ドラムカーダーを活用しつつ、家にたくさんある染め羊毛を混ぜては紡いで色の変化を楽しんでいます。
自分用の覚え書きも兼ねて、何色を何g混ぜたか、どんな色になったかを画像付きで記録しています。
手紡ぎされる方、羊毛フェルトなどされる方、よろしければ参考になさって下さい。
手紡ぎ関連の記事はこちら
混ぜる前→混ぜて紡いだ後
羊毛はメリノ種、カラー羊毛はほとんど大阪府の染TAKEさんから購入したものを使っています。色の名前も染TAKEさんの商品名をそのまま記しました。(色見本に無いものもあり、それらは見た印象で色名を付けています)
グレーのメリノのみ、サッポロファクトリーレンガ館内のブリコルールで買ったものを使用しています。
ドラムカーダーはメーカー品ではなく国内で個人製作されたもの。一度に10~15gくらいの羊毛を入れて回せます。
紡ぎ車はアシュフォードのジョイ、シングルペダル使用です。
糸の細さは中細くらいで紡いでいます。
積丹ブルー
蒼穹 9.57g
ミンク 4.96g
琵琶湖 12.17g
すみれ 6.35g
濃紺(商品名不明) 9.39g
蒼穹が画像右上の青、商品名不明の濃紺が左上の青。
すみれというくすんだ紫色を混ぜて、出身地(積丹ではないが日本海沿い)の海の色を出したかった。
紡ぐ前のバッツ。思ったよりトロピカルな感じ?
紡ぐと青がきれいな毛糸になりました。
生うに丼が美味しい季節に行った積丹の海を思い出しました。ということで、毛糸の名前は積丹ブルーとします。
積丹ブルー、写真ではパライバブルーな色調が多いですが、肉眼で見るともう少し濃くて深みのある色に見えることが多い。深みがある色の方が日本海っぽくて好きです。
今年はうに丼、行けないんだろうな~。残念!
素敵夫人
富士の雲 6.05g
樫 14.83g
泥 20.77g
バルカン 3.43g
「泥」というグレーをベースに、落ち着いた色を作りたくて選んだ4色。
でも少しは華やかさが欲しいということで、赤系と紫系を少量混ぜる。
これが思った以上にいい感じの仕上がりで、軽さもありつつ、しっかり落ち着いている。
素敵なご夫人のような毛糸ということで、名前は「素敵夫人」。
ミックスジュース
山吹 23.51g
プリン 6.06g
珊瑚 8.36g
きつね 13.39g
いわゆるビタミンカラーな毛糸を作りたくて選んだ4色です。
あまりにオレンジ黄色ばかりだと目にうるさい毛糸になりそうなので、明るい茶色で引き締めを狙いました。
でも、少し引き締めすぎたかもしれません。
まあ、大人でも使える毛糸小物になりそうなので、これで良しとしましょう。
あれこれ入れすぎたミックスジュースがこんな色になりがちですよね。よって「ミックスジュース」という名前にします。
ユニコーン
白 24.03g
あやめ 4.96g
ラベンダー 6.08g
スコール 5.33g
晴 4.79g
薄い色調の青系毛糸が欲しくて、白たくさんとカラー羊毛少しずつあれこれ混ぜてみました。
カラー綿あめのような、このまましばらく鑑賞したいバッツになりました。これだけでもきれいです。紡がずフェルトにしてもいいかもしれない。
紡ぐと色が締まって、また違う印象になります。
幻想的な色で、ここ数年流行っているユニコーンモチーフがこんな色調だと思ったので名前は「ユニコーン」にします。
「大迷惑」などのあの方々ではありませんよ。
一度に40~50g紡ぐのはさすがに時間がかかる
ドラムカーダーを導入してから、一度にたくさんの羊毛をカード掛けできるようになりました。
が、紡ぐのは相変わらず足踏み式の紡ぎ車なので、たくさん紡ぐのが大変なことには変わりありません。
混ぜる羊毛の合計が大体40~50gになるようにしているのですが、これだけを中細(しかも双糸)にするのに1時間以上かかるんですよ……。市販の毛糸一玉分なのに……。
遠い昔は優雅な趣味などではなく、家族の衣類の準備、あるいは職業として手紡ぎしていた人がたくさんいたわけですよね。
私は空き時間を活用し、好きな時に好きなだけ楽しく紡いでいるので苦ではありませんが、生活のために手紡ぎ(そして手織り手編みも)するのは大変だったろうと思います。
うーん、何事も手作業が一番良いとは言えないですよね。機械化・効率化に感謝しなければ。
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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