本日は冬至。一年で夜が最も長くなる日です。
この日は風邪や中気を予防するためにかぼちゃと小豆を食べる風習がありますが、一般的に食べられているかぼちゃ汁粉やいとこ煮はもう飽きた……。
昨年はドライかぼちゃと甘納豆を入れたグラノーラに牛乳をかけて汁粉っぽく頂きました。
今年は、もう汁粉から離れてかぼちゃ団子にあんこをかけて食べようと思います……。
毎年汁粉を作っても、食べきれずに団子が汁の中でのびてしまい、無理して食べる感じになるのですよ。それを避けるため、あん団子にするのです。
かぼちゃ団子に小豆つぶあんをかけておやつ感覚に
かぼちゃ団子は北海道の郷土料理、いもだんご(いももち)と同じように作ります。
こちらはレシピと言うほどではないですが、一応後半に書いています。
ということで、まずはあんこを煮るところから。
私は実はこしあん派なのですが、今日は時間をかけたくないのでつぶあんで行きます。
家に小豆があるから煮るというだけなので、ここはお好みの小豆あんを買ったっていいと思います。
ただ、小豆は前日から戻さなくてもあんこが作れるので、これから小豆を買ってきて作ってもそんなに難しくはありません。
自分で炊いたあんこはすごくおいしいよ!
あんこの材料(作りやすい量)
小豆 350g(350g入りの1袋)
上白糖 300~350
塩 小さじ1
作り方
- 小豆を洗い、たっぷりの水と共に鍋に入れ、強火で沸騰させる。
- 沸騰した鍋に300ml(カップ1.5)の水を入れ、一気に水温を下げる。火は強火のまま。(びっくり水と言って、豆の皮を裂けさせて煮やすくする作業です)
- 再沸騰させ2~3分後、豆をザルにあげて煮汁を捨て、豆を流水で洗う。
- 新しいたっぷりの水と共に鍋に入れ、1~3の動作を2~3回繰り返す。(渋切りと言って、豆のアクを抜く作業です)
- 再度、新しいたっぷりの水と豆を鍋に入れ、豆が柔らかくなるまで中弱火でコトコトと煮る。30分~40分かかります。途中足し水する。
これはちょっと火が強すぎ。 - 豆が柔らかくなったら砂糖を一気に加えて強火にし、水分を飛ばすように煮る。(この時点でひたひたくらいの水が残っているのが理想)
- ここからは火傷に注意です。焦げやすいので木べらで底をはがすように混ぜながら煮て、艶が出て鍋底が見えるくらいの濃度になったら塩を加えて混ぜ、火からおろす。砂糖を入れてからここまでで10分かかりませんでした。
- バットなどにあんこを薄く広げ、ラップなどして冷まして出来上がり。
※豆が柔らかくなる前に砂糖を入れてしまうと、固い豆のあんこになってしまいます。煮崩れても気にせず、やわやわになるまで水で煮ましょう。
【水分について】
汁粉にするなら、6の段階で砂糖を入れたら一煮立ちしてできあがりです。
お菓子やパンに使う場合、結構固めにしたくなるのですが、煮詰め過ぎないように注意が必要です。
冷めると温かいときよりかなり固くなるので、トロリとしているくらいで加熱をやめるのがポイント。(今回は煮詰め過ぎた)
残ったあんこは冷凍できます。保存期間は一週間くらいだそうです。
これくらい作っても、あんぱんを作ったり、トーストに塗ったり、汁粉にしたりしてあっという間に食べきれます。
かぼちゃ団子の材料(作りやすい量)
かぼちゃ 適量
片栗粉 適量
作り方
- かぼちゃは種を取り、大き目に切る。
- 蒸し器で竹串がスッと通るくらいまで蒸す。(少量ならラップを巻いて電子レンジでも可)
- 蒸しあがったら、スプーンでこそげるように皮と身を分ける。皮は捨てる。
- 3をすりこ木などで潰し、かぼちゃと同量くらいの片栗粉を入れる。それでもべたつくようなら、手につかなくなるくらいまで片栗粉を追加する。(この状態でラップで巻いて冷凍すれば、長期保存が可能です)
- 4を小判型にまとめ、油を引いたフライパンで焼いてできあがり。弱火でじっくり、中まで火が通るように焼きます。
そしてあんこをかけて食べる!
これは味見用に作った小型タイプ。冬至本番はもっとたくさん作って、たらふく食べます。
これは冬至のおやつとして作りましたが、当然ながらいつ食べても美味しいです。
あんことかぼちゃ団子を両方ストックしておけば、いつでも食べられるのがいい。
今回は焼きましたが、ゆでてお汁粉にしても美味しいです。というか、汁粉の方がメジャーでしょうね。
冬至はおめでたい日らしい
古代では冬至は、一度弱まった太陽が生まれ変わるという解釈で、北半球の多くの国で一年の始まりとされていたそうです。
そのため、世界的に見てもイベントやお祝いが多いのだとか。
日本では質素にかぼちゃ、小豆、ゆず湯程度のイベントですが、盛大にパーティーを開くところも多いそうですよ。
クリスマスパーティーもいいですが、たまには冬至パーティーというのも楽しそうですね。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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