釣ったウグイで魚の甘酢あんかけを作る

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ウグイ 料理とレシピ
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数日前にニシンそばならぬ「ウグイそば」を作ってみた記事を更新していますが、今日もウグイ料理を作ります。釣りに行ったら釣れたから……。

本当はチカ釣りに行ったのですが、その釣り場はウグイもよく釣れることで有名なスポット。魚体の大きなものがよく釣れます。

そして今のシーズンは繁殖期に近く、脂が乗っていて美味しいと言われています。(と言ってもチカよりは美味しくない)

この脂が乗ったウグイを、今日は中華風の甘酢あんかけにして食べてみたいと思います。

 

これまでのウグイ料理一覧

ウグイ料理
「ウグイ料理」の記事一覧です。
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「糖醋鯉魚」をイメージして作る

ウグイと言えば独特の沼臭さがある魚。だから、アジア全般で食べられている鯉料理をウグイに変えたら美味しくできるのでは……と、いつも思っています。前に作ったベンガル料理「ジョル」も、元のレシピでは鯉を使用していました。

あと、私が知っている鯉料理と言えば……、「糖醋鯉魚(タンツウリーユイ)」、鯉の唐揚げ甘酢あんかけ。これ、昔調理実習で生きた鯉から作ったんですよ……。

本当はエラと内臓を取ったものに切れ目を入れ、油をかけながら丸ごとじっくりから揚げして、頭ごとザクザクいけるくらいに火を通して作るのですが、やっぱりちょっとウグイを頭ごと食べるのには抵抗があって、切り身にして揚げています。だって、すごいヌルヌルしてるんだもの……。

また、中華の甘酢あんかけは食紅で赤くして、めでたさを出すこともあるそうです。が、今日は手軽にケチャップあんで作ります。

ウグイの唐揚げ甘酢あんかけを作る

では作っていきます。この日持ち帰ったのはウグイ一匹とチカ8匹。

ウグイとチカ

本当はウグイだけでも4匹は釣れていたのですが、序盤に釣れた3匹はリリースしてしまいました。最初はチカだけをいっぱい釣るつもりだったから……。

で、後半、今日はチカは釣れなさそうだと気付き、そのあとに釣れたウグイの大きいのを持ち帰り。

その大きいウグイのうろこを取り、よく洗ってぬめりを落としてから三枚おろし。

三枚おろし

腹骨はすき取っています。この魚体の大きさだと、揚げても柔らかくならなそう。しかし、大きいウグイだと思ったのに、捌くとかなり少なくなりますね。

この切り身を半身4切れずつに切り分け、鮭と塩こしょうに漬けておきます。この工程、ウグイの臭みをごまかすために大事です。

下味

大体30分くらい漬けておきました。

甘酢あんの材料を用意します。

あんの材料

たけのこ1/2(下茹でしておく)、玉ねぎ1/2個、長ねぎ15cmは薄切り、人参1/3本、ピーマン2個、生姜1かけはせん切り。

甘酢あんの材料はケチャップ大さじ2、酢大さじ2、砂糖大さじ2、紹興酒大さじ1、中華スープ1/2カップ、醤油小さじ2、塩コショウ少々。これらは合わせておきます。別途、水溶き片栗粉も用意します。

冷蔵庫にある野菜を使い切りたくてこの量になりましたが、これだとウグイ一匹に対して多すぎました。野菜も調味料もこの半分の量でいいと思います。それか、ウグイを2~3匹用意するか。

 

そろそろ魚の下味も付いたと思うので、片栗粉をまぶして揚げていきます。

揚げる

身が軽くサクッとなるまで揚げるのがポイント。しっかり揚げた方が癖が弱まるし、身の中の小骨も美味しく食べられるようになります。

ウグイが揚がったら甘酢あんを作ります。

あんを作る

中華鍋に油大さじ1を熱し、生姜を入れて香りを出してからその他野菜を入れて炒める。油が回って艶が出たら調味料を一気に加えて沸騰させます。

人参に適度に火が通ったら、水溶き片栗粉でとろみ漬けして甘酢あん完成。

揚げたウグイにとろっとかけて、ウグイの唐揚げ甘酢あんかけできあがり!

甘酢あんかけ

食べた感想

見た目はすごく美味しそうにできたのですが、味は……、すごく美味しい!

下味を付けたおかげでウグイの臭みよりも酒の風味が立って、これが甘酸っぱいあんによく合います。

また、しっかり揚げた効果か、皮がサックサクで、その内側の身がゼラチンっぽくねっとりした食感になっています。

油と片栗粉の香ばしさがあると、沼臭さが全く気にならないんですね。鱈やカレイの甘酢あんかけにも匹敵する美味しさです。

これは今まで作ってきたウグイ料理の中で一番美味しい!間違いなく美味しいです。こんなに美味しいなら、最初にリリースした3匹も持って帰れば良かったな……。

野菜もたくさん摂れるし、ご飯にも合うし、なんと言っても外道代表が美味しく食べられるという喜びが大きい。

今後釣れたウグイはリリースしないでおこう。他にどんないい魚が釣れても持ち帰ります。

ごちそうさまでした!

ウグイを美味しく食べる方法は意外とたくさんあるんじゃないか

いやー、新発見でした。こんなに美味しいとは……。

これまでは「不味いウグイをなんとかして食べる方法」を模索していましたが、探せば他の魚と同じくらい美味しく食べる方法もたくさんあるのではと思うようになりました。

 

また、今がウグイの旬というのも美味しさにつながっているんでしょうね。これから寒さが深まるとさらに脂が乗るそうなので、また釣りに行ってウグイをゲットしてきたいと思います。

 

ということで今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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