バクラヴァというスイーツを知っていますか?
中東や地中海地方などで広く食べられているもので、薄いパイ生地にナッツなどを挟んで、たっぷりのシロップに浸したものです。
「シロップに浸す」という部分からわかる通り、日本のお菓子ではなかなか出会えないくらいの激甘なんだそうです。
私はこのバクラヴァの存在はずっと知っていたのですが、食べたことは無かった。
それが、つい先日カルディコーヒーファームで発見!即買いして早速味わってみました。
バクラヴァはトルコのお菓子という印象がある
冒頭でお話しした通り、バクラヴァは広い地域で食されているお菓子。最近買った旅行本にも「ギリシャのスイーツ」と書かれていました。
でも、私にとってはバクラヴァはトルコのスイーツという印象が強い。
ご存知の方もいるかと思いますが、高橋由佳里さん著の「トルコで私も考えた」というエッセイ漫画でたびたび登場するんですよね。これを見たのが、バクラヴァを知ったきっかけです。
高橋先生はトルコ人男性と結婚されていて、バクラヴァはそのご主人の大好物なんだそうです。
日本にはバクラヴァが無いと嘆く様子が漫画に登場します。(トルコ人の感覚だと、日本のお饅頭は塩辛いのだそうです!)
そんなバクラヴァ、今ではカルディで売られるようになったんですねぇ。
バクラヴァ実食
商品名は「甘口バクラバ」。でも、棚を見る限り、甘そうなものしかなかった。(このノーマルタイプとミニサイズのと、ロールタイプの3種類があった。味は同じのようでした)
生産国は北マケドニアなんですね。中東でも地中海に面する国でもないけれど、ギリシャと隣接しているのが関係しているのかな?
しかし、シロップの割合が52%とは。重量の半分以上がシロップ!
中身は、シロップがビッタビタにかかったものが。ラザニアっぽくもあります。でも、香りは濃厚なバニラの香り。いかにも「スイーツです!」という香りですね。
一切れを一口で食べるのはちょっと多そうなので、半分に切ってフォークで食べる。これはフォークで食べるので合っているんだよね?
ユフカと呼ばれる薄いパイ生地(おそらく、洋菓子で言うところのパータフィロ)が何層にも重なった間に、刻んだくるみが挟まっています。そしてシロップがじゅわー。
食べると、うん、甘い。そしてバニラの香りで鼻まで甘い。でも美味しいです。食べられないほどの甘さではない。
くるみはカリカリと言うより、シロップを吸ってポクポクした食感です。このくるみ部分が、ちょっと酸化したナッツの香りがあったかな。ここだけ残念。
この甘さはコーヒーと合わせるとすごくバランスが良かったです。濃い目のホットコーヒーのお供に数切れ食べるなら相性抜群だと思います。
辛党の人が無理に食べるものではありませんが、甘いものが好きならきっと美味しいと感じるでしょう。
美味しい上に異国の文化にも触れられた気がして、とてもいいコーヒータイムを送れました。
ごちそうさまでした!
自作できるか?ユフカを作れるかが鍵
バクラヴァを食べる地域では家庭で自作もするそうですが、ユフカという薄皮のようなパイ生地を作るのが難しいそうです。だから、ユフカだけ買ってきて自分で重ねてシロップ漬けにするご家庭も多いのだとか。
ユフカはバクラヴァだけでなく他のお菓子や軽食にも使われるそうなので、トルコの街中にはユフカを専門に製造販売するお店があるそうですよ。
しかし、日本でそんな専門店はないので、バクラヴァを自作するならユフカ作りから始める必要がありますね。
アップルシュトゥルーデルの皮とか、ローピン(前に作った→こちら)の皮の要領で作ればいけそうな気がする……。
ユフカの作り方をじっくり調べて、いけそうならバクラヴァも作ってこちらに書かせていただきます。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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