珍しく家庭菜園ネタです。
今年初めてズッキーニを栽培してみているのですが、花が咲くところまでは順調だったのに、肝心の実が大きくならないんです……。
原因は、どうやら受粉していないことらしい。このトラブル、ズッキーニ栽培あるあるらしいですね。
そんな経験を書かせて下さい。
本当は雄花が先なのに、なぜか雌花しか咲かないズッキーニ
なぜ、未受粉が原因とわかったかというと、言うまでも無く雄花が一つも咲いていないからです。
雌花だけが立て続けに5~6個も咲いて、雄花らしきものはまだ青々としたつぼみのまま。
本来ズッキーニは雄花を先に咲かせ、虫を十分に寄せておいてから雌花を咲かせてそちらに移らせる、という大変賢い植物なんだそうです。
でもうちのズッキーニは何を間違えたのか雌花ばかりを咲かせる……。
調べてみると、同じような問題に悩まされている人は多いようです。
これを回避するためには、たくさん植えて一つでも雄花が咲いたらそれを全株に受粉させるとか、近縁種のかぼちゃの花粉で代用するとかなんとか……。
あとは、よその畑から花粉を運んできてくれる虫に期待するしかないようです。
ちょっとだけ大きくなったものの……
雄花が咲かない時点で、先に咲いた雌花はもう食べられないなと思っていたのですが(花ズッキーニとして食べるにも萎れすぎているし)、徐々に花の根元は膨らんできていることから、よそからの受粉を期待して待つことにしました。
しかし!4日経っても目立った成長は無いんですよ。
ズッキーニは本来、受粉すると4~5日で店頭に並んでいるサイズに成長しますが、うちのは大きな変化無し……。
角度が違いますが、メインで写っている実は同一人物です。
ネット上の栽培経験者のお話によると、どうやら、未受粉でも多少は大きくなるそうです。
でも、味はあまり美味しくないとか。
このまま置いておいても腐り落ちるだけのようなので、収獲してミニズッキーニとして食べてみます。
小さいやつを料理して食べる
収獲してきました。
断面はこんな感じ。
量があまり無いので、夕食のチキンソテーの付け合わせにして食べることとします。
オリーブオイルでジュージュー焼くだけ。
こう見ると、小さいきゅうりみたいです。
味と歯応えは普通のズッキーニ……。固いとか、えぐいとかは全くなく。ただの小さいズッキーニという感じ。
種が小さい分、そのプチプチ感が無いかなという程度です。
極端に不味いものでなくて良かった。
でも、考えてみれば花ズッキーニは花とこの小さな実を食べるんですから、不味くないのも当然ですね。
ただ、通常サイズのズッキーニよりも食べでが無いので、やっぱり大きく育ててから食べた方が良いですね。
【追記】雄花が咲かないのに、立派なズッキーニができた!
この小さいズッキーニを収穫した数日後、相変わらず雄花は咲かないのですが、なぜか立派に育った奴がいました!!
この時点で15cmくらい。翌日にはもう数センチ大きくなっていました。
もう収獲できるサイズです。
恐らくこれはどこか他所から花粉をもらうことができたラッキーな実なのでしょう。
風が強い日だったので風に乗ってきたか、それとも虫が運んでくれたか……。
とにかく、まともな実の第一号が育って良かったです。
この画像の左下にある花が雄花なのですが、これが咲いたらもう受粉の悩みは無くなる……!
順調に育ってちょうだい!
来年への反省点は
色々調べてみましたが、雌花が先に咲く原因はわかりませんでした。
来年に向けた対処法としては、雄花が成長している株を選んで植えるくらいしかできないか……。
ズッキーニは栽培しやすいと聞いていたのですが、こんな落とし穴があるとは驚きです。
今年植えた分にはまだいくつか雌花が付いているので、それはちゃんと受粉してくれるといいなと願っています。
【2019年7月追記】
雄花の花粉が無くても「トマトトーン」という薬剤を雌花に噴霧すれば、実が大きくなるという情報を得ました。
実際に噴霧して、成長記録を付けています。→こちらの記事
ということで今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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