スコーンに欠かせないクロテッドクリーム!クリスマス、全く関係ない話題です!いや、ミントでも添えればクリスマスカラーになったか?!
何年も前に、低温調理器と炊飯器を使ってクロテッドクリームを作ったことを書かせて頂きました。
これが時間がかかるけれど美味しくて、その後何度もクロテッドクリーム作りをして楽しんでいます。
低温調理器を使った場合↓
炊飯器を使った場合↓
これら、味が美味しいのは間違いないのですが、時間がかかるのがネック。少なくとも、加熱+冷ます時間でまる一日はかかる。
最近になって、オーブンだと1時間半の加熱でできるらしいと知り、出来栄えはいかがなものかと試してみることにしました。
オーブン100℃で作るクロテッドクリーム
本当は、オーブンでクロテッドクリームを作る場合も80℃くらいの低い温度が良いらしいのですが、うちのオーブンは100℃が最低温度のため、この設定で作ります。
低温調理器や炊飯器よりも30℃も高いけれど大丈夫なのか……?
今回、都合により純生クリームが手に入らなかったので、日持ちする赤いパックの純乳脂肪のやつを使います。厳密には生クリームではないのですが、ここでは便宜上生クリームと呼ばせて頂きます。
オーブンのせいではなくて、材料のせいでうまくいかなかったらどうしよう。
耐熱皿に生クリームを注ぎ、予熱なしのオーブンに入れて、100℃で90分。
45分経過したあたりで様子を見ます。
やっぱり温度が高いせいか、表面に浮いた脂肪分が多い。そして乾燥して、浮き上がってきている。うまくできるのか……?
なお、加熱中はグラタンやシチューを作っているようなミルキーな匂いが部屋中に充満していました。
90分経過!45分時点よりも黄色い部分が多くなっている。そしてクリーム自体の嵩が蒸発して減っています。
これをそーっと、動かさないようにして冷まし、冷蔵庫へ。
冷蔵庫で4時間冷やしました。分離した部分はバターのようにシャリッと固まって、下はまだ液体のまま。
上部の固まった部分をうまく掬い出しました。これがクロテッドクリームのはずなんですが、低温で作ったものよりもきめが粗い。
大体70gほど取れました。なお、残りの液体はスコーンに入れてしまいましたが、まだ脂肪分が残っていそうな感じだったので、二番煎じでもう少しクロテッドクリームが取れるかもしれません。
採取したクロテッドクリームは、これだけで味見をすると、口溶けが悪くてちょっと油臭いというか、クリームと言うよりバターのような味でした。香りも前作ったものよりも加熱しすぎ感がある。
クリームティーで頂く
これをココット皿に入れたまま一度冷蔵庫で冷やし直して、スコーンとジャムと一緒に頂きます。
ジャムが自家製の美味しい奴なので、クロテッドクリームのくどさを中和してくれています。これなら癖が気にならない。食べやすいです。
ただ、若干のざらつきはある。
大失敗、とは言わないが、もっと美味しい作り方を知っている以上、ちょっと不満が残る出来でした。
ただ、今回は我が家のオーブンの都合で100℃設定でしたが、80℃設定できるオーブンならもっと美味しくできるかもしれません。今後オーブンの買い替えがあれば、低い温度設定できるかどうかも考慮したいと思います。
クロテッドクリームは時短で作るようなものではなかった
うーん、時短はやっぱり美味しさを損うな……。
低温調理器で作ったのが一番美味しくて、次が炊飯器、それらが使えないときにオーブン、という評価です。
どうしても時間がない(と言っても5.6時間くらいはかかっているけど)ときの最終手段と考えれば無くはないけれど、それならデパートに行って買ってきた方がいいかも……。
もともとクロテッドクリームを添えて食べるようなスコーンは、ゆっくりと楽しむ贅沢で優雅なものだから、時短という概念自体が相容れないと思うのです。(個人の感想です)
今回のまとめとして、クロテッドクリームは家庭のオーブンでは仕上がりがイマイチ、という結果になりました。
ということで今日はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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