美味しんぼ24巻「カレー勝負」の至高のポークカレーを作る(マサラ編)

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美味しんぼ スパイスとかカレーとか
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先日「チャットマサラ」を作ってからどうしても読みたくなり、美味しんぼ24巻「カレー勝負」を買ってしまいました。

これは、子供の頃にさんざん読んだ本の一つで、昔実家にあったのですが、知らないうちに処分されていたんですよね。


※ここからは書籍のネタバレになります!

もし、「これから24巻を読む」ということでしたら、漫画を読んでからこのブログを読むことをおすすめします。

 

漫画の中ではカレー、特にスパイスの「ガランマサラ(ガラムマサラの方が一般的ですね)」「チャックマサラ(チャット、チャートマサラが正式名称らしいが、ここではチャックマサラで統一します)」にスポットを当てて話が進んでいきます。

終盤の究極VS至高の対決ではモルジブフィッシュを使った蟹肉のカレー、チャックマサラを使ったポークカレーが登場します。

さすがに蟹(しかもオーストラリア産マッドクラブ)を炭火焼にするというのは現実的ではないので、ポークカレーの方を作ってみたいと思います。

 

そこで、過去に自分で作ったガラムマサラとチャットマサラを使おうかと思ったのですが、これも漫画に記載のスパイスを使った方が良いのでは?と思ったので、まずはこれらを作るところから。

 

漫画にはどのスパイスを使うかは書かれているものの、細かい分量などは書かれていないので、自分の勘でやってみます。

 

至高のポークカレー作り一覧はこちら

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ガラムマサラを作る

この至高のカレーは、スープストックを作るときにホールスパイスを多数たっぷり使い、カレーソースにはガラムマサラ、肉の下味にはチャックマサラと、色々なところにスパイスが駆使されたカレーです。

 

チャックマサラはガラムマサラにさらに材料を加えたものなので、まずは基になるガラムマサラを作ります。

漫画の中に登場するモハメッド・イムティアズ・クレシさんという(当時)インドで一番有名なシェフのレシピなのですが、分量が無いので、これは手持ちの本やら過去に作ったガラムマサラやらを参考にして設定します。

 

漫画では、カルダモン、クローブ、黒コショウ、クミンシード、ナツメグ、ビッグカルダモン、フェンネル、メース、月桂樹の葉、シナモン、コリアンダー、シャヒジラ、赤唐辛子を使っています。

前に作ったガラムマサラ(こちら)には入っていないスパイスなどもあるので、ほかのレシピでこのスパイスはどれくらい入れるのかなどを見て適当に設定しています……。

(1)~(4)と番号が振られていますが、これは炒る順番。

ガラムマサラ材料

(1)クミン20g、コリアンダー12.5g、ビッグカルダモン(ブラウンカルダモン)5g、フェンネルシード5g

(2)ローリエ2枚、シナモン1本、ナツメグ1個、グリーンカルダモン5g、クローブ12.5g

(3)赤唐辛子3本、メース7.5g、黒コショウ10g

(4)シャヒジラ(キャラウェイシード)5g

 

このような配合で作ってみました。作ってから、ビッグカルダモンはもう少し減らして、グリーンカルダモンをその分増やした方が良かったかなと思った。

これらの材料を番号順に炒っていきます。

 

(1)を、弱火で10分炒る。

(1)

ビッグカルダモンが大きすぎて火が回らないんじゃないかと心配になったので、途中ではさみで半分に切った。

(2)を入れて、少々炒る。2~3分くらいにしました。ローリエはちぎって、ナツメグは粗く砕いておきました。

(2)

(3)を入れてざっと炒り、

(3)

すぐさま(4)を入れて一瞬炒って終了。
(4)

シャヒジラっていうのは、「シャヒ(高貴な)」「ジラ(クミン)」という意味だそうな。

希少なスパイスではなく、スーパーで普通に手に入るキャラウェイシードです。

 

炒り終わったスパイスを薬研で粉にします。

インドでは臼と棒などで搗いて粉にするらしい。だから、完全な粉末状でなくてもよさそうです。

薬研

結構量があるので、4回に分けて挽きました。

ガラムマサラ

こうしてできたガラムマサラ。思いのほかビッグカルダモンの香りが強い。グリーンカルダモンとは全く別系統の、渋い香りがします。

ビッグカルダモンはもっと少なくてもいい、高級品だし。減らしたら代わりにグリーンカルダモンを増やすとよさそう。

ビッグカルダモン、ブラウンカルダモン、ワイルドカルダモン。全て同じものです。

チャック(チャット)マサラを作る

チャックマサラは、先ほど作ったガラムマサラの一部を取り、アムチュールパウダー、クミン、黄色い唐辛子の粉を足して作るそうです。

私が前に作ったチャットマサラもアムチュールパウダーを入れて、クミンもたくさん入った。

美味しんぼのチャックマサラにはヒングが入らない。

アムチュールパウダーは意外といろんなスパイス屋さんで取り扱っています。

 

ということで材料ですが、やはり細かいレシピが無いので、自己判断。

チャットマサラ材料

ガラムマサラ大さじ2、アムチュールパウダー大さじ1、クミンパウダー小さじ2、赤唐辛子小さじ2。

黄色い唐辛子が手に入らないので、赤で代用です。

アムチュールは多めに入れた方が個性が出るかなと思い、多めにしました。

これらを混ぜる。

混ぜる

で、チャックマサラが完成。

チャックマサラ

味は酸っぱい、ピリ辛。粉っぽい。前に作ったチャットマサラのように塩が入らないので、味覚としては酸味だけがガツンときます。

2種類のマサラが完成、明日は肉の下ごしらえ

時間の都合上、マサラ作りは調理開始の前日に行っています。

香りが飛ぶといけないので、密閉瓶に入れて保存中。

 

実際には初日にスパイス作り、肉の下味付けをし、2日目昼に肉の加熱とスープストック作り、夕方にチャパティを焼いて最後の仕上げをし、夕食として食べています。

このように正味の作業時間は2日なのですが、一気に書くと画像も多くなるし文章もあちこちに飛んで大変なので、4日に分けて書くことにしました。

ということで、明日は豚バラ肉の下ごしらえ編です。

 

今回はここまで。

明日に続く……

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