薬研で自家製七味唐辛子を作った!(前編)

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薬研を入手したら真っ先に作りたかったのが七味唐辛子。

でも、ただ乾燥した材料を買ってきて挽いて混ぜ合わせるだけではつまらない……と思ったので、なるべく生の材料を干すところから七味を作ってみましたよ。

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材料入手と下処理

今回使用する材料は、唐辛子、山椒の実、陳皮、生姜、青じそ、黒ゴマ、けしの実の7種類。

 

七味唐辛子はルールは無く、入れたいものをお好みの量入れれば良いという大らかな調味料だそうです。

一部では「二辛五香」と言って、辛さの素材を2種類、香りの素材を5種類入れるのが正当とも言われています。

今回は辛さは唐辛子と山椒の実と生姜の3種類、香りはその他の4種類という「三辛四香」の構成になりました。

 

一般的にはのり、または青のりを入れることが多いそうですが、ヨード制限アリなので青じそを入れて香りと青みを補おうという魂胆です。

そもそも青じその香りが好きだという理由もあります。

材料はどこで入手したか

まず、なるべく国産、できれば道産素材を使いたいなと思ったので、唐辛子と生姜は近くの道の駅的な直売所で石狩産のものを購入。

そして青じそは自宅の畑から採取。秋なのでもう実が付いて葉が硬くなっていましたが、干して潰せば問題無いと判断。

山椒の実は夏にちりめん山椒用に取り寄せた和歌山産です。

陳皮は干した温州ミカンの皮なので、スーパーで買った熊本産ミカンを用意(果肉は美味しく頂きました)。無農薬ではないので、しっかり洗ってあります。

黒ゴマとけしの実は残念ながら外国産。コストの問題です。

 

なお、材料の分量は現時点では厳密に計っていません。最後に好みに合わせて調合するつもりでいるので、ちょっと多めに用意しています。(具体的な量は下の画像を見て下さいね。こちらに加えて、けしの実100g、黒ゴマ100g袋を買いました。)

生の材料を干す!

では、生の材料を干しましょう。生姜のみ皮ごとスライスにしていますが、それ以外はほぼ丸のまま干します。

今回は、大きいものは干し網、干し網の目からこぼれそうな山椒の実と、薄く広げる必要がある生姜は竹ざるで干しました。

実際は10月の中旬に干し始めていたので、まだ外干しできる気候でした。

晴れた日は午前中から外に出し、日没前に取り込む流れを3日ほど繰り返すと、山椒、生姜、青じそは簡単にカラカラになりました。

カラカラに乾いたものから密閉袋に入れて保管します。

 

ミカンの皮は大体1週間くらいかかりました。途中雨の日があったので、日当たりの良い窓際で干すこともありました。

そして問題は唐辛子。これがいつまでも乾かず、常にちょっと湿った、フニャッとした感触がある状態……。

10月下旬にもなると天気の荒れが多くなってきたので必然的に室内干しになり、暖房の真上で2週間ほど干してやっとカラッとした状態になりました。

余談・陳皮について

陳皮というと聞き慣れませんが、いつも私たちが食べているミカンの皮を干しただけのものです。(中国では陳皮と言えばマンダリンオレンジの果皮ですが、国産品はほとんどが温州ミカンの皮だそうです)

食品よりも生薬として使う方が一般的で、血圧降下、鎮咳、健胃などの作用があると言われています。

民間療法として、干したミカンの皮をお茶に入れて飲む人もいますね。

 

ただ、本などで見る陳皮は真っ黒で、私が今回干したもののように黄色ではないんですね。

これは、陳皮は古ければ古いほど良いとされ、中医学では少なくとも干して一年以上経過した皮でないと使用しないからだそうです。

つまり、自宅で干したミカンの皮も、何年も置けば真っ黒になるはず……ということです。

 

ということは、早いうちにたくさんミカンの皮を干しておけば、何年か後には薬効高い陳皮が手に入ると考えられます。

そのためには、今年のうちにたくさんミカンを食べねば!

干した材料を挽くのは次回

大したことはお話ししていませんが、今回はここまでになります。

挽いて調合する工程を説明する次回が濃い内容になりそうなので……。(急遽友人も参戦して盛り上がりました)

 

では次回。

最後までお読みいただきありがとうございます。是非明日も見て下さいね。

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