美味しんぼ12巻収録の「非常食」よりローピンを作ってみる

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今日は美味しんぼレシピの再現!

美味しんぼのレシピの中で、再現者数がかなり多いであろう「ローピン」という食べ物を作ります。

なんせ非常食として活用できるものですから、家にある材料で簡単に作れて、腹にたまるというのがローピンの魅力。

今日の昼食はローピンだ!

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「非常食」はこんなエピソード

12巻

「非常食」は、美味しんぼ12巻「黄金の意味」の巻末に掲載されているエピソードです。

東西新聞文化部の面々と、奥さんが元同僚である真山夫妻(4巻「食卓の広がり」のエピソード参照)とその友人、大出夫妻でスキー旅行に行く。

ところが、宿泊先である真山氏所有の別荘が大雪に見舞われ帰宅困難に。食料の買い置きがほとんどない中、当然食料の買い出しにも行けず、飢え死にしたくないと騒ぎだす友人夫。

そんななか余裕の山岡士郎が辛うじて見つかった僅かな食糧、小麦粉と長ねぎ、ごま油で作ったのがこのローピン。

お腹も膨れて気持ちに余裕が出て一件落着、というお話です。

どうやって帰宅できたかの描写がないのですが、最終ページで普段通り文化部での様子が描かれているので、なんとか帰ってこれたのでしょう。

12巻は、このローピンのほか、表題作のキャビアを黄金のスプーンで食べる話、いちご大福、呉汁、骨髄カレー、熱々の小籠包などなど、一巻通して読み応えのある巻でもあります。

まさに美味しんぼの黄金期を代表する一冊ではないでしょうか。

なるべく作中のレシピ通りにローピンを作る

ローピン、漢字では「撈餅」と書くそうです。中国の家庭料理、というか主食とかおやつなのかな。

では作っていきます。材料は小麦粉、長ねぎ、ごま油、塩、そして水。

材料

漫画では強力粉と薄力粉の袋が描かれていたので、これらを半々、50gずつ使います。

恐らく、中力粉を100gでもいいと思います。

作中では大人数の腹を満たすため、結構な大きさの生地をこねている描写でしたが、今日は私だけで食べるので粉100gで作ります。

 

長ねぎはみじん切りにしておきます。汁が出てネロネロになるのが嫌なので、粗めに刻みました。

 

小麦粉をこね始めます。ただ、山岡さんのセリフには「小麦粉をこねる」としかありません。

熱湯なのか水なのか指定がないので、熱湯35mlで練ったあと、冷水30mlを足してこねました。

こねる

これで耳たぶくらいの固さになる。

放置

ぬれ布巾で包んで1時間放置。1時間後、しっとりなめらかになっている。少し水分多すぎたかな。

1時間後

打ち粉を振った台の上で放置した生地をできる限り薄く延ばす。

漫画と同様に、最初は麺棒で手延べしていましたが、だんだん薄く延ばすのが楽しくなっちゃって、端をつまんで引っ張ったり、下に手を入れて引き延ばしたりしているうちに、台からはみ出るほどになってしまった。

はみでる

結局テーブルの上に直置きで延ばす方に切り替える(テーブル、ちゃんときれいにしてあります)。

薄い方が美味しいです。アップルシュトゥルーデルの皮にも似ている。

のびた

最終的に直径60cmくらいまで延ばしました。ちょっと破れちゃったけど、巻いてしまえば隠れるだろう……。

具

延ばした生地に長ねぎのみじん切り(1本分まるごと使いました)、ごま油、そして塩を振ってから、端からくるくると巻く。ごま油は大さじ1くらい使いました。

長ねぎが多いと甘くなるので、バランスを取るために塩も多めの方が美味しいです。

巻く

これをさらに渦巻き状に巻いて、フライパンにはまる大きさに延ばします。

薄すぎてネギがはみ出たところがあるが、まあいい。

焼く前

フライパンを熱し、(作中にはありませんが)ごま油を引いてから生地を入れ、弱火でじっくり焼く。実際は中まで火が通りやすいように蓋をして焼いています。

焼く

焼いている最中、目にしみるほどのネギ臭が……!多すぎたか?!

蓋をして10分くらい焼いていると、上面に油が染み出てきて、生地に透明感が出てきます。

これくらいになったら中心部まで火が通っているはずなので、ひっくり返す。

油しみ

返す

しっかりきつね色に焼けているので、返して同様にもう10分くらいじっくりと焼いて、完成。

生ねぎの刺激臭は薄れ、餃子のような火の通ったねぎの香りに変わっています。小麦粉とごま油の香も香ばしい。

これをカットして盛り付けて、熱いうちに頂きます。

もりつけ

ねぎが多かったからか、生地が薄かったからか、漫画のように渦巻きがはっきりわかるような断面にはなりませんでした。

拡大

でも、ちぎると中がちゃんと層になっていることがわかります。

層

表面の層はパリパリのサクサク、中の層はねぎの水分と油を吸ってしっとり。真ん中に近いところはチュルっとした麺のような食感もあり、楽しい。

漫画で語られた通りの食感です。

薄く延ばすのを頑張ったおかげですごく軽い歯触りになり、パイのようになっています。

そして長ねぎをたっぷり入れたことにより、甘さが出ている。ここにごま油の香りと塩気が入るとまるで餃子のような味にも思えます。肉は入っていないのに、十分すぎる満足感です。

美味しいです。非常食と言うにはもったいないくらいの上等な食べ物に仕上がりました。

熱々だとどんどん食が進んでしまい、一人で1枚全て食べきってしまいました。だから、冷めた時の食感はわからず。

うーん、小麦粉100gとごま油大さじ1……。悪魔的な食べ物だわ……。

でも、これが逆にカロリーを欲する非常時には最適なんでしょうね。

 

*作ってみてわかったローピンのコツ*

  • 生地は向こうが透けるくらい薄く延ばした方がいい
  • 生地が広がるぶん、長ねぎはかなりたくさん用意すべし(粉100gに対し1本)
  • 塩は多めにする
  • 根気よくじっくり焼く
  • 焼きたてを食べるに尽きる

恐らく私が初めて作った漫画飯がローピン

実はこのローピンにチャレンジするのは初めてではありません。

この美味しんぼ12巻が刊行された当初(多分10歳に満たない)、家で作ったことがあるのです。

でも、子どもの体内時計で1時間はとても長く、十分寝かせないままに延ばしに入ってしまったこと、子どもの技術では「できるだけ薄く」がかなり厚かったことなどが原因で、今日作ったものほどパリパリのサクサクには仕上がらなかった記憶があります。

しかしながら、漫画の世界の食べ物を作ったという満足感はあったなぁ。

それから30年も経った今、充実した設備、料理の手順や原理もわかったうえで作るとこんなに違うものかと、我ながら驚いています。

ローピン、また作ります。

 

やっぱり美味しんぼ再現料理は楽しい。難しいものも簡単なものも!

今後も何か作るつもりでおります。何がいいかな?!

 

ということで今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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