【神戸に旅行した際に巡ったお店のことを書いています】
先日見たTVで「神戸におけるメロンパンは、ラグビーボール型で白あんが入っている」と紹介されていました。
なじみ深いまん丸メロンパンも大好きですが、白あん入りも美味しそう……。
せっかくこのたび神戸に行ったことだし、そんな神戸メロンパンをひとつは買って食べたい!
そんな思いを持って神戸に行ってみたのですが……!
神戸のどのパン屋さんにもあるわけではない、神戸メロンパン
神戸旅行中、ホテルは素泊まりだったので、毎朝食をパン屋さんで買うスタイルでした。
そのために回ったパン屋さん、どこを見てもラグビーボール型のメロンパンは無い……。
初日に行ってケルンも全国区スタイルのメロンパンだったし、確かコム・シノワもそういうのではなかったはず。
駅の中にある「神戸屋」というお店も普通のメロンパン。
他にもお店を外から色々見て、ラグビーボール型のメロンパンを発見できたのは、神戸市内に点在する老舗「イスズベーカリー」と、駅の地下にあるパン屋さん、「カスカード」というお店(こちらも神戸発祥の老舗だそうです)くらいでした。
探せばもっとあるのかもしれませんが、置いているお店が多くはないことが十分窺い知れました。
私たちは「イスズベーカリー」で購入。
三宮駅の北側にある路面店です。
菓子パン、総菜パンなどなじみ深いパンが多い中、ラグビーボールのメロンパンも並んでいました。
商品名は「ちょっぴり大人の神戸メロンパン」……。
「ちょっぴり大人」が気になりますが、とりあえず買って食べてみます。
形はラグビーボール、表面は固くしっかりめ。
断面からはレーズンと白あん?ではなく、アーモンドクリームが出てきました。
アーモンドタルトのフィリングみたいな、しっとりしたやつです。
「ちょっぴり大人」という通り、洋酒の風味が香って、表面の固めクッキーによく合って美味しいです。
慣れ親しんだメロンパンとは全く別な味ですが、ひとつの菓子パンとして美味しい。
しかし……、これが噂に聞く神戸メロンパンなのかというと、違う気がします。
うーん、駅地下のカスカードにあったメロンパンはもっと昔ながらな感じだったから、そちらも買うべきだったかしら。
神戸メロンパンは今やマイナー枠らしい
調べると、ラグビーボール型の神戸メロンパンは今では神戸でも珍しくなってしまい、若い年代にはあまりなじみが無いようです。
そもそもラグビーボール型のメロンパンは1952年に現在一般的なメロンではなく「まくわうり」をモデルに作られたパンだそう。
当時はまくわうりのことをメロンと呼んでいたので、メロンパンと名付けられたんですって。
そして全国区のメロンパンの文化が入ってきて、いつしかそちらが主流に……となってしまったようです。
今、ラグビーボール型のメロンパンを神戸のご当地パンとして推進する活動があるそうです。
形がラグビーボールで、具や味はお店ごとに異なるとのこと。
今回食べたイスズベーカリーのものはその一環で、ラムレーズンとアーモンドクリーム入りだったんですね。
でも、個人的には、ご当地フードとして発展させるなら具は白あんを厳守して欲しかった気持ちもあります。
次に神戸に行くことがあったら、今度こそ白あんの神戸メロンパンを食べたいところですね。
ということで今回はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
明日は、神戸から姫路まで足を延ばした話になります。
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