白石区菊水のあたりにある、BISTROT PETITE RÉGION（ビストロ プティット レジョン）というフレンチのお店に先日行ってきました。
夫がホワイトデーのお返し代わりに行きたいお店でごちそうしてくれるというので、前々から気になっていたこちらのお店をリクエストしたのです。
評判が良いことは知っていましたが、なかなか行く機会も無く、やっとそのチャンスがやってきたというわけです。
フレンチと言っても高級店とかキラキラした特別な感じのお店じゃなくて、気取らず普段使いできそうな雰囲気で、コスパも良くて、それでいて料理は高級店に負けないくらい美味しいという素晴らしいお店でした！
予約が無難なお店です
評判が良いゆえ、ランチタイムは混雑することもあるようです。今回は夫のおごりということで確実に入りたくて、その日の午前に電話で予約しました。（席が空いていれば当日予約もOKのようです）
菊水の円形歩道橋のすぐ近くにある、このレトロな佇まいのお店。普通のお宅の窓だとダサくなりがちなカフェカーテンがマッチしていて素敵です。
今の時期は枯れていますが、庇にかかっている植物は葡萄でしょうか。
お店の前にはランチメニューの看板があります。ランチはこのコースとデザートだけのようです。
選べる前菜とメイン、パン、エスプレッソのランチセットで1650円、選んだ料理によっては少し高くなるシステム。デザートは数種類あって、別料金です。
お店に入ると、とても感じのいいホール係の男性が出迎えてくれます。愛想のよい接客とキレのいい動きで、たった一人でホールを回しているようでした。
満席ではないにしろ、お客さんは次々入っているようです。予約しておいてよかった……。
料理は表の黒板を見たときから決めていて、
前菜は田舎風パテ（パテドカンパーニュ）。一緒にパンも出てきます。ライ麦のパンということですが、一般的なパンドカンパーニュだと思う（パテもパンもカンパーニュで紛らわしいから、田舎風パテと表記しているのかな？）。
ごろっと厚く切られたパテ。豚ひき肉と豚レバーを使っているそうです。そして溢れんばかりのサラダ。
パテは肉々しく、ボリューム満点！脂のある豚肉の中にレバーの血の気を少し感じますが、スパイスと香味野菜が効いているので食べやすいです。塩気が強めで、パンが進む。このパンがまた美味しい。
そして酢とオイルのシンプルなドレッシングのサラダ、野菜が新鮮でいい感じ。パテでくどくなった口がさっぱりします。肉のパテとキャロットラペの相性ってたまらないですよね……。
こちら、夫注文のキッシュです。具はカリフラワーと生ハム。付け合わせがパテはちょっと違う。生野菜と、煮たネギのようなものが付いている。
こちらは温かくて、パテよりも塩が穏やかな味でした。これもまたすごく美味しい。
メイン。
私は本日の魚料理、あんこうのポワレ（で合ってるかな？）にしました。洋風のあんこう料理、初めて食べる……。
あんこうって地元では鍋にすることが多かったから、身の部分より肝や皮の印象が強かったのですが、身の部分だけでもすっごく美味しいんですね。癖が無いけれどタラやカレイよりも身がしっかりしていて、うま味が満点。白身魚のいいところを凝縮したような味です。
付け合わせのほうれんそうのソテーやきのこ、マッシュポテトも一つ一つが美味しい。シンプルな材料だけど、家で作るものとは全く違う！
夫注文の鶏のコンフィ。付け合わせに豆と野菜のスープ煮。
夫曰く、想像していた鶏料理と全然違って、しっとりしていたとのこと。焼き鳥や若鳥半身揚げのようなパサッとした食感を想像していたら本当に美味しくてびっくりしていました。皮はカリッとしていて香ばしくて、肉はしっとりしていて中までちゃんと味が付いていて、骨もきれいに外れるのが良かったそうです。
もちろんデザートも注文します。
私はオペラ。チョコとコーヒーのケーキ。シロップにお酒が効いていて、濃厚でした。コーヒー同士ですからエスプレッソと相性抜群です。デザートまでこんなに美味しいとは。
夫注文のセミフレッドのミルフィーユだったかな？ナッツやキャラメルが入ったアイスをパイ生地で挟んだものです。オペラも良かったけど、こういう冷たいものもランチの締めくくりに良さそう。
これらの他にもデザートは複数ありました。他の人が注文していたカスタードソースのスフレもおいしそうだった……。
ボリューム満点の料理を食べ、デザートも食べ、お腹一杯です。
普段たくさん食べない人なら料理だけで満腹かもしれない。でもデザートはお腹に余裕があったら是非食べて頂きたいです。すごく美味しかったし、スフレやセミフレッドのようなお菓子はテイクアウトのケーキ屋さんにはなかなか無く、こういうお店でしか味わえないものだと思うので。
料理もデザートも接客も全て素晴らしく、「この値段でいいの？！」と思うくらいリーズナブルで、大満足でした。ごちそうさまでした！
【店舗情報】※2023年3月時点の情報です
BISTROT PETITE RÉGION（ビストロ プティット レジョン）
住所 札幌市白石区菊水5-3-5-11
TEL 011-595-7565
営業時間 11:30～14:30（L.O.13:30）、17:30～21:00（L.O.19:00）
月、第二火曜日定休とのことですが、不定休もありそうなので、お店に行かれる前にご確認ください。
なお、駐車場は無いので、車の場合は近隣のコインパーキングを利用する必要があります。公共の交通機関なら菊水駅が近いです。
カジュアルフレンチが自分の身の丈に合う
自分は年齢的に、フレンチと言えば小綺麗な服を着て固い靴を履いて、飲めないワインを無理して飲んで……というイメージで、なんだか敷居が高く感じる世代です。（ワインブームがあったからかな）
でも、プティットレジョンのようなカジュアルフレンチなら気取らず料理を十分楽しめるし、ランチだからノンアルコールでも肩身が狭くないし、居心地が良かったです。
これからもたくさん利用したいです！ごちそうさまでした！
今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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