一枚だけでも完成させられて良かったです。

 

今回はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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