数日前にここで書いた「花と葉柄のショール」が完成しました。
前回は本体を半分編んだところまでを載せていますが、そこからが大変でした……。
本体を編み終わる
HolstgarnのCOASTは1玉50gなのですが、この重量で全長350mもあるんです。
だから結構編み進んでもあまり減らない。
結局このたった50gで本体のほとんどを編み終えてしまった。
あと4段で本体編み終わり、というところで糸が尽きる。惜しい。
新しい糸玉に変え、本体を最後まで編んだら糸を切る。
そして目は全て針にかけたままにしておいて、縁編みに入ります。
縁編みは3号棒針なので持ち替え、本体を1目ずつ拾って2目一度しながら繋いでいきます。
私は20目くらいずつ3号棒針に移しながら編んでいきました。
この縁編みが大変で……。
本体はメリヤス編み部分が多く、ちらほらと小花模様が散っている程度だったのですが、縁編みの葉模様はもう減目かけ目ねじり目、しかも毎段パターンが違う。
おまけに本体の最終段の目を拾いながら繋いでいくので、本体を浮かせたり広げたり、必然的にモーションが大きくなって肩が凝る。
そして何より、間違いに気付きにくい……。
いつもフェアアイルの模様編みばかりしているので棒針レース編みはあまり慣れておらず、間違いが多い。しかもどこまで戻っていいかわからなくなって何度も最初からやり直しましたよ。
やっと葉っぱが見えてきた。ここまで編むのにまる1日かかった。
このあたりから縁編みに慣れてきて、どんどんペースアップしていきます。
そんなこんなで半分編んだ。
縁編みと本体の位置、編み図より2段くらいズレている。でもどこかわからないので仕方なくこのまま続行します。
2つめの毛糸玉はまだ半分以上残っている。こりゃ予備で買った3玉めを使うことは無いな。
半分まで編むともう慣れたもので、全て編み終わるまで時間がかかりませんでした。
ということで編み終わり。糸始末します。
ブロッキングしないと、模様もはっきりしないし厚みもある。
水通ししてブロッキング
編み終わったからとこれで完成ではないのです。
ヴェアルセストッフでこのキットを買う時に、店員さんに「紡績時の油分が残っている糸なので、水通しするとふんわりします」と言われていました。
それに従い水通しします。
ホルストガーンの糸は紡績時に付いた油が残っているそうなので、水だけではなく洗剤も使用。ぬるいくらいの水にウール用洗剤を少し落とし、優しく押し洗い。
すごい青い水が出てくる……。
この糸、編んでいる間も指が青くなっていたんですよね。だから、洗うと色落ちしそうだな―と前から思っていた。
水がきれいになるまですすぐべきかどうか?と悩み、結局すすぎ2回くらいでやめてしまいました。
洗面器から出して水を切ったらバスタオルに包んで押し、水分を抜く。
これをブロッキングします。
本当はブロッキングワイヤーとブロッキングマットとかいうものが必要らしいのですが、家にあるもので代用します。
ブロッキングワイヤーはお高いので、手芸用のテグスのちょっと太いやつを編地に通し、ピンと張って画鋲で畳に止めながら伸ばします。
マットは樹脂製のニセ琉球畳です。家を買ったときに付いてきたやつ。
まず、ストールの3辺にテグスを通し、三角形に広げる。
そして縁編みを画びょうやまち針で止め、このまま乾くまで置く。
乾きました。遠くから見るとエッジが立ってしっかりした感じ、近くで見るとふんわり優しい質感。
これはかわいい。
しかし!ブロッキングして初めてわかる間違いポイントも結構ありますね……。くしゅくしゅした状態のときは気付かなかった。
丸めて首に巻けばわからないだろう、ということで見ないふりします。
巻いてみると肌触りも良くて、いいショールができました。
結局Holstgarnの公式サイトで個人輸入してしまったよ
実は、このストールに使用する毛糸とは別に、デンマークのHolstgarn本家サイトで大量の毛糸を買ってしまったのです。
先月の最終金曜、いわゆるブラックフライデーに全品20%オフのセールをしていたもんだから……。
しかも日本までの送料が1500円くらいだったもんだから……。
一番小さい小包の容量いっぱいになるまで毛糸を買ってしまいました。(それでも送料込み8000円くらいで済んだ)
今回のストールにも使ったラムウール綿混のCOASTと、メリノとシェットランド混紡のスーパーソフト。
他に、Goodiebagsという同系統の色を集めた福袋的なものも買いました。
何を編むかは考えていません。糸を見て考えよう。
今回取り寄せた毛糸たちが無事に届いたら、覚え書きとしてその手順と経過を書こうと思います。
ということで、ストールは今回で完成!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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