なんか盛り付けが大雑把ですが、ご覧の通りピーマンの肉詰めです。
この料理をよく作る方なら必ずぶち当たる「ピーマン肉詰め脱げる問題」。
これを解消するためには、種を取らずに作ると良いという話を耳にし、検証してみることにしました。
※過去に投稿した内容に加筆修正して再投稿しています。
そもそもピーマンは種ごと食べて大丈夫なの?
「ピーマン肉詰めは種を取らずに作ると剥がれにくくなる」
これは、だいぶ前になんという番組だったか忘れましたが……、生活情報系の番組で見た知識です。
原理としては、ピーマンの肉詰めは種付きのまま作ると種の部分に肉が抱きつく形になり、脱げにくくなるとのこと。
でも、そもそも種って食べられるの?とか、この部分は苦いのでは……などという不安もありますよね。普段ピーマン料理を作るときは当たり前に取り除くものだという認識でした。
しかし!!よくよく考えたら、シシトウは種ごと食べますし、海外ではピーマンの種を取らずに料理に使うという話も聞いたことがあります。
フランス人は日本人がピーマンの種を捨てているのを見て、「なぜ?!」と思うそうな。
そういえば、うちのラタトゥイユはピーマンの種ごと入れるわ……。苦いと思ったことは無い。
ということで、味の面では心配無さそう。
ちょっと調べてみたところ、種の部分に栄養が詰まっているという話もありました。
むしろ、種は食べた方が良い部分ということですね。
ピーマン肉詰めを種付きで作るよ!
問題は、「本当に脱げずに焼けるのか」ということ。
実際作って検証してみましょう!
今回は、合い挽き肉、玉ねぎ、玉子、パン粉、牛乳+調味料のごくごく一般的なハンバーグ生地を詰めて焼きます。
ピーマンは、最初6個だけ用意しましたが、肉が余ってしまったのでこの画像の撮影後にいくつか追加しています。
種は付けっぱなしで作ります。が、ヘタの部分に苦みがあることと食感が悪いという理由から、ここを取り除いた方が美味しいです。種に繋がるワタは残したまま作ります。
いつもの肉詰めはピーマンの内側に小麦粉をまぶしますが、今回は脱げにくさを検証するため、敢えて粉はまぶさず直接肉を入れます。
では詰めていきます。種の裏側にも肉が回るように、そして空気が入らないようにギュウギュウに入れ込みます。
詰め終わりました。
結果16個(ピーマン8個分)できました。ちょっと作りすぎたか……。
いつものハンバーグの分量(4人分)で作ったのですが、肉詰めはハンバーグよりも肉を使わないってことですね。ヘルシー。
これをフライパンで焼いていきます。表面にも粉はまぶしません。
強火に熱したフライパンに油を引き、肉の面を下にして並べてから中火に落として、肉に良い焼き色が付いたらひっくり返して蓋をして蒸し焼きにします。
このひっくり返しの作業で脱げることが多いのですが、脱げたものは一つも無し!!
画像がなくてすみません。弱火にした後は10分ほどで中まで火が通りました。
この後お皿に移しますが、ここでも脱げることはありませんでした!
タレは焼きに使ったフライパンに赤ワインと市販のデミグラスソースを入れ、焦げをこそげるようにしながら煮詰めたものをかけています。
ピーマンの種は味にどんな影響を及ぼすか……?
味はやはり種の苦みなどなく、美味しく食べられました。
むしろ、種のプチプチ感がアクセントになって良い。
食べている最中にピーマンだけ剥がれ落ちるということも無く!食べやすかったです!!
種がある分ピーマンの容量が減り、一個に使う肉の量が少なく済んだので、ダイエットにも良いかもしれません。
これは今後の定番になりそうです!!
余談:肉詰めを作るなら立派なピーマンが良い
肉詰めに使うピーマンは、スーパーで袋に4個ぐらい入った細身のものよりも、大袋詰めで売られているような、肉厚で立派なやつの方が食べ応えがあります。
私はコストコで買うことが多いです!旬でなくても結構お安い。
また、大袋詰めで安売りしているものは、肉詰めに向かないようなしゃくれたものも入っていたりするので、形のいいものは肉詰めに、そうでないものは刻んで野菜炒めなどに使うと無駄が出なくていいですね。
ということで、今回はここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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