久しぶりに、初めて買う銘柄のコーヒー豆を焙煎したので、焙煎時に気付いたことや飲んでみた感想などを記録します。
今回購入したのは「ブラジル サンコーヒー ヴィオレッタ ナチュラル(Brazil Sancoffee Violete Natural)」という銘柄です。いつも利用している松屋珈琲さんで月間特売していたので買ってみました。
名前の通り、いかにも「ナチュラルです!!」という風味が味わえる、個性的なコーヒー豆でした!
松屋珈琲さんで3月特売だった
数年前からのコーヒー高騰から、10kgずつ買うようになりました。この方が安いし、保管に気を付ければ半年~一年くらい全く問題なく飲めます。
この方が安い……とは言いつつも、やっぱりコーヒー高騰の波は強くて、10kg買っても12960円+送料。でも他銘柄よりも格段に安かったです。
この、ブラジル サンコーヒー ヴィオレッタ ナチュラルという銘柄は、ブラジルの生産者組合産コーヒーが生産するコーヒー豆で、「ナチュラル」と付くように、豆に果肉が付いたまま乾燥させるナチュラル製法を用いたものです。
それだけではなく、松屋珈琲さんの説明によると
サンコーヒーが生産するナチュラルの天日乾燥の際、
「side by side(*一粒ずつ並べる)」で約7日かけますが、
ヴィオレッタは、発酵を促すため、コーヒーチェリーを「5cm+パイルアップ」し、
乾燥を遅らせ、10日以上かけて発酵させることで、
フルーティさが増したコーヒーに仕上げています。
とのことでした。
長時間かけて発酵させることにより、果肉が発行する際の風味がより強く生豆に移るということでしょうか。
実際に、生豆入りの箱を開けた途端、湧き上がるような果物の香り!
見た目は緑がかったきれいな豆ですが、香りがすごい、レーズン(というよりレーズン酵母?)っぽい香りがぷんぷん。これは個性があるぞ!
ハンドピック~焙煎
上の画像をよーく見ると、ちょこちょこと虫食い豆があるのがわかります。そのため、焙煎前ハンドピックを入念に行いました。
500gの生豆中、欠点豆がこれだけ。ほとんどが虫食い豆か、虫食い&カビ豆です。20~30gくらいでしょうか。欠点豆率5%前後とは優秀です。
焙煎後ハンドピックもするので、この生豆をサンプルロースターで焙煎します。まだ外は寒いので、換気扇をガンガンに回したキッチンで。
私の焙煎方法が正解かどうかわかりませんが、私の場合
ロースターが冷たいうちに豆を入れ、強火でロースター内を温めながら水分を抜く→10分くらいで蒸気がガンガン出る→15~18分くらいで1ハゼ、ここからは火を弱めて2ハゼが始まった直後に火からおろす
という流れで焙煎すると、ハイ~シティローストくらいにおさめられるようです。
今回はシティローストです。ちょっと黒っぽく見えますが、肉眼で見るとちゃんと茶色っ気が残っています。
焙煎中も、蒸気と一緒にナチュラル香がぷんぷん漂って、火が通るにつれて香ばしいカラメル香と混ざりあう様が感じられました。
焙煎後のハンドピック。色むらの激しいものなどをよけて、焙煎終了です。
2日おいてハンドドリップ
焙煎日から2日くらい置いた頃が一番薫り高いので(諸説ありますが、あくまで自分の好み)、そのころ合いで味見してみることにします。
ペーパードリップ向けの粗さ(ボンマックのミルで6番くらい)。
30gの豆で2杯分淹れます。お湯の温度は90℃。
ドリップスケールで一応時間を計っているけれど、何分が正解かはわからない。
淹れている最中は慣れたコーヒーの香りの奥に、果物っぽさを感じる程度。
いつもはマグカップですが、たまにはちゃんとしたカップ&ソーサーで頂きます。このカップ、縁がちょうどいい厚みで、コーヒーの味と香りがよくわかるんですよね。
一口含むと酸味がしっかり残っている。そして、生豆のときにも感じた果物の香り。個性的です。
この酸味と果物香の強さのおかげで、コーヒーってもともと果物なんだなということを再認識します。
ここ最近、深煎り豆を牛乳で割って飲むばかりだったので、浅めに煎って、豆の個性を感じながらブラックで飲むのが新鮮な感じです。
ただ、私は色々なコーヒーを飲むのが好きなので、このヴィオレッタナチュラルの個性もいいな~と思って飲みましたが、癖のあるコーヒーに抵抗を感じる人もいるかもしれませんね。(実際、身内に没個性なコーヒーを好む人がいるので)
自分で煎ったコーヒーを人に分けてあげる(もちろん親しい人よ)ことがあるのですが、これはあげる相手を選びそう。通な人に限定して、一緒に楽しもうと思います。
焙煎度で味わいが変化するはず
この豆自体はブラジル産ということで、浅煎りから深煎りまでいける豆と信じています。だから、次回は深煎りにして、どう変化するかを見てみたいです。
あと9.5kgもあるので、その都度焙煎度を変えて楽しんでいこうと思います。焙煎度の違うものを同時に煎って、飲み比べてもいいかもしれませんね。
コーヒー豆を自家焙煎するのは手間がかかりますが、やっぱり自分で煎って変化を知ることができるのは勉強になるし楽しいです。
(自己流の焙煎のため、慣れた人から見たら拙い点もあったと思いますが……。)
ということで、今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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