この本の魅力は、素人の趣味レベルよりもハイレベルなお菓子レシピをプロのコツと共に紹介していること。
生地は混ぜすぎない、冷蔵庫で最低○時間寝かす、そしてその根拠などなど……。
忠実に作れば相手に「わあっ!」と言わせるプレゼント菓子が作れるようになります。
味重視のレシピなので、砂糖は上白糖ではなく粉砂糖が中心ですし、アーモンドパウダーやヘーゼルナッツパウダー、プラリネや複数のドライフルーツなど専門的な材料を使うレシピが多いのですが、その分仕上がりが素晴らしい!
この本を買ったときから自分のお菓子の味が大きく向上した実感がありました。
慣れや経験よりも的確な指導の方が技術向上に役立つ良い例だったと思います。
他にもおすすめポイントが満載!
基本的に家庭で消費するためではなく贈り物にする前提のレシピばかりなので、焼いたお菓子のギフト用包装方法、お菓子ごとの食べごろと賞味期限についても書かれています。
もちろん無駄が出ないことも重視していて、型抜きクッキーを抜いた後の二番生地の活用法も載っています。
本に書いてあるレシピはほとんど作ってみたと思いますが、特に美味しかったのはダコワーズとしっとりガトーショコラです。
ガトーショコラはともかく、ダコワーズ(ダックワーズ)の作り方は他の本にはなかなか載っていないんですよね。
ちなみに、ガトーショコラも一般のレシピと異なり、生クリームを使うリッチなものです。まさにギフト向け!
「お菓子愛」が詰まった一冊です。「私もお菓子愛なら負けない!」という人なら絶対に楽しめるはず。
ああ、この記事を書くために本を読み直していたら何か作りたくなってきた……。
ちょっくら富澤商店にでも行って材料を仕入れてこようかな!
ではでは、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます。
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