残りごはんでひなあられを作る!

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完成 パンとお菓子
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今日は桃の節句、ひな祭りの日です!

これまで、ひな祭りのお菓子として桜餅やうぐいす餅など作ってきましたが、今日はもっと庶民派で誰もが大好きな、ひなあられを作ります。

しかも、残りごはんのリメイクという、コスパも最強なレシピで作っていきます!

今回はご飯をオーブンで乾燥させる作り方で、思い立ったその日に完成まで行ける方法を採用しています。

ただやはり、オーブンを使ってもご飯の乾燥には時間がかかるので、3~4時間くらいは見ておきましょう。

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残りごはんを干す

さて、まずはご飯を干していきます。

今回は残りごはん200gを使います。炊き立てよりも、一日炊飯器に置いてパサパサしたくらいの方が米粒がしっかりしていて作りやすいです。

残りごはん

これを冷たい流水で洗い、ぬめりを取りつつ米粒をばらばらにする。

洗う

水はなるべく冷たい方がいいです。お米のでんぷんが冷えて粘りが出にくくなり、粒が締まって扱いやすくなります。

洗ったご飯をザルに上げ、水気を切ってオーブンシートを敷いた天板に広げる。

広げる

本当はもっと薄く、重ならないように広げたかった。天板2枚使ってもまだ密です。

100℃に設定したオーブンに入れ、1時間半~2時間ほど乾燥させる。たまにドアを開けて水蒸気を逃がしてあげると乾きが早い気がします。

1時間後

一時間ではまだまだ。表面はカピカピしているけれど、米の中心はまだ水分が残っている。

乾いた

1時間40分乾燥させて、やっとカラカラになりました。

すぐに揚げない場合は、この状態で湿気ないように乾燥剤を入れた密閉容器で保存します。

※ご飯の乾燥はザルなどに広げて空気のきれいな風通しの良い場所で干すという方法もあります。この場合は室温、天候にもよりますが、2~3日程度かかります。

今は外が氷点下なので外干は無理、室内も適切な場所が無かったので、オーブンを使いました。

オーブン乾燥よりも自然乾燥の方が揚げた時のふくらみが良い気がするので、環境が許すなら是非自然乾燥で!

干したご飯を揚げる

ご飯がカラカラになったら、揚げていきます。

揚げ鍋に新しいサラダ油を多めに出します。なんせ元が白ご飯ですから、新しくない油だと匂いと色が付いてしまいます。

また、ご飯が油をかなり吸うので、油はたっぷりと。けちるとすぐに油が足りなくなります。

揚げる

油が入った鍋を火にかけ、180℃~185℃に熱する。

適温になったら乾燥ご飯を一掴み入れると……、ふわっと膨らみます!御覧の通りかなり体積が増えるので、たくさん入れすぎないように注意。(温度に確証が持てない場合は、米一粒入れて膨らんだら一掴み入れるようにする)

膨らみがおさまったら即座に網杓子などで掬い取り、紙の上などで油を切る。すぐに上げないと焦げてご飯が茶色っぽくなるので早めに引き上げるように心がけましょう。今回ちょっと茶色っぽくなってしまいました。

揚がった

揚がったご飯は重なると下の方が油っぽくなるので、重ならないように!

 

揚げている最中、膨らみが悪くなってきたら温度が高すぎor低すぎです。

膨らまずすぐ茶色くなるようなら高すぎなので冷たい油を足すか、火を止めて油を冷まします。

ずっと沈んだままで泡が少し出る程度なら温度が低すぎ。少しだけ火を強めて油温を上げましょう。

揚がったご飯に砂糖衣を着せる

揚がったご飯はこれだけでサクサク美味しいのですが、今回は三色のひなあられを作るので、もうひと手間かけて仕上げます。

 

まず、全てのあられに白砂糖で蜜掛けします。

上白糖50gと水大さじ2を鍋に入れ、火にかけて煮詰める。細かい泡が出るくらいになったら(温度計で108~110℃くらい)全てのあられを投入!

糖化

火を止めずに木べらでひと混ぜして、全ての蜜が絡んだら火を止める。絶えず混ぜ続けると、あら不思議!白く再結晶して粒がまたばらばらになり、砂糖衣を纏ったあられになりました。

蜜を絡める

これだけでも美味しいのですが、3色に分けるためもう一度蜜掛けします。今回は茶色くなったのをごまかすために厚めに砂糖をかける目的もあるので、最初から3つに分けて各色蜜掛けしてもいいですよ。

砂糖を30gずつ、3つ用意します。着色用に食紅、食緑を少量の水で溶いたものを用意しておきましょう。

あられはざっと1/3ずつに分けておきます。

1/3は白いあられなので色素を入れずに作ります。さっきと同じ鍋に水大さじ1と砂糖30gを入れ、一回目と同様に煮詰めて蜜掛け。

二つ目はピンクのあられ、砂糖が煮詰まる寸前に水で溶いた色素を垂らし、

色付け

全体がピンクになったところであられの1/3を加えて同様に絡める。

絡める

緑も同様に作っていきます。

3色

こうしてできた3色のあられを混ぜたら、ひなあられの完成です!

200g、およそドンブリ一杯分のご飯で結構な量のひなあられができます。

完成

光の関係でピンクと緑、白の色の差がわかりにくいですが、肉眼ではしっかりひなまつりカラーです(上のバットの画像のようにしっかり色が付いています)。

食感はポリポリのザクザク、そして甘ーーーい!全部で砂糖を140gも使っているんですから当然甘い。でも、ひなあられってこの甘さが全てよね。美味しいです。ひなあられ大好き。

市販のひなあられのように形が揃っていたり、色がきれいだったり、食感がふんわり軽いものではありませんが、とても美味しい。

結局揚げたご飯と砂糖の味だけですから、よほど焦がしたり、膨らまなかったりしなければ、誰が食べても美味しいひなあられだと思います。

是非作ってみてくださいね!

あられアレンジ

今回は食紅、食緑を使ってケミカルな色合いに作りましたが、全て真っ白に作ってから取り分け、抹茶やいちごパウダーなどをまぶして3色にすることもできます。(蜜を煮詰めるときに混ぜてしまうと、熱で色が飛んでしまいます)

ただ、まぶしつけるだけだと色の定着が悪いので、3色のあられを混ぜてしまわずに別盛りにした方が良いと思います。混ぜちゃうと粉が落ちて全て同じ色&味になってしまいそう。

 

また、絡める蜜をもっと煮詰めて飴状にしてからあられを投入すると、雷おこしのようにガチッと固まります。ちょこっと醤油を入れたり、ピーナッツなんかも入れたりして、これはこれで美味しい。

 

また、そもそも乾燥させるときにわざと密にしてご飯同士が繋がるように乾燥させれば、中華おこげも作れます!

炭水化物!油!炭水化物!

見た目も華やかなひなあられが完成しました。

が、作ってみるとわかる通り、ご飯と油と砂糖でできているんですよね、これ。

子どもの頃はうまいうまいと一心不乱に食べたものですが、その正体がわかった今は、軽くつまむ程度に抑えたいところ。でもついつい食べ過ぎちゃうんだよねぇ。

残りごはんでできたエコなひなあられ、味もとても美味しいんですが、くれぐれも食べ過ぎにはご注意を……。

 

ということで今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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