発泡を開けると、大量のナマコ!
旦那の実家から頂いたのですが、連絡が来てからすぐに取りに行けず、鮮度にちと難あり。
ナマコ酢は鮮度が良いうちに義母が作ったものを頂いたので、残りは煮付けにしてみます!
初チャレンジですが、どうなるかな?!
※グロ画像注意!!
ナマコの下処理をする
ナマコの下処理をしましょう。ここからの画像は見苦しいものになります。ご注意を……。
最初にご注意いただきたいのは、調理器具に油気や洗剤っ気が無い状態で行うこと。
ナマコはなぜか油や洗剤に触れるとドロドロに溶けてしまい、原形が無くなってしまうのです。
まず、頭とお尻の部分を切り落とし、
お腹の側(柔らかい方)から縦に包丁を入れます。
そうすると、内臓が出てきますのでそれをつまみ取ります。
10匹全て開きました。
内臓には砂がいっぱい詰まっていますが、うまく砂を抜いて塩漬けにすると珍味「このわた」になります。もしかしたら作れるかも、と思って捨てずに除けておきました。砂を扱き出すため、3%の食塩水に入れています。
ですが、内臓の鮮度も悪く、しごくと溶けて無くなってしまうくらいだったので泣く泣く廃棄。
ということでナマコ本体です。たっぷりの塩をふりかけて、ごしごしと揉みます。
粘液がたくさん出てきたら流水で洗います。この時点で、まだぬめりは強く残っていますがそれでOK。
次は、たっぷりお湯を沸かし、そこにナマコを投入。
そしてグルグルと二混ぜくらいしてお湯を切ります。
ここでナマコの下処理は完了。鮮度の良いナマコなら、この段階でスライスしてナマコ酢にできます。
本当はナマコ酢にできそうな鮮度のもの(堅いやつ)もいくつかあったのですが、ナマコ酢はもうあるので全て煮付けにしました。
煮付けを作る
ナマコの煮付けは、実は私はまだ食べたことが無かったのです。
これは、以前海沿いの町で働いていた友達に聞いて作ってみました。
友達もレシピまでは知らないらしく、私の想像で作っているのですが……。
ということで作っていきましょう。
鍋に水カップ2、酒カップ1と鷹の爪2本、下処理済みのナマコを入れ、強火で沸騰させる。
沸騰後アクが出たらすくいます。
ここで砂糖大さじ4、醤油大さじ4、鷹の爪2本を入れて弱火にし、落し蓋をして10分ほど煮る。
10分経ったら火を止めそのまま冷ましてできあがり。
ちょっと煮汁が多かったので、半分の量でもいいかもしれない。
作っている最中、部屋中が磯の香りでいっぱいになります。私は海育ちなので懐かしくなりますが、苦手な人はきついかも。
食べてみます
食べる時は、スライスして盛り付けます。すっごい縮む。
それほど生臭さは無いのですが、せん切り生姜をあしらって煮汁を少しかけます。
煮込む時間が短いせいか、コリコリとして「ツブ煮」みたいな食感です。
ほとんどがコリコリと硬いのですが、2本ほど柔らかいものがありました。それは煮る前から鮮度が落ちていたものだと思います。
歯応えを楽しみたいなら、鮮度の良いうちに煮付けた方が良さそう。
また、今回は生姜を添えていますが、翌日長ネギの薄切りを添えたらそちらの方が美味しかった。
生姜よりネギの方がおすすめです。
このナマコの煮付け、煮汁ごと炊き込みご飯にしたら美味しそうです。
頂いたナマコ酢もあり、ナマコ尽くしの夕食でした。
急に海産物を頂いたときの対処法を覚えておこう
我が家は両家の実家が漁業や水産加工業に縁深く、海産物を大量に頂くことがよくあります。
鮭一本とか、鱈一本とか、生イカ24杯とか……。たまに、箱ウニを10箱とかもある!
でも、二人暮らしなのでその日に消費することは難しい。なので、あらゆる海産物の調理法を知っておく必要があるのです。
さすがにナマコは今回が初めてだったのですが、これでまた頂くことがあっても大丈夫!という自信になりました。
やっぱり頂いたものを無駄なくお腹に収めるのが料理好きのプライド。迷惑がると二度と頂けなくなりますしね。
良い仕事をさせて頂きました!
ということで今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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