ニシムラのユカたんと言えば、ある一定以上の年齢の道民ならきっとおやつに食べたことがあるはず。
よくあるカスタード入りのケーキなのですが、ふわふわ食感と優しい甘さで、私も子どもの頃から大好きでした。
一度倒産してからなかなかお目にかかることが無かったユカたん、ここ数年のうちに札幌市内に「ユカたんSHOP」という名前の直営店ができていたのですね。(実はユカたんは全道のホクレンショップなどでも買えるのですが、なかなか買う機会が無かった)
見かけたときとても嬉しくて、迷わず買って食べました!その感想をお伝えします!
倒産→復活!そして札幌にも再びお店をOPEN
コンビニスイーツが今ほど進化していなかった数十年前、特別じゃないけど喜ばれる手土産として、うちに来るお客さんがよくユカたんを買ってきてくれたことを覚えています。
そんなユカたんを製造しているニシムラファミリーという会社、ご存知の方も多いと思いますが、一度倒産して復活を遂げました。
復活後は千歳市にのみ店舗を置いていましたが、そこからクラウドファンディングで資金を募るなどして、2021年から札幌市内にも数店舗オープンするに至ったそうです!
現在、千歳市の本店のほか、大通エリアのナナイロ(コスモがあった建物)、手稲駅近くのキテネ食品館、そして北24条駅のバスターミナル内にお店があります。
私が利用したのは北24条のお店で、昨年の秋ごろオープンしたようです。このバスターミナルあまり利用しないから、今まで気付かなかった……。
お店は小さくて、冷凍庫が並んでいます。そう、ユカたんもパンも、ほとんどが冷凍販売。
ただ、すぐ食べられる解凍済みのユカたんや、常温OKのレモンケーキなども置いているので、バスや地下鉄の待ち時間に食べたい人でも利用しやすいです。
ユカたんはキャラメル味やメロン味などもありますが、やっぱり食べ慣れたカスタードのものに手が伸びる。
このミントグリーンとピンクのパッケージ、新しいような、懐かしいような。
商品と一緒に解凍時間の目安を書いた紙も頂きました。
冷凍状態のものを買ったので、冷蔵庫に移して6時間……、いやもう少し短かったかも。
パッケージの内側に触れた部分がはがれてしまったけれど、シフォンケーキってそういうものですよね。
割ってみるとクリームの真ん中あたりがシャリッとしている。やっぱり解凍が短かったかな。
でも、ケーキ部分はしっとりふんわりだし、クリームも解凍されている部分はとろりとして美味しい。まだ凍っているクリームもアイスのようで悪くなかったです。
こんなにシャリッとするということは、水分が多いカスタードクリームなんですね。最近はホイップクリーム主体の、軽いけれど油っぽいクリームのお菓子が多いので、こういう昔ながらのカスタード クリームは貴重です。
材料を見ると、卵と牛乳と砂糖がメインのシンプルな構成。家で作るお菓子と大差ない、安心素材です。
だからこそ、この手作り感のある味わいなんですね。
懐かしくて美味しかったです。ごちそうさまでした。
解凍後は日持ちしないけれど、冷凍状態なら保存できそうなので、いくつか買い置きしておこうと思います!次は他の味も買おう。
「ユカたん」は当時の女性社員の愛称だそうです
ところで、「ユカたん」というネーミングはどこから来たのかな?と気になっていたのですが、公式サイトによると、これは開発当時にニシムラで働いていた女性社員の愛称なんだそうです。
どういう経緯で社員の名を付けるに至ったかは謎ですが、その名前がこんなふうに何十年も愛されることになるなんて、ご本人は思いもしなかったでしょうね。
アットホームな会社だったんだろうな~と想像してしまいました。
ということで今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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